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展示会雑感


Japan IT Week 名古屋

 今回で3回目の参加になります。
ベンダー主催の展示会もちょこちょこ参加していますが、大規模な展示会への参加は各社がいろいろなものを展示してくれているので、自社への導入検討の有無にかかわらず、将来的に目指すべき未来像の参考になるのでありがたいです。
 関東で働いていたころは管理部門ではなかったので、純粋に興味があるシーテックには参加しましたが、東海に住んでいるとコンシューマー向けのものはほとんど無く、製造業中心なのが残念です。

今年の目玉は生成AI

 入場してすぐに、目につくのが生成AIのサービス。
去年はカンファレンス(セミナー)で大手の個別事例や全体感の紹介があった程度で具体的なサービスの展示が無かったが、今回は生成AIを利用したサービスの展示が複数あり、弊社でも導入の検討に値するのではと思うものがあり、8月に入ったら具体的なお話を伺いたいと思う。
 カンファレンスでも指摘があったし他のセミナーでも聞いているが、おそらくあと数年すると生成AIは一般的なもの(バックグランド処理で目には見えないかもしれないが)になり、そういったサービスへのアレルギーがある会社というのは圧倒的不利な立場になるだろうという。
 私がいるのは管理部門なので会社を変える(本当の意味でのDX)まではいかないだろうが、管理部門内でも紙文化をなくすためにかかった時間や反発を考えると早めに手を付けておく必要があることに疑いはない。

消えたRPA

 昨年もほとんどなかったが、今年は推していたのがキーエンスぐらいしか目につかなかった。2年前に初参加した時はこれでもかというくらいRPA関連のサービスがあったが諸行無常。
 その当時でも自動化手段としては最悪でRPAを導入する前にまずはその業務自体をなくすことができるか真剣に考えたほうがいいと思っていたので、弊社では導入していない。
 サービス導入に当たってはAPIでいかに繋げられるかということを重要視しているので、今後もRPAについて導入の検討はないだろう。

偽りのデータドリブン

 今回の展示会で一番記憶に残ったのがデータドリブン経営のカンファレンスにおけるこの言葉。
よくあるのが、ベテラン営業や本部長の仮説をもとに数値分析を行うというもの。これは単に勘と経験と度胸(KKD)を数値で裏付けしているだけでデータドリブンではない。
弊社ではデータドリブンでの意思決定といった状況にはないが、先を見据えて管理会計の仕組みづくりを行っていきたい。

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