無題
末長い地獄が待っているらしい 待つだけ待てばいい 置いてきた空気はわたしの形を保っているだろうか どうかそのまま耐えてくれと願うのです ここは草原、入り口の地点
奥まで触れられてるってのに何の感覚もありはしないって だって
わたしには麻酔が打たれている また山のこと、丘の上のこと、考え始めようかなと思う きみも手伝って
工事中立入禁止の柔らかい地面に踏み入って海まで行ったことは忘れていないし、そこにわたしの足跡を付けるべきであったはず 今はその上に真っ新な祈念公園が整備されている
あの川の源流を見てみたいと思うのは不思議なことじゃない
わたしはこの世のことを知るべきなのだからね
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