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縦型・ショート動画、ビジネス活用術シリーズ1:Instagramリール(第5回)

今回は2回続いた動画撮影前のプラン
ニングのテーマが終わり、いよいよ
縦型、ショート動画の撮影のポイントに
入ります。
重要なポイントして次の3つがあります。

1)横型動画(YouTube等)、縦型動画
(Instagramリール、TikTok等)構図の
違いを理解して撮影する。

2)被写界深度を理解して撮影する。

3)複数のアングル(角度)で撮影する。

先ずは、1)横型動画(YouTube等)、
縦型動画(Instagramリール、TikTok等)
構図の違いを理解して撮影する。

これまで主流だった横型動画の画角比率は
16:9。縦型動画の画角比率は 9:16。

これまでの横型では、横幅が広いのでフレー
ム(画面)が広く取れるので編集のし易さが
ありますが、縦型だと多くは主役が「人」で
縦に長い被写体なので、しっかりと被写体を
捉えることができる反面、その他の情報は
フレームからそぎ落とされ、例えば、どこで
「場所」というのはとらえずらくなります。
その事を理解して、構図の違いを意識して
撮影します。

2)被写界深度を理解して撮影する。
被写界深度とは、撮影の際、ピントがあって
いるように見える範囲のことを指します。
一般的にスマホ撮影の場合には、レンズが
小さいので、ピントが合う範囲が短い、
被写体深度が浅くなります。よって試し撮り
をしてみて、主役の「人」のぼけ具合を確認、
理解して、「人」が前後に動く範囲に注意して
撮影します。
*「人」が前後に動かず、カメラが前後して
撮影する方法もありますが、この場合、カメラ
が動くので、ピントがはずれる可能性が高く
なるので、カメラは極力固定して、主役の
「人」が前後、左右に動くのがベストです。

3)複数のアングル(角度)で撮影する。
上記1.で述べたように、フレームの横幅
が狭いので、主役の「人」以外の情報が
そぎ落とされてしまいますので、1つの
シーンでも、正面から撮影する以外にも、
真横や真上、斜め上など、さまざまな角度
から撮影しておくことにより、映像のバリ
エーションを増やす撮影をします。
可能であれば、アングルの異なる2台以上
のカメラで撮影できれば撮影時間を短縮
できます。

以上、3つのポイントを解説しましたが、
当然のことながら、スマホで撮影しようが、
一眼レフカメラで撮影しようが、三脚や
スマホホルダー、手振れ防止スタビライザー
を使って画面のぶれを防止するのは言う
までもありません。

また、上記1)~3)を撮影のポイント
として解説しましたが、実際は前号で
解説した1本の動画撮影プランニングの
②台本作成の際、カット割りや絵コンテ
を書くときに考えておくべきことですが、
実際に撮影経験がないと、台本作成時に
予想、考慮できないので、撮影、プラン
ニングを重ねて、両方の内容を高めていく
必要があります。

次号では、撮影した動画の編集のポイン
トを解説いたします。

(2022.11.18 Vol.22)

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