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【ビル・ゲイツがスーツを着るようになった日本での出来事】

 先進米国IT業界の創業者は、ラフなスタイルが多い。
アップルコンピュータのスティーブ・ジョブズは、
黒の丸首セーターにジーンズ。
Facebook(現Meta)のマーク・ザッカーバーグは、
以前は、Tシャツ、短パン、サンダルだった?!
世界のビリオネアー、トップ5に常連のマイクロソフトの
創業者、ビル・ゲイツ。創業期は、よれよれのボタンダウン
シャツに、コットンパンツ姿だったことを知る人は少なくなった。

 1992年、Windows 3.1を日本のパソコンにバンドルする
ことに関する打ち合わせに来日したビル・ゲイツは、
日本のパソコンメーカーの錚々たるトップがスーツ姿で出迎
える会場に上述のとおり、上着を着ることなく白のボタン
ダウンシャツに、コットンパンツで、入って行った。
 会議終了後、当時、日本マイクロソフトの社長だった古川享が、
「ビル! 今度、日本にビジネスで来る時には、スーツで
来て!(着て!)」と懇願した。それ以来、日本へのビジネス
出張の際には、スーツを来てくるようになり、本国アメリカでも
スーツを着るようになったようである。

当時、パソコン協会の職員だった菅野は、その会場まで、
ビル・ゲイツをアテンドした。協会の常任理事だった古川社長
から、スーツ事件の話をあとから聞くこととなった。

※著者:菅野弘達のプロフィール
 https://www.socialmedia-marketing.jp/profile/

(2021.12.17 Vol.1)


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