スモーキーな香りから表現したいもの。

最近、久しぶりに
梅田の百貨店のデパ地下を通った。

10年前からずっと変わらずな
整列させられた
なんの欠点もない
キレイにショーケースに
入ったケーキ達。

バレンタイン前やからか
そこに群がる大勢の人々。

あまりにも10年前と変わらない景色に
なんとも切なく
寂しい気持ちになった。


その湧き出る気持ちのまま
焼きたくなったクッキー。

旦那が焙煎したコーヒー豆。

種類はブラジル。
深煎りで

お湯を注ぐと
タバコのような
もくもくが漂うスモーキーなコーヒー。

この社会にはむかような、
スモーキーな香りでお菓子を作りたくなった。

それを粗挽きでゴリゴリと挽いて。

存在感はしっかりと出す。

〝コーヒー味〟ではなくて
ちゃんと〝コーヒー〟のクッキー。

だからって、
コーヒーに負けた生地じゃダメやから
ちゃんとコーヒーと共存する
クッキー生地を。

熊本産小麦粉の有機小麦粉
チクゴイズミと
四つ葉バターでしっかりと
粉の味、バターの香りも出してあげて。

そっとよりそう甘さは
〝きびあじ〟という、
コクのあるお砂糖やけども
黒糖よりは存在感がないものを。

粉、バター、コーヒー豆の

個性をしっかりと出すように、
仕上げる。

カラッとしっかり中心まで火を通して。

ザクザクっとポリガリッと。

スモーキーな香りとともに

ほんのり甘い。
バターの優しい香りが
程よく、
スモーキーさを演出する。

私は
お菓子、ケーキにしても。
その並べ方や見せ方にしても。
作り方や食べ方にしても。

社会にしても
働き方にしても
学校にしても
子育てにしても

そんなに整列させて
並べさせなくて、
完璧でなくても
いいと思う。

もっと心から
笑って楽しんで

個性を個々人それぞれの
表現や想いを

出せる場を。
尊重しあっていけたらもっといいのになぁ。


子育てにしても

習い事にしても
あれもこれも習わして
みんなに遅れないように、とか
みんなより先に!とか
みんなと平等に!しな!とか、、

基準ばかりで習わしてる人多いなぁ。と。

何が言いたいか。
それって
子供のこれ、覚えたい!って
気持ちよりも
親のエゴじゃないの?
親が恥ずかしい思いしたくないからでしょ?

〝みんなと同じ〟は安心やけど
最近しんどいな、、と思う日々。

我が家は習い事はまだ何もしていません。

それは
今の子どもと一緒に過ごす時間も大切にしたいから。
共働きやからこそそう思うかもしれないけど、

勉強だって、
寄り添って親子一緒にする時間が大切やと思うから。
親との過ごす時間、
思い出や経験の方が
小さいうちから
習い事をやらすより、
よっぽど大切やと思う。

子どもが 〝これやりたい!もっと知りたい!〟と言ってこない限りやらせない。

その子が自分で考えて、
そこまでやりたいと思ったことは
一生懸命、勉強するやろし
練習すると思うから。

私自身が
小さいころに習い事をたくさんしていて
どれも通わされた感があったからか

結局大人になった今はその習い事からは
何も習得していない。
(ピアノなんか10年通ったのに(^_^;)

でも。
学費をローンで組み
自分で働いて毎月6万を8年間
やり続けた
お菓子の専門学校。

通ったのは2年やったけど、
自分で決心して
リスクもおったからこそ、
今の自分にお菓子の所作、
先生の言葉は今でも染み付いている。

この経験があるからこそ。
ちゃんと子供の意思を自由を
尊重してあげたいと思うのです。

この本が流行ったり

SMAPの世界に一つだけの花が
流行るのに

実際の社会は真逆に見えるのは
なぜやろう?

頭と行動は違うの?

そんな少し反発?した気持ちで。

でもあくまで
我が家は我が家らしく。
私は私らしく。
私の気持ち
家族の気持ち。
大切にしたいことの
優先順位、
もっとはっきりさせながら。


お菓子と子育て、生きること。

していきたいな。


長くなりましたが^^;

読んでくれてありがとう!
ゆ季

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