聞いてほしい君に向けて。

すごく端的に言えば、慰めてほしいのだと思う。
夜ふかしをするといつも最後にはナーバスになってしまうことを理解しているから早く眠るくせに、久々の人、物事の前でうまく行かなかったりして。
だから別に中身はない。それでも聞いてほしい。漠然としたこの不安を、なんとなく許容してくれる君へ宛てている。

私は雰囲気でなんとなく自分が嫌いだ。
好いてあげるふりをして、なんとなく嫌いだ。
今までやってきたことのひとつひとつにも自信は持てないし、君や誰かにもらった嬉しい言葉もこんな夜には忘れてしまう。

誰かを大切にしたいふりをして、結局自分が一番大事だ。心穏やかにいるために今のように君を利用したり、冷静な判断もできなくなったりする。

自分が生きるために自分を甘やかしてしまう。嬉しいものが何度も欲しくて、見返す前に君に言葉を求めてしまう。

自信をつけなければ誰かを不快にさせるからと、君に自信を求めたり、他の物から自信を借りたりして、結局君を不快にさせる瞬間を恐れている。

自分のためにすることも、気づいたら誰かのためや生きるためで息苦しくて結局自分すら大事にできない。中途半端だ。

自分はできないくせに棚に上げてしまったり、自分の当然のマナーを押し付けたくないのに気になってしまって器が小さい。

そのくせ面と向かって言うでもなく八方美人になって下手に人に期待させる。そして結果的に自分が苦しくなる。

どうしようもなく優柔不断なのだと思う。どのように生きるか定まらずフラフラして。

幸せになりたかった。
君が話を聞いてくれる今、幸せであることを理解した上で大変失礼だと思う。
それでも過去を間違えたくなかった。間違えなければ君と出会えなかったのに、こんなことしか思えない。

自分が呼吸をしやすいところにいたいのに、僕が一番今大事な友人はきっとお互い息をつまらせている。

好きな人と一緒にいることのできる人になりたいのに変われない。

弱音を吐いて君が慰めてくれるのを待ってる私はずるいよな。
自分が愚かで矮小でなければこんなことかんがえずにすんだのにな。

どれだけ自分を甘やかしても心が満たされなくて前へ進めなくて、ずっと度々孤独に感じてしまうここが私は怖いんだ。

本当は誰かが助けてくれるのを待ってるんだと思う。
でも助けに来てくれた人をみんな傷つけてばかりで、悪いときはここへ引き込んで、怖いんだ。
君は僕より若いし未来があるから、捕まったり変なリソースを割かせたくない。だけれど君は優しいから、次こそはと下手に期待をしていたりする。

どうか、どうか。
君は僕の話を聞くだけでいてほしい。大事だからこそ幸せになってほしい。
だけれどどうか、僕の話を聞いてくれ。僕が生きるためだけで申し訳ないけれど。
どうか僕がなんとか助けたいと思うような魅力的な人間に映ったり、情に流されないことを願ってる。

君との時間は最高に楽しい。幸せだし時間が許すならいつでも遊んで話していられる。
だからこそこれが変わることへの恐怖があって、仲良くなりたいのに一歩踏み出せなくて苦い思いだ。

嫌って拒んでいると勘違いしないでほしい。
好きだからこそ君を拒むしかない私を許してほしい。
そしてどうか、仲良くしていてほしい。

いつもありがとう。今日もごめんね。

精神病持ちの邦楽好きでゲーム好き。健忘有り。 文章を丁寧に書くよりもその場で思ったことを勢いで書いていきます。 主に音楽、ゲーム、日常(疾病)についてです。