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正解だらけのクルマ選び その13【アルト商用バン】

沢山の思い出の詰まったルノートゥインゴを事故での廃車で無くした以降、しばらくは電車通勤にする事にして三島から伊豆高原までの観光路線を毎日通った。朝日に煌めく相模湾は美しく、その時だけは潤いを感じるのだが、同じ列車には生徒も乗っている。ちょうど荒れる成人式が全国的に話題になった時代で、車内の床にそのままベッタリと座ることが流行っていた。

2000年を迎えて少し経った頃。妻が「ひむ香」というリフレクソロジーやカラーセラピーを中心とした自然療法の店を始めることになり、店舗兼住宅にできる物件を見つけ引越しした。同じ三島にあっても周りは田んぼだらけの駅から離れた不便な所。また、来客も少ないので知人宅であれば出張などもした。そのためにクルマが必要となり、免許取り立てのヘタッピさんがどう扱っても良いように中古の軽自動車で十分となった。

そこで購入したのがアルトの商用バンV12型である。実際の車は紺色で、新古車の出物を見繕った。案の定あちこち擦ったり凹んだりしたのはご愛嬌。初心者の特に女性にはよくあることだから、気にすることはなかろう。でも、このクルマがある事によって得た自由は、遠方より嫁いで初めて住む土地での生活を便利にしてくれた事は確か。

商用バンゆえにMTモデルのみだったから、それもよく一緒に練習して、上手いものだ、充分にマニュアル操作を使いこなしていたと思う。ただ、走らせて楽しいか⁉︎というと残念ながら首を縦に振ることはできない。格安な値段と、これはこれで実用的な道具としての割り切り、用を足すことが出来たという意味でヨシとする。

#商用バン #道具としての割り切り #クルマ生活 #ひむ香


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