アルファロメオがやってきた

目指せスーパースター。蕎麦宗です。

CLUB SOBASO自動車部の活動やその仲間の刺激からクルマ熱が再燃した。詳しくは【風とともに疾れ】というnoteのマガジンを作っているのでそちらをお読みいただくとして、諸々の縁あって9年ぶりに車を所有することとなった。

そのクルマ熱、まるで太古に埋もれた地層から発見された化石のように、すっかり忘れ去られていた感情だが、25年来憧れていたアルファロメオ916スパイダーが改めて目の前に現れると、それをキーワードとした脳内の検索エンジンが一気に作動を始め、若かりし日々の全ての記憶と記憶がシナプスの発火とともに呼び起こされる。一言で『興奮』といえば済むことを、文字を重ねて表現したくなるほどにこの感激をあなたにも分けたくなっている。と言ったらこの歓喜を理解して頂けるのではと思う。

一昨日、前オーナー自らハンドルを握り、横浜から自走で蕎麦宗の店の前まで運んで下さり納車となった。やはり納車はディーラーに「買いにゆく」ではなく「届けてもらう」という儀式があるに限る。
そこまでの経緯やこれからを【正解だらけのクルマ選び】で書いて行くつもりだが、とにかくいろんな偶然やタイミングが重なったことだけは伝えておこう。今回も陸送途中の東名高速道路を走行中に、前オーナーが前々オーナーと遭遇するという奇跡が起きた。何せこの916スパイダー日本に唯一、本機しか残存していないかもしれないクルマ。当然所有していた本人達は分かるわけで、たまたま高速上で並んだ時に互いに気付いて手を振りあったらしい。

そんなこんなも旧車の魅力。クルマを仲立ちにして人と人の繋がりまで作ってしまうのだ。それは、モノとは新しいばかりが良いとも限らず『豊かさ』とはなんぞや、を教えてくれるだろう。
…にしてもこのクルマカッコ良い。帰宅したガレージに佇まう姿に思わず惚れ惚れしてしまった。

さて、今日もガンバラナシマセウ。

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