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本当は疲れているあなたへ。【2023年5月22日】

今年、1月20日。道端で倒れた。渋谷から、六本木に向けて歩きながら、オンラインで打ち合わせをしていたときのことだった。

倒れたときの記憶は、ほとんどない。どうやら、道端で通りかかった人が救急車を呼んでくれたらしく、気がついたら、病院に運びこまれていた。

いろんな検査をしたが、結論は、「過労」だった。自分は割と丈夫だと思っていたし、過労で倒れるなんて、よっぽどのことだと思っていただけに、本当に驚いた。

人は、倒れる。

1月は、#18歳の成人式 に向けてのクラウドファンディングの真っ只中だった。毎日、いろんなところに顔をだして、たくさん話をしていた。それだけじゃない。準備を進めながら、日々、イレギュラーな出来事に対処する。

遅く寝ても、早く目が覚める。早く寝ても、寝た気がしない。思い返すと、自分のもてるすべてを投げこんだあの挑戦に、ひどくプレッシャーを感じていた。

それでも「自分のやりたいことだ。自分で決めてやっている。成し遂げたい。」という思いがガソリンとなって、自分をオーバーヒートさせるまでにしてしまった。

倒れたことはショックだった。それ以上に、自分よりもショックを受けている周りの大切な人たちの顔をみて、ショックを受けた。

自分がやりたくてやってること、という自分のわがままで、周りの人を心配させてしまったことがショックだった。

それからは、いろんなことを割り切った。自分を大切にすることは、自分の周りの人を大切にすることだ。

5月も中盤。周囲で体調を崩している人を、多く見かけるようになった気がする。4月からの新生活がはじまって、その生活に順応するために必死だった身体には、じわじわと、ボディブローのようにダメージが効いている。そこに、季節の変わり目というストレートような一発が加わる。そして、人は、膝をつく。

倒れたセンパイとして、センパイ風を吹かせたい。本当は疲れてるのなら、ちゃんと、休んでほしい。無理は禁物だ。人間は倒れるし、打ちどころが悪ければ、死んでしまう。

あなたの代わりはいないが、あなたに代われるようにがんばれる仲間がいる。その間に休んで、また、戻ってこればいい。

「I'll be back」って、カッコつけてよ。

大好きな先生が言ってた。風呂入って、飯を食って、よく寝ろ!と。そんで、部屋の掃除をして、すこしして、できればあっかい味噌汁でもつくって、自分の暮らしを、自分の手に取り戻していく。

仕事は、それからでいい。
元気が、いちばん大事だよ。

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