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4つの視点から見る、リヴァプール一時帰休制度利用の騒動

配信はこちら

リヴァプールの一時帰休制度利用による騒動について話しました

 4月16日のさかろぐ配信の中でリヴァプールの一時帰休制度利用による騒動を取り上げました。例のごとく配信の書き起こしは上げていきますが、一足先に配信の概要をまとめました。

 この騒動についてはこちらの記事にまとめられてます。一連の出来事はサポーター視点で語られることが多いように感じますが、実際には複数の関係者がいるため、それぞれで異なる見方があります。そうした様々な視点からこの出来事を見たら…?というのをテーマに二人で話しました。

出来事を見る4つの視点

 今回は4つの視点(①サポーター②経営者③選手④俯瞰)から整理しています。

サポーター
・サポーターが制度利用を批判した理由
・サポーター組合(Spirit Of Shankly)の役割

 サポーター視点では主に報道されているサポーターによる反対の声を取り上げましたが、単にクラブが稼いでるからだけなの?それ以外にもこれまで作り上げてきたクラブイメージとか社会的責任の面からの声もあるのでは?といった問いについて考えています。

経営者
・一時帰休制度以外の選択肢
・新型コロナ騒動収束後の移籍市場
・従業員への対応が先に行われた理由

 批判される対象となった経営者側に立つと、最初の発表にもいろいろな意図が見えてきます。選手よりも先に従業員への対応を行わなければならなかった事情があったり、コロナ収束後も強いクラブであることを見据えているように思います。

選手
・給与削減に対する反応
・長期的に見た選手会の交渉の意味

 選手としては、クラブ存続のための給与削減に対して意見は分かれそうです。自ら削減を申し出ることが美談として取り上げられる一方で、選手会がリーグと交渉しているケースもありますが、単にゴネてると捉えてよいのでしょうか。

俯瞰(第三者)
・選手の減給による国税収への影響
・国際機関(FIFA)の動き
・国ごとの雇用形態の違い

 最後に少し引くと、プレミアほどの規模の選手年俸になると国の税収にも影響を及ぼすことが見えてきます。もう複雑です。さらにはFIFAが静かな理由や、国ごとの雇用形態によって顕在化する問題が異なるのでは…?といった疑問について喋りました。

サポーター以外の視点から見るきっかけに

 今回の出来事はまだまだ考える余白があると思います。たとえば実際に一時帰休を指示された職員がどう感じているのか、はたまた選手代理人はいまどう動いているかなどなど。
 普段サポーターであると、何かを見るときにサポーターの色眼鏡をかけがちな気がします。実際私もそうです。ですが配信で4つの視点から見ると、今まで考えもしなかったことが見えてきました。
 見方に答えはないので、ぜひいろいろな視点から見るきっかけにしてもらえれば嬉しいです。

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