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【議事録】『コロナ時代の僕ら』を読むー渦中で何が話されているかー

※本読書会は8月8日に終了しております。購入者限定でパワポ公開中です

「スローで考える読書会」第4回は
パオロ・ジョルダーノ『コロナ時代の僕ら』を扱います。

読書会の詳細案内は下記のようになります。
※本noteの購入をもって、参加のためのパスワードが配布されます。

スローで考える読書会 vol.4
■日時:2020年8月8日15時〜17時頃
■場所: ZOOM ×メガネヤ
※メガネヤに来られる場合はnoteをご購入の上、TwitterDM(@socialdia)にその旨ご連絡ください。
■選書:パオロ・ジョルダーノ『コロナ時代の僕ら』
■参加方法:
・この記事を購入(200円)いただくと、ZOOMミーティングへのリンクとパスワードを確認することができます。開催開始時間になったら、リンクに飛んでパスワードを打ち込み、入室してください。
・フリートーク形式ですが、レジュメを作成いただくと議論が盛り上がるので、是非作成の上ご参加ください。レジュメは事前にソーシャルディアのTwitter(@socialdia)DMに、Zoomで表示する名前と併せて送付ください。




◆選書理由(文責:もっち @mocchi2020)


前回実施した6月は緊急事態宣言も開けて
なんとなく安心感が出てきた頃でした。
今回はコロナの第2波(?)吹き荒れる中での実施となります。

慌ただしくすぎるこの間、社会は多くのキーワードを作り、
摩擦をなるべく逓減させながら動いてきました。

・緊急事態宣言
・アベノマスク
・GO TO
・給付金
・ソーシャルディスタンス etc..

これらのワードを聞いた当時、あなたは何を考えたでしょうか。
一喜一憂したり、あるいは経済的にも大きな打撃を受けたという人も。
個々の声はTwitterをみれば蓄積されています。

では、『僕ら』は何を考えたのでしょうか。
コロナ禍は漠然とした不安をもたらました。

私たちが医療崩壊やコロナ感染のリスクを恐れるその裏で、
実際に進んでいたのは「隣の人と見ている景色が違う現象」ではなかったでしょうか。

・身体リスクの有無
・働き方の違い
・立場の違い
・年齢の違い
・家族構成の違い

などにより、『僕ら』の恐れ方は大きく違ったはずです。

社会が作ったキーワードは共通体験を生んでるようで、
その実私たちの集合的記憶を作ることを阻害し、分断を進めています。

しかしいま書店には、『僕ら』の記憶を形作る本が数多く並び始めました。
中でも『コロナ時代の僕ら』は、
第1波の際に特に感染者の増加が多かったイタリアにおいて
著者が2/29ー3/4の記録をまとめた文章と、コリエーレ紙に寄せた
「コロナウィルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」
を再編したものです。

パオロ・ジョルダーノは素粒子物理学での博士号を持つ小説家という異色の経歴の持ち主です。
必ずしも医学・統計などには還元しきれないコロナ禍において、
その文学的想像力をもって立ち止まり、考える。
そのような機会となれば良いと考えています。

今回の読書会ではメインでは『コロナ時代の僕ら』を扱いますが、
あくまで副読本として下記、参考となる本を記載いたします。
もし余裕があれば、あわせてぜひ読んでみてください。


また、哲学者である谷川 嘉浩さんが、『コロナ時代の僕ら』について補助線となるレビューをしています。こちらもぜひぜひ読んでみてください。


初参加の方も歓迎ですので、ぜひお気軽にポチっとしてみてくださいね。


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