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運動鍼と施術姿位

鍼灸の施術というとベッドの上で
仰臥位や背臥位になって施術をするのは
もちろんのことだと思います。

運動鍼の利点の1つとしては
立位でも座位でも臥位でも
様々な姿位で施術することが出来ます。

例えば、ギックリ腰の治療。

軽度のギックリ腰や腰痛なら
ベッドに臥位になりながら
施術をすることが出来ます。

しかし、人に抱えられながらの来院される
重度のギックリ腰は
動かすだけでも激しい痛みが走るので
臥位になることが出来ません。

そういう時は立位のままで検脈をして
反応のある経脈の原穴が合穴に刺鍼をします。

痛みが落ち着いて動かせるようになってきたら
臥位になって治療をしていきます。

寝違いや肩こり、四十肩、五十肩などの
頸椎や肩関節の運動鍼は座位で施術する方が
患部は動かしやすいです。

運動鍼は患者さんの状態、状況によって
様々な姿位で施術が出来ますので、
治療院だけではなく、
往診やスポーツ現場でも使える鍼法になります。

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