②次男のこと(J下部)

次男は年長からサッカーを始めた。

次男ははっきり言って初日からとても上手かった。初日なのに誰も相手にならない。そして誰にもパスをしない。

年長~1年だと4-4とか5-5でミニゴールで試合をすることが多かったけど、全員抜いてゴールということを繰り返していた。

1年からはJ下部のスクールにも入った。

小2でJ下部からのスカウトを受け、小3から入団。

スカウト内容は、スクールの時に見にきていたジュニアの監督に自分が呼ばれて、「何の話?」と思ったら、「とても技術が高くて可能性が高い子だ思います。セレクションを受けてもらうという形になりますが、○○くんなら受けてもらえれば入団できます。」

みたいな話だった。

昔から親子でそのJチームのサポーターだったし、とても嬉しかった。もともとその気がなかった本人も、スカウトされたことが嬉しく喜んで行きたいとのことだった。

セレクション会場では緊張しているようや親子がたくさんいた。しかしうちは内定をもらっているため、同じチームになるのはどの子かという目線だった。ちょっと優越感だった。

自分はスポーツを真面目にやったことはなかった。幽霊卓球部員だった。もちろん大して活躍したこともない。かけっこやマラソン大会ではいつも後ろのほうだった。なぜうちの子が‥まぁ未来永劫続くわけではないから、ちょっとした神様からのプレゼントかなと思った。

2次セレクションでは全然いいプレーがなかったのにやはり当たり前のように合格した。3次の面接でも、スクールでのプレーの話ばかりだった。

「J下部のセレクションは、当日に頑張るようでは遅い」

後から聞いた言葉だ。ちなみに後日書くが長男も4年時にJ下部のセレクションを受けたが、落ちた。そういうことはやはりあるのか。

その時のチームからはかなり引き留められたが、最後は監督もコーチも友達も上級生も快く送り出してくれた。今でも試合や練習で会うとみんなで手をふってくれる。



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