ドリブルするな!ではサッカーは上手くならないけど・・・

ジュニア年代では個人の技術を向上させることにフォーカスして指導しているとろが多数あると思います。
自分の携わっているチームでもその傾向が強いです。
個人技術として、サッカーの基本である゛止める゛゛蹴る゛゛運ぶ゛
どのようにトレーニングしているのかといえば、単純な反復練習を繰り返すだけ、という指導者としては誰でも出来る、極端な話保護者の方でも出来るトレーニングが結構行われています。

確かに反復練習は必要ない!とは思いませんが、それが毎回となると、どうなのかな?とは思います。
技術は使えなければ意味がなく、また、使う場所、どんな技術を使うのかを選択し、その場において正しい技術を使うことが出来なければ、技術の向上とはならないのかと思います。
例えば1対1のトレーニングで、ボールを受けた後、相手DFに向かってドリブルし、フェイントを仕掛け突破する。
どうですか?よくある風景ですが、果たして正しいトレーニングなのでしょうか?
゛相手を自分に食いつかせて交わす゛にしても、自分から相手に向かってドリブルすることが正しいのでしょうか?
良く現場で゛仕掛けろ!゛
と声掛けするコーチがいるのですが、その時の子供達を観ると、相手に向かってドリブルする選手が多い(少なくとも自分が携わっているチームは特に多く感じます。)
なと。
技術はあるけど、プレーの選択として正しいのか?
サッカーは相手をドリブルで抜いたら得点になる競技ではありません。
DFの選手が自陣からドリブルする事は正しい選択ですか?
ドリブルするな!ではサッカーは上手くなりませんが、ドリブルしろ!
でもサッカーは上手くなりませんよ。
状況判断をし、正しいプレーを選択し、実行できることで、サッカーは上手くなるのだと思います。
私のスクールではこの、状況を判断し、選択したプレーを正確に行うこと。
にフォーカスしています。
個人コーチでは、もっと詳しく、深くサッカーを理解する事を指導していきます。

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