甘さのポイント

職場で
チョコシフォン が完成し、
昨日から出させて頂くことになりました。

何度か試作をさせてもらいました。

1回目は ココアのみで。
チョコ感がやっぱり薄く。

2回目はチョコもココアも入れて。
でも次はチョコ 。。
なんやけども
甘さもうすーく、
チョコも前よりはあるんやけど
あとちょっと
甘さとチョコ感と欲しい。
なんか材料たちが
バラバラの味。
あとちょっとでまとまるなぁ。
と、いった感覚。

みんなはこれでいいんじゃない?
充分おいしい、と、言ってくれたのだけど
あとちょっとで
まとまる!と、
3回目は
砂糖を一台につき10gほど足しました。

そしてみんなで試食。

チョコ足した? と言われるほど

お砂糖と、チョコがいい感じにまとまり

甘さもチョコもしっかりと表れてくれました。

╰(*´︶`*)╯♡

私の菓子は

他のケーキ屋さんと比べると

〝甘さ控え目〟という言葉に単に位置付けられるのかも知れないけれど

私の感覚では

そのお菓子
の材料たちの個性
(小麦粉とかここではチョコやね)を
引き出すことができる子が
砂糖 という子で。

決して
お菓子=甘さだけのもの
ではないというのが私の持論で。

今回砂糖を少し足しただけで
チョコの個性もより引き出たことで
確信したのでした。

私の経験した結果
感じることやから

正解とか
不正解ではないけれど、
(そもそも正解ってなんなんやろね)

経験したことやから
私は信じてる。

絶対
味を、
材料達を
引き出す甘さのポイントがある。

それが作り手の本来の仕事なのでは、
とも思う。

決して、
数字だけおったレシピの通りに作ることや

化学調味料を添加したらOKな簡単なものでもなく、

教科書通りやったらいいわけではなく。

もっと
自分の感覚や感性を大切にして
作ることの方が
自然なのでは、とも思う。

でも、
今は添加物だらけのものや
精製された砂糖ばかり
何も感じず
何も考えず
食べている人
生活している人が多いから
食べてもらってもわからない人も多いのかもしれないけれど、、
(麻酔のように麻痺してるから。。)

でも、それでも。
今回のシフォンはスタッフ誰もが
おいしい と言ってくれ、
私の目標としていた
素材の味を引き出すこと。
それは決して他の精製された
甘さのものよりかは
甘くはないから理解しずらいかも
しれないのに
私の おいしさ をわかってくれた気がして。

なんやろ。
本来人間に備わっている
おいしい素材のポイント
奥から感じてくれたのかなぁ。と
思うと
まだまだこの職業
やりがいがあるよな、
と思ったのでした。

読んでくれてありがとう😊

ゆ季



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