〝パティシエ〟てなんなんだ。

私は19歳の頃から
ケーキの生クリームの絞りをしたり、
生地を焼いたり
カスタードクリーム作ったり、、

お菓子を作る という仕事をしてきました。

でも
大きなケーキ屋さん
ブランドのあるケーキ屋さん ではない。

ケーキバイキングのケーキを作ってた。

大体のケーキバイキングは
工場で作られた、
既製品を並べるだけなんやけど、

勤めていたところの
ケーキバイキングの料理長が
大きなホテルの製菓部門出身で、
うちは手作りでやる。といった
感じやったので
それを知ってそこに働きに行ったわけではないのやけど、
ラッキーなことに
いろいろ作らせて頂いていました。

19歳でその時私は大学生。
アルバイトで働きにいっていたのやけれども、
ほんと、仕事の仕方、
段取りの組み方、
作業性、
お菓子をどのように表現したいかと
いう心の持ち方。
いろいろと教えてくれた。
結局、
無我夢中で仕事していた。

世間から、みたら
ただの、
〝アルバイト〟
でも、
ねぇ。

アルバイトと社員の境界線って何?

責任が違うとかってよく
言われるけれど、

そんなことない、
そこで
お客さんからお金をもらって
作ったケーキでしあわせを
提供しているんよ?

アルバイトも社員もプロやろ。

10年経った今、
社員も経験した今、

その想いは
いまでも変わらない。

その後学校を卒業し、
コーヒーの世界に入りました。
そこでケーキはありましたが
その時は
人が苦手やったので

克服するために
接客 と 人に魅せる仕事の
ラテアートを必死でやりました。

そこでも先輩方にとっても恵まれ
接客 の面白さ
それから
作るだけでは
アート (作品)なだけ。

対、人がいるからこそ
そこにしあわせ を作れるし
提供できるということを
実感したように思います。

ここで出会った先輩方は
今でも大切な
私の兄や姉のようです。



子供を産んでからは

御縁があってパン屋のお菓子を焼かせて頂いていました。

お菓子の商品開発、営業、宣伝、
販売、帳簿も書いたし事務作業もたくさんやった5年間でした。

もちろん、パン屋やからパンの製造販売も
こちらも無我夢中でがむしゃらに働きました。

ありがたいことに
自分のおいしい!と思うポイントまで
真剣に考えさせられ、
表現させてくれた場所でした。

今はそのお店の納品先やった
カフェで同じようにケーキを焼かせて頂いています。

今度は接客やコーヒーなどもしたりしながら。

どの職場でも食べてくれる方と
直に関わりながらお菓子を焼かせて頂き自分のお菓子が
その食べてくれる方の生活の一部となっていると思うと、
身の引き締まる思いで

とってもありがたく、
しあわせで。
いつもお菓子とお菓子を通しての仕事と
向き合ってきました。

ケーキ屋さんでは働いたことありません。

やから、
世間で言う〝パティシエ〟では
私はないと思います。

〝パティシエ〟という言葉が
どこからどこまでを指す言葉なのか
わたしにはわからないですが、

私は
自分の作るお菓子と
そのお菓子と関わってくれる方々とは
真剣に向き合ってきたつもりです。

パティシエ、
とかもそうですが、
なんとかの資格とか、
マイスターとか、
なんやろ、、
言葉だけが一人歩きしてるなぁと最近思う。

もっと中身を見て欲しいし
物事の本質を見て欲しい。

私も
もっと物事の本質に向き合っていきたいし、

中身のある人間になりたい。

もっとしっかりと向き合っていこう。

なんか急に書きたくなったので
思いをばーっと書いてしまった。

読んでくれてありがとう!
ゆ季


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