【ヤクルトスワローズ】嶋基宏選手の名言を思い出す

9日㈯のタイガース戦中止とのニュースをスワローズ球団公式アプリで見て、夜中から明け方にかけて“現有戦力でのスタメンを考える”なんてことをゴソゴソやっていた。
ガンガンに明るくなってから眠りにつき、「選挙行かなきゃ」と昼過ぎに目覚めたら新たに大西投手、中村・塩見・宮本選手が離脱との知らせを聞いた。
中村・塩見選手を軸として、内外野守れる宮本選手の多様性も意識してのメンバー選びだったので「これはボツか…」とも思ったが、もう一度考えてみたい。

実る前に刈れない

勉強不足なのは二軍に限ったことではないが、一軍の試合は仕事が終われば野球速報で経過と試合終了までを見ている。
二軍の試合は…、結果と誰が活躍したかくらいしか知らない。
戸田にも「行ってみたい」と思うだけで行ったことがない。

世に出る前に見つけて、グッズを買い集め、出てきたところで名入りユニホームを指差してドヤ顔というのはやってみたいが…、どうしても「3年活躍して一人前」という宮本慎也さんの言葉が浮かんでしまう。
…と人のせいにするのではなく、これを機にもっとファームを見るべきと思った。
後々後悔しないために。

外野３枠

これまでのMVP(と思っている)塩見選手が離脱ということで、外野のレギュラー争いが盛り上がっていたとはいえ、いよいよひっ迫してきた。
「誰がどこを守るか」なんて言ってられないので、外野手候補をあげてみる。

まずは山崎選手。塩見選手の代わりにセンターも守ることができる。レフト・ライトも。

外野を守れる宮本選手も不在となったので、残り2ポジションは坂口・渡邉選手になりそうだ。
松本友選手は好きだから見てみたいし、もしかしたら赤羽選手に支配下登録のチャンスがあるかもしれない。

繰り返しになるが、坂口選手の存在は有り難い。
“不屈の魂で再び挑み”この応援歌がこれほど似合う人は他にいない。

培ってきた底力

キャッチャー3選手がいないということで、ちょいちょいベンチ入りはしていたこの方に出番が来る期待が高まる。
打席にも立ったし、守備につくこともあり全くの不出場ではなかったが、スタメンマスクとなると話が違う。
かつて東北の地で、選手会会長として難しい状況と向き合い、あの「見せましょう野球の底力を」という名言を残した嶋基宏選手だ。

石川投手と内山選手の“親子バッテリー”が話題になるが、石川投手と嶋選手が組んだ姿を見たら涙腺が緩んでいるオジさんは泣いてしまうかもしれない。

「無人島に連れて行くなら誰？」と三輪広報に訊かれた石川投手は
「嶋」と答え
それを聞かされた嶋選手が
「石川さんが!?」と少し嬉しそうなリアクションをしていたのが忘れられない。

心配ないさ

ブルペン陣では新たに大西投手が抜けるとの通知があった。
回またぎ、ロングリリーフができる超重要戦力だ。
昨日発表があった清水・田口投手についでの離脱となる。

サヨナラ押し出し四球などもあったのを思い出し、大西投手のこれまでの活躍を思うと悔しくて残念だ。
でもブルペン陣は強いので、心配せずゆっくり疲れを癒やしてほしい。
“ミラクル”とか“レジェンド”とか連発されて、ヒリヒリする9月とかいらんから。

スタメン予想改

１番　(中)　山崎
２番　(左)　渡邉
３番　(右)　坂口
４番　(三)　村上
５番　(一)　オスナ
６番　(二)　太田
７番　(遊)　西浦・武岡
８番　(捕)　古賀・嶋

山崎・渡邉選手の俊足1、2番は熱い。
坂口選手と太田選手が逆でもいいし、西浦選手は経験豊富なのでどこでも打てるだろう。
外野手では新加入キブレハン選手もいる。

そしてオスナ選手。
高津監督が言っていた。
「野手では外国人一人のなか、よくやってくれている」と。
サンタナ選手が抜けて、言葉が十分に通じる仲間がいなくてシンドイこともあるだろう。
交流戦明けくらいから調子上向きと感じるが、なかなか快音響かずスタメン落ちすることもあった。
それでも「若いサードとショートからの送球をしっかり捕ってるオスナの守備でかい」などのコメントを見ると、野球速報愛用の映像チェリーな僕は嬉しく思った。
「守備頑張ってるのか！」と。
きっとまた、ツバメを救ってくれるはず。

立って応援歌を歌いたい

神宮球場ライトスタンドでの応援といえば、攻撃時は立って、応援歌・チャンステーマに合わせて歌うのがいつものスタイルだった。
それができなくなって3年目のシーズンとなる。

今現地に行くとファンは皆、座ったまま声を出さず応援している。
グラウンドでプレーする選手の姿は今までと変わりないが、やはり歌えないのは物足りなさを感じる。
枯れた喉と酔いを癒やすため、冷たい水を飲みながら外苑前駅まで歩くのが好きだった。

今日のチケットを持っていたスワローズファン、タイガースファンの方々を思うと心苦しい。現地で話をすると「平日来れないんで、土日専門です」というのを何度か聞いたことがあるから…。

戦力ダウンに関しては心配していない。
離脱した選手はもちろん気がかりだが、戻って来てくれることを信じて待つしかない。

とにかく、選手のためチームのため、ファンのため、そして相手チームのため、一日でも早く試合が行われることを願う。
野球の底力を信じている。