SYVPで学んだこと【1期生】Vol.2
Share Your Value Project(SYVP)を通して学んだことを
瓜生原ゼミ生一人ひとりが語ります。
「決める力・責任・面白さ」佐藤雄亮
SYVPでの活動を終えてから3年。
社会人としてようやく一定の仕事を任されるようになり、
あの頃に本気で活動をしていてよかったなと思うことが度々あります。
活動当時、想いの強いメンバーに囲まれて、なかなか意見が合わず、
前に進まないことが何度かありました。
考え方・価値観の違い、いろいろなものに起因していましたが、
そのたびに、話し合い・相手を理解することを大事にして、
ひとりひとりの想いを汲んで、でも、誰がリーダーというわけでもなく、
みんなで決める。
(社会人になってからは、こんな風に決められることは少なくて、
少し歯がゆい思いをすることがあります笑)
そうしてみんなで決めたことは、みんなに責任が生まれ、
一定のプレッシャーもありながら、全力で取り組んでいました。
だからこそ面白く、実行してリアクションを得た時には、なにが良かった?なにが悪かった?と次につながる。
そんな経験を、SYVPではさせて頂きました。これが今も、活きています。
私は、いろいろな学びをくれたSYVPに対する恩返しのためにも、
これからもSYVPの一員として、現在のメンバーの活動を支えるとともに、
自分もできる限りの活動を続けていきたいと思います。
「思いがけない未来に “だれかのためのこれから”を見出す」櫻井 清亜
スマホ1台であらゆることが完結してしまうように、
わたしたちの暮らしが加速度的に進化・変化していく現代は、
予想できない“思いがけない未来”が連続しているように思います。
ただ、どんな未来が待っていようと、
自分なりに気づいた「今も、これからも大事にすべきこと」を大切に、
こんな未来がくるべきではないかとビジョンを描き、
その未来に対して自分にできることはないかと考えるようになれたのは、
SYVPとして過ごした時間があってこそ得られたものでした。
瓜生原ゼミに出会うまで、
臓器提供も意思表示も縁遠い存在だと思っていました。
深く考えたこともなかった領域に戸惑いながら、
移植を受けた方や医療関係の方々の話を聞く機会をいただいて、
臓器提供の状況や意思表示することの意義を、少しずつ、
自分なりに噛み砕きながら学ぶ時間を積み重ねました。
私自身も意思表示を紙に書くことにはじまり、
普段たわいもない話ばかりしていた私の家族と、
命の話をする貴重な機会が生まれたり、友人も興味をもってくれたりと、
自分を通して周りの興味や行動が変化する瞬間を見ることができました。
そしてこの頃から、
臓器提供に関する意思表示は「未来へ向けた意思表示」として、
その人と家族の今とこれからの関係や、思いがけない未来を
より良い方向へ変える力があると確信して取り組みました。
社会人として4年目を迎えようとする今も、SYVPで得た気づきを大切に、
多くの人が幸せに暮らせる未来を描いて行動を起こす・促すことで、
今描かれる未来を少しでもよく変えていきたい
という思いをもちながら日々を過ごしています。
「考え続ける姿勢・学び続ける姿勢」酒井翼
「アイディアはいつも教室の外から生まれる」
これは私がSYVPの活動を通して痛感したことだ。
組織のアイデンティティから、介入企画のコンセプト、
イベントのブースデザインまで。
SYVPでは様々なアイディアを考え、形にする機会を得た。
そんな活動を振り返ってみると、アイディアが生まれるのは、いつも
「教室の外」だった。
「教室の外」という言葉には2つの意味がある。
1つ目は物理的に教室の外にいるということ。
ゼミ外の時間に、自宅で同期と考え続けた企画が、
多くの人にインパクトを与える。
そんな経験から、どんな時でも常に「考え続ける姿勢」の大事さを学んだ。
2つ目は教室の外での学びがアイディアに結びつくということ。
ゼミメンバーが日常の生活で見かけたものや、
ゼミ以外で経験したことが結びついてアイディアが生まれる。
そんな経験から、どんなことからも「学び続ける姿勢」の大切さを学んだ。
考え続ける姿勢と学び続ける姿勢。その先に未来を切り開くアイディアが生まれると信じて、日々を過ごして行きたい。
「つなぐ、ひろげる」切山英子
私は学部生そして、大学院ではティーチング・アシスタント(TA)として
研究室に関わってきました。
学部生時代の1番の学びは「人を信じること」でした。
私は何事も1人でやった方が早いかつ正確である。
コミュニケーションにコストをかける方が面倒だ。と思っていました。
しかし、大きなことは1人で成し遂げられません。
また、人には得手不得手があります。
そんな時、無理をせず仲間を信じることで、
一人ひとりの力を最大限発揮できると知りました。
また、TA時代は指導者として学部生と接しました。
元から人間関係の悩みが多く、空気を壊してしまうタイプのため
試行錯誤の日々でした。
その中でも「後輩たちが教えてくれる私」については、
いつも驚きがあります。
昔から悩み続けてきたことをすごいと褒めてくれたり、
何気なくしていた対応が相手の心に響いたり、
予想し得ないことの連続でした。
他者からみた自身の認識は新たな課題の発見や自信につながりました。
私には「文科系と理工系をつなぐような人になる」という夢があります。
自分の専門と他の分野のつながりを考えることはとても大切です。
全てのことが夢へとつながり、世界が広がる感覚が胸を躍らせます。
今後も自身の想いに素直に生きていこうと思います。
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#瓜生原ゼミ生の言葉
Vol.3へ続く…