「くぼなお」。【2023年5月9日】
この「とりあえず毎日書いてみる大作戦」をはじめる前の4月に、「これ、どこかに書きたいなー」と思っていた話がある。
それは、「くぼなお」という友達の話。自分にとって大事な存在が数多くいるなかで、「くぼなお」のことだけ書くのは、おかしいかな、と思いつつも、おれは、書きたい。
できるだけ、すべての人をリスペクトしたいと思っている。そのリスペクトは、能動的なもの。自分から帽子をとって、リスペクトを「する」。これが欠けた人間にはなりたくない。
同じリスペクトでも、ちがうものがある。それは、尻もちをついて、帽子がぶっとぶぐらいの、衝撃がある感じの、リスペクト。リスペクトを「してしまう」やつ。
リスペクトを「してしまう」人は、決して、多くはない。いや、正直に言うと、けっこうすくない。そんな人に出会えることは、とても幸運なことだと思う。
「くぼなお」は、そんなやつ。リスペクトしちゃってる。
どんなやつかと言うと、
よく飲む、よく食べる、ちょっとぽっちゃりな「くぼなお」との酒とメシは、マジでうまい。
ひかえめにいって、人類でトップクラスでいびきがうるさいが、「くぼなお」といく旅行や出張は、マジでたのしい。
「くぼなお」といると、「こいつは自分のことなんかどうでもよくて、人を大切にしたいのかなー」と思うけど、ちゃんと、自分も大切にしてる。
おれの#18歳の成人式 のときも、後輩の選挙のときも、真ん中にいるやつを応援する方法を背中で示すから、応援団の真ん中には「くぼなお」がいる。
出会って4年ぐらいが経つのかな。東京に出てきて、「あなたと出会えてよかったよ」と思える人と話しながら、どこで会ったかなー、と考えると、「くぼなお」がいることが多い。
さっき、「尻もちをつくような」と書いたけど、ちょっと違うかも。時間が経てば経つほどに、歳を重ねれば重ねるほどに、「くぼなお」のすごさが身に染みてくる。
「くぼなお」は、恩を返す隙を与えない。それが、ウザい。おれは、ずっと、返す隙をうかがってる。それは、きっと、おれだけじゃないはず。
ここまで書いて、冒頭で『自分にとって大事な存在が他にもいるなかで、「くぼなお」のことだけ書くのは、おかしいかな』と書いたけど、ぜんぜんおかしくないや、と思った。おれの周りの人たちは、みんな、「くぼなお」のことを書きたくなるおれの気持ちをわかってくれるだろう。
そんな「くぼなお」に、負けたくない。たぶん、あいつは、するするっと、すげえ感じになっちゃう気がする。うーん、負けたくない、というか、ずっと近くで「くぼなお」に応援してもらえるように、そして、近くで「くぼなお」を応援できるように、がんばりたい。そう思える。そう思えるやつがいるって、幸せなことだ。
今日は、いびきはうるさい(あと、LINEの返事も遅いしそっけない)けど、最高にリスペクトしてしまう友達について、でした。
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