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ティール組織勉強会         第Ⅱ部 第4章 全体性を取り戻すための努力/一般的な慣行~物語ること(P266)

<著書 要約>

 ベルリンにある学校には物語ることを核にした信頼とコミュニケーションを作る行事がある。
毎回、全員で歌を歌い、共同体としての仲間意識を高める。
ステージには一本のマイクがおかれ、誰もが話して良いが、簡単なルールがひとつある。
私たちはお互いをほめたたえ、感謝するために集まっていると言うこと。
歌を歌った後はまず私がと感じた生徒と先生が立ち上がり、ステージに上がり、マイクをとり、その週に他の先生や生徒がいったりしたことをほめたたえ、あるいは感謝の言葉述べる。
そして席につくと次の人がステージに立つ。
マイクの前に立った人は苦労している人と、絶頂期にいる人2人についての簡単な物語を発表する。
 物語を語ることは、生徒と教師の垣根を取り払う。
誰でも沈んだ気分になったり、混乱したり、落ち込んだり、助けを求めたくなったりする。
それが人の自然な姿なのだ。
そして、誰にでも共感する能力はあるし、誰もが他人を助け、慰め、友情を示す方法を知っている。
立ち上がって他の人を褒め称えるには勇気がいる。
生徒たちは面白かったり、感動したり、心が温まる物語を避けようとしない。
生徒も先生も毎週の集会があるからこそ、この学校には学ぼう、協力しよう、成長しようと言う素晴らしい精神が育まれているのだと考えている。

◆◆スタッフHさんの感想◆◆

 物語を語ることで、人の背景や色々な考えを知ることができると感じました。
色々なことがある中での、今の成長を感じられることで、自分を認め、相手を認めていけると感じました。
その人のうわべを見るだけだと、言葉ひとつ、態度一つの感じ方も変わってくるので、物語を語ることは大切なことだと感じました。
 リーダーミーティングでも、その人の背景を知ることで、自分が考えていなかった行動を、なぜその人がとっていたのか、と言うことを考えることができるので背景を知る、物語を語り、物語を聞くと言うことは人とのつながりには大切になってくると感じました。

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◆◆スタッフSさんの感想◆◆

 スタッフEさんが先生から借りて発表している本でも、ストーリーを語る事で伝わりやすくなるいくつものエピソードを発表していただいてますが、日々感じたことなども含め、表面的ではなく、体験に基づく言葉は伝わりやすくなることを意識していきたいと思いました。

◆◆スタッフNさんの感想◆◆

 物語は生きてきた経験を言葉にするので、生きた言葉になるのかなと感じます。
うわべじゃなく、中身のある言葉に人は興味を惹かれるし、魅力を感じるのではないかと思いました。
 お互いの物語が重なったときに新しい物語が生まれ、それが絆になると思います。

◆◆スタッフMさんの感想◆◆

 人の物語を受け取るということは、より深く関わることになります
どんな物語が背景にあっても、受け取れるという自分の器と相手への尊敬などさまざまな要素が、実は必要なのだと思います。
だからこそ、そこに互いの成長があるのかと感じました。

◆◆加藤院長 コメント◆◆

 表現はなかなか難しいですが、お互いの意見を「聴く」という文化が それぞれの表現力も磨かれてくるのかもしれません

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