#1ではボールの構造を解説し、#2ではボールに対してどのように力を加えるべきかを解説してきました。 #3では、ボールの回転を含めたキックの解説をしていきたいと思います。 そもそもみなさんはなぜ回転のあるボールが曲がるかご存知でしょうか? 答えは「揚力が働くから」です。 初めて聞いた人も多いと思いますので説明しますと、 「物体は動いているとき、空気の流れが速い側の圧力は弱くなる。それによって生じる力。」です。 「ん?どういうこと?」
#1では、ボールの構造を解説していきました。 ボールの構造が分かったところで次はどようにボールに力を加えたらいいのかを解説していきたいと思います。 みなさんは正確なショートパスと聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか? 「真っ直ぐ転がってくるバウンドのないパス」 おそらく、ほとんどの人がそんなイメージをもっていると思います。 では、パスを蹴るときにボールにはどんな力が加わっているでしょうか? 答えは下の図のようにボール
みなさんはサッカーをしていてキックの蹴り方を考えたことがありますか? よく 「軸足のつま先を相手に向ける」 「シュートのときは上体を被せる」 「ボールの中心を蹴る」 などと聞くと思いますが、どうしてそうすると正確なキックができるのでしょう? 今回はそんなキックの仕組みを物理的な視点から#1、#2、#3の3章に分けて解説していきたいと思います。 正確なキックを知るためにははじめにボールが球体である事を理解しておく必要があり
「あなたにとってバイエルン・ミュンヘンの10番といえば誰ですか?」 私と同じようにアリエン・ロッベンを思い浮かべる人も多くいるのではないでしょうか? 数年経った今でも私のバイエルン・ミュンヘンの10番はアリエン・ロッベンのままです。 では、アリエン・ロッベンといえば? 恐らくほとんどの人がカットインシュートを思い浮かべるんじゃないでしょうか。 右サイドから細かいタッチでドリブルを始め、カットインしてからの巻くようなシュートは「分かっ