システムIとシステムII

人間の行動は、「意識」「無意識」の2つのシステムによって決定されるのだそうで、無意識のシステムのことを「システムI」、意識化のシステムのことを「システムII」と呼ぶ。

システムI

多くの動物がもつ原始的かつ本能的な意思決定の仕組みで特徴としては、無意識で働いていて自分自身では気がついていない。

例えば、歩きながら何かを食べたり、視覚、聴覚から入ってくる情報によってなにかしらの行動を起こすというようなこと。

1番の特徴としては、システムIはスピードが早く、同時に複数の行動を処理することができ、負担が少ないため疲れない。

システムII

感じたり、考えたり、普段の生活で自分の行動として認識しているもので、「考える」というプロセスを踏むため、複数のことを処理することができないうえ、時間がかかる。

具体的に言えば、この文章を読んでいる間に、あなたは自然と「呼吸」をしていたと思うのですが、いま「呼吸」を意識して考えながら「吸って吐いて」を繰り返すと、とても辛くシンドイ行動のように感じると思います。

自然に行っていた場合の「呼吸」がシステムI、「吸って吐いて」を行っている場合がシステムII。




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