計算したくない人と儲けについて考えた

西荻ぷれま委員会の北村です。こないだイシイがiPhoneでnoteに記事を書いているのをみて「え、まじかよ」って思ったんですが、今日MacBookのバッテリーが切れていて充電を待つのが嫌だなと思ったときに、そーいやいつも一発で書くから実はiPhoneでもいけるんじゃねって思ってiPhoneで書いてみてます。フリック入力でもキーボードよりだいぶ遅く感じてます。

さて、明日9/16に西荻でスナックごっこやるんです。

これにともなって、同じくスナックごっこをしようとしている計算をしたくない人と儲けについての話になりました。

そもそも、「ちょっと、お酒の価格ってよくわからなくて困ってるので、相談させてください。」という話から始まって、価格と儲けのことを考えました。

すんごい大雑把に価格と儲けの話をすると、仕入れ値の三倍くらいしておけばいいよってことがあるんですけど、計算をしたくない人が相手なのでそれは不親切だなーと思ったのです。

価格や価値っていうのは当然ながら、仕入れ値みたいなものと関係するんですが、それだけできまるわけでもないのです、当たり前だけど。場所によって違ったり雰囲気によって違ったり時間によって違ったりいろんな違いがあります。仕入れ値だけじゃなくて、ほんとは場所代や運賃(仕入れ値に入れて考えることもできますね)、人件費などがあって価格が決まるし、そしてその価格で払ってもらえるか、なによりも満足してもらえるかってことがあって色々とややこしいです。

そこで、フード500円、ドリンク500円にしたらと進めてみました。わかりやすいから。計算はしたくなくてもそこはそれなりに社会生活を送っている大人、そこに合わせて材料を買うとかは計算せずになんとなくできそう。

しかし、スナック的なことを考えて長時間人がいることをイメージすると、飲み物を飲まずに食べてずーっとる人がいたら少しモヤモヤしそうです。

次の提案は、フード1000円(ワンドリンク付き)、追加ドリンク500円です。これならなんかスッキリしそう。

計算を細かくしたくはないけど、でも計算してみたら2000円持ち出しでした、みたいなことがあると、みんなに楽しんでもらって嬉しかった気持ちがカーテンの陰に尻尾を見せながら隠れて、残念な気持ちになって気持ちになってしまいます。計算しなくてもあれひょっとしてみたいなことが頭によぎると、大きな猫くらいのサイズの子泣き爺が肩にいるみたいな感じになるかもしれません。

継続して何かをやっていくためには、儲けについて少し考えて、そして自分で決めて、状況をコントロールすることが必要です。今回は、あまり計算しなくていいように、感覚でできるような方法で。

お金を集めて何か提供して、なんとなく300円くらい儲かったかもっていうことを想像してください。どうでしょうか。まあ飲食なので、1人千円から二千円くらいからかな。

気持ちのいい遊びだったな、みんな楽しそうでよかった。っておもえて、またやりたいなーって思ったら成功です。きっと、続けられる感じで、喜んでる人を見て自分が喜べる範囲でできたんだと思います。

もし、300円くらいかなーっていうのを時給換算したくなったら、もっとわがままにやることをお勧めします。きた人は気を使ったことについてきっと全然気にしていなくて空振りしちゃってるところがありますよ。好きにやってみたら、そのあなたの好きなことをきた人と共感できて新しい楽しさが見つかります。

じゃあ、5000円くらい儲かってたらどうでしょう。300円をイメージした後だと居心地悪くなりませんか?同じ時給を考えるにしても、作る時間とか片付けの時間を時給にしてみたらそんなにしてないからいいかなって思ったり、あれ、次の時少しいい日本酒を買って行ってみんなで飲もうかなって思ったり、こないだ話題になったお菓子を買って行こうかなって思い始めます。終わった後にいっぱい飲もうということもあるかもしれません。

5000円くらいが分かれ道なんです。

これが10000円が見えてくると、今度は、満足してもらってるだろうか、続けて行けることなんだろうかっていうことが心配になります。心配にならない人はそのことを考えるようにして欲しいです。

実は10000円の粗利を出すことはそんなに難しくなくて、食材と飲み物を10000円分買って、知ってる人30人くらいに2000円でやるから来てって声をかけると10人くらい来てくれます。

だからこそ、その人たちは2000円払って他ですることより楽しかったのか、良い時間を過ごしたのかということに、少し心向けてみることが大切です。あ、前提としてはやり続けようとするならばということですね。

10000円残って満足そうだったと心から思ったら是非それは続けてください。来た人が人を連れてきてくれます。そのうち本業にできるかもしれない。

どのくらい残すのかというイメージと、自分を喜ばすのか、相手を喜ばすのかというイメージのバランスを調整しておくと、しあわせなお店やさんごっこができます。

作ったものを誰かと共有することはたのしいし、誰かの作ったものを食べることもたのしいことです。

継続可能なそんな集いが世界に増えますように!


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