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トヨタ セリカはファミリーカーであった

Z32からセリカ(ST180)へ

 トヨタ セリカ。当時、私は2シーターのスポーツカーZ32に乗っていたが、子供が生まれたことで、後部座席にも乗れる車が必要になった。本来ならば4ドアが適してるはずだったが、、、

 やはりかっこいい、この丸っこいデザインに惚れ込んでセリカを選んだ。リトラクタブルヘッドライトが特徴的なブラックのボディは、まさに黒い稲妻のようだった、、、とは言い過ぎで、GT-FOURなどスパルタンなクルマならまだしも、ATの大人しいクルマだ。

5代目 ST180型(1989年 - 1993年) ATである。

 映画「私をスキーに連れてって」で原田知世が乗っていたセリカは、当時、多くの若者の憧れの車だった。私もその一人であり、映画の影響でセリカへの想いが強くなった、、、という事は全くない。そもそも映画も見ていないし知らない。

 この独特の曲線美を活かしたデザインに惹かれただけだ。この"ぬめりデザイン"は、当時マツダのユーノス500やセンティアなどがあったことを思いだす。

家族との思い出

 セリカは、スポーツカーとしての性能だけでなく、実用性も兼ね備えた車だった。荷室も広く?、子供との家族旅行も十分に使える車だった。もともとシャーシはセダンのコロナと共通だったはず。

 セリカで子供を乗せてドライブした思い出は、今でも鮮明に覚えている。チャイルドシートを取り付けるのは大変だったが、小さな子供とのドライブは格別だった。

小さな子供なら乗れる後席だった
斜めからのデザインはとても良かった

別れと再会への想い

 しかし、2年後、セリカを手放すことになった。やはり子供が大きくなるにつれて、そしてアクティブに生活することを考えると、厳しい面が出てきた。いくらなんでもキャンプなど不可能だ。

それでも、セリカに乗って楽しかった思い出は、一生忘れないものだ。

 近年、旧車ブームの到来でセリカを見かける機会が増えている。状態の良いセリカはとても高値で取引されているが、もし機会があれば、またセリカに乗ってみたいと思っている。

セリカへの想い

 セリカは、私にとってはやや大人しい扱いだった。サーキットを走る訳でもない。ATで普通にゆったりと走ればそれで良かった。そう言えばエアコンは壊れたぁ、、、買った直後に壊れていた。

 当時、クルマオークションで見つけてもらったが、ATとエアコンは絶対に心配ない物を買うのが定番と決めてい自分だ。その点だけは注意して取って欲しいと言ってたにも関わらず、買ったはなからエアコンが壊れていた。きちっと直してもらったが怪しい、程なく二回目の修理に見舞われた。ちょっと悲しい想い出だ。。

 いま、こんな曲線デザインのクルマは見かけませんが、時おり似たクルマを見ることがある。しかも黒なのだが、とても精悍でかっこいい。とても20年以上前のデザインとは思えない。

 いつかまた、この黒いセリカに乗れる日が来るだろうか、、、と結構真剣に考えてます。

(終わり)

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