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自分の機を待つことの大切さ。【2023年11月14日】

仕事で大事なこと。いや、なんなら人生というところまで解釈をひろげてもいいかもしれない。押せばいいわけじゃないときがある。押すでもない、引くでもない、ちょうどよいところで、待つ。そういうタイミングがある。

「機を待つに仁、機に乗ずるに勇」という言葉もあるように、昔から戦でも、機をうかがうってことの大切さは言われ続けている。武田信玄の「風林火山」も同じようなことを言っているのかもしれない。あと、「人事を尽くして天命を待つ」とか、「天地人」とかもそうかも。

動くのは大事だ。一歩を踏みだそう、とか、挑戦しよう、とか、よく聞くし、おれも言う。だって、それは何かを変えるために欠かせない要素だから。

でも、機を見極めること。虎視眈々とそのときを待つことは、もっと大切だ。たとえば、お米の収穫。土を耕す、水を張る、苗を植える、稲へと育てる。他にもきっといろんなプロセスがあって、ようやく稲刈りの時期がくる。年中、収穫ができるなんて、ありえない。

仕事や人生で、米の収穫と大きく違うのは、人によって、その収穫のタイミングが大きく違うということだ。自分が必死こいて土を探している時、隣で、もしくはSNSのその先で、稲を収穫している人が目につく。そうなった時、いかに自分のペースを保てるか。まだ育っていない苗を植えて、枯らしてしまうことだってある。

だから、人と比べず、自分のペースで、と感じてはなく、自分のタイミングを、自分の機を、自分で見極める。

その時が来るまで、決して焦らない。目の前の、今日やるべきことに集中して、きっとやってくる自分だけの収穫のタイミングで勇気を持って収穫する。

待つのはしんどい。動いている方が、安心する。それでも、自分を、その先の未来を信じて、待つのだ。

時は来る。高校時代の恩師に、昔から、そして今も、言われ続けていること。必ず、あなたにも時はくるから。

今日も読んでくれてありがとうございます。2007年のM1グランプリを見ていた。優勝はサンドウィッチマン。勇気をもらった。

いつも応援ありがとうございます!!!