見出し画像

9年勤めたソフトバンク株式会社を卒業しました。

2019年6月末で9年勤めたソフトバンク株式会社を卒業しました。
---
長文エントリーですので、お時間許す、かつ興味のある方のみご一読ください。就職活動や転職活動をしている方にご覧いただいているようですので、Twitterの連絡先を掲載しましたので、必要な方はご連絡ください。


大学を卒業して、ソフトバンク株式会社に入社し、コンシューマー部門で代理店営業を4年半、米国赴任を1年、法人部門でパートナーアライアンスを中心とした事業開発を3年半勤めさせて頂きました。私は同じ会社に9年も在籍しているのですが、M&Aで大きくなった会社の統合前に3つの会社に渡り歩かせてもらったような感覚です。多くの経験をさせてくれた会社には感謝の気持ちでいっぱいです(^^)たくさんの方に読んでいただけているので有料にしてみました。収益は若者向けの就職相談のコーヒー代や応援しているNPOへの寄付に使わせていただきます。

2010年4月に入社しましたが、2009年春に内定をもらってから約10年が経ちました。最初の仕事はソフトバンクのケータイの売り上げを上げるために様々な取り組みをする代理店営業でした。当時はiPhoneの独占販売をしていて、今では初代のiPhone4が発売されていました。スマホの普及も始まり、会社も売上と利益が伸びました。現在では3Gでも電波の問題はなくなり、5G時代に向けて期待が高まっています。代理店営業の中では、売り場で直接販売することは少なかったですが、上司には「自分で売って信頼を勝ち得なさい」とアドバイスされ、北関東の家電量販店で販売応援をしていました。最初はなかなか売れずに苦労しましたが、日々改善し成長していきました。2年目の夏、あるチームで働く機会を得て、厳しい日々が始まりました。その厳しさが私の仕事の基盤を作り、良い思い出となりました。その後、私の仕事はソフトバンクの売り場を増やすことにシフトしていきました。全国のチェーンストアの中にスマホ売り場をオープンさせることがミッションで、後輩たちと協力して売上向上に取り組みました。ブログやYouTubeを活用した施策など、様々な取り組みをしました。厳しい部署でしたが、先輩や取引先の方々のサポートがあり、ラグビーで培った取り組む姿勢が役立ちました。社会人として3年間過ごし、目標の売上目標達成率No.1も達成し、新たな挑戦に向かうことになりました。

私はSprintというアメリカの携帯キャリア会社の代理店営業を担当していました。会社には海外勤務の希望を出しており、その願いが叶ったことに感謝しています。英語があまり話せなかった私も、帰国後は普通に英語が話せるようになりました。これは私にとって初めての転職経験であり、アメリカで働くという環境の変化も大きかったです。

アメリカでの仕事では、初めはディスカッションができず自分の意見を伝えることが困難でした。しかし、毎日英語漬けの中で徐々にディスカッションができるようになりました。言語の違いは理解しやすかったですが、国と会社の文化の違いを乗り越えることも重要でした。私たちは異なる文化を受け入れ、会社の文化を共に改善していく日々を過ごしました。苦労はありましたが、真正面から向き合っていると仲間も増え、現地の仲間たちと協力して全国のテレフォンカンファレンスで成功事例を共有することもできました。

アメリカでは仲間が少なく、先輩ばかりでしたが、今でも多くの先輩方との関係が続いています。1年間のプロジェクトを終え、無事に日本へ帰国しました。

日本に帰国後は海外企業とのアライアンスを中心にした事業開発の仕事を法人部門でしてました。法人部門はその昔、日本テレコムを買収した会社がベースになっていて、自分の中では2度目の転職で、3社目に入ったような感覚でした。営業、営業推進と営業畑だった自分にとっては事業開発という仕事は新鮮でした。事業開発は多くのことを総合的に行うために好奇心旺盛な自分にとってはあれもこれも取り組めて楽しい職場でした。新しい部署でほとんど知り合いの人がいなかったものの、最後には知り合いだらけになっていたのは、3年半の間に多くの方にお世話になった証拠でした。その半分の期間には管理職も担当させて頂き、まだまだひよっこな状態から管理職にチャレンジさせて頂いたこともあり、苦労は絶えませんでしたが、これまた苦労は終わってみると大きな糧となって自分の血となり肉となるので、その機会を与えてくれた上司たちには感謝の気持ちでいっぱいです。同じく法人部門にいる後半には、孫さんがソフトバンクビジョンファンドを立ち上げられたこともあり、ファンドのメンバーとしてではありませんが、その日本での協業案件に携われたことも貴重な機会でした。海外企業とのやりとりも多く、多くのテレカンや海外出張など、これまた貴重な経験をさせて頂き、多くの経験値を積ませていただきました。

振り返ってみると、ソフトバンクでの9年間はあらゆる形でパートナービジネスに関わっていました。コンシューマ部門での代理店営業、アメリカでの代理店営業チームの営業推進、法人部門でのパートナーアライアンスを中心にした事業開発。多くのものを身につけさせてもらった会社を卒業することは、後ろ髪を引かれるような気持ちでもいっぱいでしたが、面白いことに事欠かない会社もどこかで区切りをつけないと自分でも次に進めないと思い、次のステップに進むことにしました。新しいチャレンジについては、また落ち着いた頃にでもご報告させて頂きます。

画像1

よく通った本社社食からの風景を最後に。

----

就職活動や転職活動をされている方によく見られているようですので、何か質問があればTwitterのDMで受けるようにします。何かあればご連絡ください。

気に入ってくださった方は、↓から「スキ」「フォロー」もお願いします。

宋 浩典

サポートいただきました一部のお金はTABLE FOR TWOを通じて、発展途上国の子供たちに給食を送るために活用させていただきます。 https://jp.tablefor2.org/