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ラグビーの教科書〜BEGINNER編〜

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ビギナー編ではラグビーをより楽しんでいただくための情報が詰まった記事で構成させています。選手だけでなく、ラグビーファンの方向けのマガジンとなっています。
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#大学ラグビー

大学日本一&裏話

この度は1月11日に新国立競技場で行われた大学選手権決勝で、12月1日に大敗した相手、明治大学に勝つことができ大学日本一に輝くことが出来ました。 この4年間これだけを追い求めてきた僕であり、早稲田ラグビーとして最高の結果を残すことができ、本当に嬉しく思います。 いかにして、この大学日本一を成し遂げたのか。なにを準備したのかについて書いていきます。 また、多くの質問をいただいたことの一つとして前半のDGについてなど回答していきます。 〇大学日本一奪還関東大学ラグビー対抗戦

高校ラグビーは頭脳が9割

今回は本のレビューを書きます。これを書こうと思った理由は、今の自分の立場を俯瞰して考えた時に、自分の原点はどこになるんだろう。とふと思い出した本だからです。 スポーツライターの斎藤健仁さんが書かれた本書について、このnoteで書かせていただくことも快諾していただきました。 本当にありがとうございます。 【高校ラグビーは頭脳が9割】というこの本は高校ラグビーの原点にして頂点だと僕自身は感じます。 なぜ僕がそう思うのかは読んだいただければすぐにわかっていただけると思います。

早慶戦&早明戦の秘話

今回は2019年度の早慶戦、早明戦を振り返ります。 試合後の感想を4years.さんの方で日記として書かせていただいているので、まず先にそちらを読んでいただければ嬉しいです! ■早慶戦今年は第96回を迎える早慶戦。 毎年11月23日に行われる早慶戦ですが、その理由は晴れの特異日だから。 かなり面白い内容なので見てみてください。 一言で晴れる日だからその日に試合をしてしまおうとのことです。 10年に1回雨が降るかどうかという確率の中、2019年度の第96回早慶戦は雨の中

大学ラグビーの価値

今回は大学ラグビーの価値について書いていきます。 ■ラグビー界の実状日本国内のラグビーのシステムは世界的にも一見変わっているようにも思います。 野球と比較するとわかりやすいと思います。 〇野球 高校野球で活躍→ドラフト会議で指名→プロ野球選手へ 大学へ進学(orプロテスト)→ドラフト会議で指名→プロ選手選手へ 〇ラグビー 高校→大学へ進学→スカウトから声がかかる→トップリーガーへ 大学へ進学→トライアウト(プロテスト)→トップリーガーへ 現在日本ラグビー界最高峰のリー

大学ラグビー後半戦開始

11月2日をもってラグビーワールドカップ2019日本大会が終了しました。 日本国内がラグビーの熱狂の渦の中にいますが、プロのラグビー選手だけでなく学生ラグビーも盛り上げたいという意味を込めて書いています。 例年9月に大学ラグビーが開幕し、12月から大学選手権をし1月上旬に大学No.1が決まります。 ですが、今年はラグビーワールドカップの影響もあり、学生ラグビーのスケジュールが変更されています。 例年より1か月ほど早くに開幕し、このワールドカップ期間は中断期間としていました

2019ラグビーワールドカップの総評

9月20日に開幕したラグビーワールドカップ2019日本大会が11月2日をもって終了してしまったので、その締めくくりとして今回は書いていきます。 全試合のショートハイライトを載せておきます。 ロングハイライトもあるので、そちらをご覧になりたい方はyoutubeの方で検索してみてください。 その他大会公式サイトは本当に多くのコンテンツで充実しているので見てみてください。 ■今大会が日本にもたらす影響ラグビーワールドカップが日本で行われたことによって日本国内ではマイナースポー

理想のFL(Position別第1弾)

ポジション別の理想の選手像について書いていきます。 今回はその第一弾としてフランカー(略記、FL)についてです。 まずFLとはどういったポジションなのか紹介します。 この記事にもあるように、FLはタックル、運動量や仕事人のイメージがあります。 具体的に世界でも有名なタックラーと言えば、マイケル・フーパー選手や布巻峻介選手のイメージがあります。また、運動量や仕事人はリッチー・マコウ選手や金正奎選手、デビット・ポーコック選手が思いつきます。 ■FLの強みはなんでも良い

理想のCTB(ポジション別第4弾)

今回は理想のポジションの第4弾でCTBについて書いていきます。 ラグビーを全く知らないという方は、上記の記事を参考にしてください。 CTBというポジションを知ったうえで、僕なりの理想像を読んでください。 初めにCTBというポジションは背番号でいうと12番と13番になります。 上記の記事ではインサイドセンターとアウトサイドセンターと表記されています。 記事内には12番は第二の司令塔と書いてあります。 これはとてもわかりやすい表現だと思います。 12番と13番を同じ役割だと

理想のWTB(Position別第3弾)

今回は理想のポジションの第3弾でWTBについて書いていきます。 初めに、初心者の方や、未経験の方は上記の記事を参考にしてみてください。 WTBというポジションを知ったうえで、僕なりの理想像を読んでください。 初めにWTBというポジションは背番号でいうと11番と14番になります。 上の記事ではオープンサイドウィングとブラインドサイドウィングと表記されていますが、近年ではあまりその捉え方はされることはなく左、右で区別されることが多いと思います。 記事内にもありましたが、セ

理想のPR、HO(Position別第2弾)

今回は理想のポジションのプロップ、フッカー編を書いていきます。 背番号はプロップ(略記PR)が1番と3番、フッカー(略記HO)が2番です。 上記の記事にもありように、この二つのポジションはスクラムの支柱となります。 ■スクラムでの仕事〇PRの仕事 スクラムはプロップが押しているというイメージがあると思いますが、実はそうではないのです。 スクラムは8人で組むとよく言われます。では、8人で押すスクラムにおいてのPRの仕事はなんでしょうか? それは良い姿勢を取り続けることです。

SHに求めるもの

今回は質問の多かったSH(スクラムハーフ)についてです。 以前質問箱でいただいた質問に対し、回答している部分があるのでこちらについてより一層深く書いていきます。僕自身高校2年生でSHを経験しているので、その観点からも実際にプレーして感じたこともお話します。 ■第1条件 パススキル 第1条件としてはパススキルです。正確無比なパス能力はスクラムハーフの絶対条件だと思います。また、ラックに寄るスピード(コースどり含む)、BDからの捌くスピード、パススピードは練習で培うことので

これまでの習い事

今回はこれまでに習ってきた習い事について書いていきます。 〇これまでにしてきた習い事 ・ピアノ(3歳から) ・剣道(小2から) ・陸上(小5から) ・ラグビー(小5から) この4つがこれまでに習ったことのある習い事です。 ■それぞれ初めた経緯習い始めた順を追って話していきます。 初めはピアノから。始めたのは3歳の頃。 母がピアノを弾いていたことから、兄(2つ上)が習い始めるタイミングと同じタイミングで始めました。 物心ついたときにはピアノに触れ、音楽を楽しんでいました

文武両道の秘訣

今回僕自身が意識している勉学とスポーツの両立について書いていきます。 まず高校生活のほとんどをラグビーに費やしてきました。 高校ラガーマンはおそらくだれもがそうだと思います。 では、ラグビーに没頭する中でどのように勉学に励んできたのでしょうか。 ■高校3年間オール5以前、藤島大さんに書いていただいた記事です。 是非一度読んでみてください。 冒頭部分、「オール5で都の西北へ」から始まり勉学について書いていただいています。 実は「オール5」を疑っていた。そいつは許される範

数学がラグビーに活かされていること

今回は僕自身が大学で専攻している数学という学問が、ラグビーというスポーツに紐づいていることを書いていきます。 正直、勉強がラグビーに活かされていることなどないと思う人が多いと思いますが、実はそうでもないのです。 皆さん、気づいていないだけで何かしら役に立っているはずです。 僕自身が数学という学問の中で学ぶことができたのは論理的思考力です。 この論理的思考力とはなんなのでしょうか? ■論理的思考力 論理的思考力とは…論理に基づいて思考する能力(の高さ)という意味で用いら