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〈続〉霊的治療(スピリット・ヒーリング)の話

前回の記事はこちら

「霊的治療(スピリット・ヒーリング)」というのは、
人間ではない存在によってもたらされる治療のことをいい、指導霊(治療霊)の霊力により、病人を癒す治療です。

キリスト以来最大の霊的治療家といわれたハリー・エドワーズ氏(1893〜1976)の話を参考に、その「治療方法」の続きをみていこうと思います。
(本当は前回で終わる予定でしたが、質問があったので補足として書いていきます。)


治療方法の3つの型

「磁気治療(マグネティック・ヒーリング)」について

トーラスのエネルギーフィールド

これは磁気電気の極性を帯びた物理的な力であり、霊の力ではありません。

ニコラ・テスラは、磁場が北極から南極への渦を巻き、南極から北極へと渦を巻いていることを理解していました。

原子も地球と同じくエネルギーの渦であり、そして人間のエネルギーフィールドも全く同じように機能しています。

全ての原子は磁気電気で構成されていて、身体においても同じです。

これらを扱う治療を「磁気治療」と呼びます。

しかし厳密にいうと「宇宙力治療(コズミック・ヒーリング)」と呼ぶほうが適しているとハリー氏は述べています。

鍼灸治療はこれに属し、物質界に近い治療法です。


ただし、霊的治療と磁気治療には明確な境界線はなく、磁気治療が霊的治療の導きとなり、霊的治療能力の活性化の出発点になるようです。

なので、鍼灸やマッサージのような物理的なものの中にも霊力が関与している場合もあると思います。

磁気治療はしばしば無意識のうちにも起こります。

宇宙エネルギー(氣)は至るところに遍満し、私たちの健康に関与していますが、エネルギーは、ある人から他者へ転移されることがよくあります。

基本的には活気があり、エネルギーに満ち溢れた人の近くにいるだけで体調が良くなることがありますが、それはそういうことです。

活力のある人のエネルギーフィールドに入れば自分も元気になる

自然界にはあまねく宇宙エネルギーがあり、釈迦が悟りを開くとき菩提樹の下で瞑想していたことは有名ですが、樹木は根っこから吸収する栄養分だけで生きているわけではなく、宇宙エネルギーを葉や幹から取り入れています。

これは菩提樹じゃなく桜。

なので、樹木の近くで意識的にエネルギーを取り入れようとすれば、身体にもエネルギーの流入は必ず起こります。

釈迦が菩提樹の下で断食し瞑想したのは、宇宙エネルギーを取り入れるためだったのかもしれません。(多分そう)

樹木の下で瞑想する意味

人間も同じで、活力や健康は食物からのみ取り入れているわけではなく、かなり宇宙エネルギーに依存しています。

鍼灸治療には「補・ほ」(氣を補う、与える)「瀉・しゃ」(氣を抜き取る)という方法があり、他者に氣を与えたり、(余分なものを)抜き取ったりということを意識的に行います。

磁気治療は自分のエネルギーを他者に流すこともできますが、自家発電のエネルギーの場合、治療家は何人も連続で治療すると、自分のエネルギーが枯渇してしまうことがあるので要注意となります。

*氣を扱う方法として「大周天法」というのがあり、自分がただ「通り道」となり宇宙エネルギーを患者に流していく方法があります。その方法では枯渇することはありません。
この話はまた別の話になってしまうので、ここではやめておきます。

磁気治療は物質次元に近い治療法なので、治療家と患者との親和性があまりなくても効果は出ます。もちろん親和性が高ければ高いほど治療効果も上がってきます。

また磁気治療はほとんどの病状に対して効果がありますし、霊的治療の効果を増大させたりもします。


「直接治療(コンタクト・ヒーリング)」について

直接治療は治療家と患者治療家と霊人の間に霊的な同調があるということが本質となります。

三者の霊的な同調が必要

治療家が持つ使命感と、患者への同情心や共振により、両者に霊的な混交が生じます。

ここが磁気治療との決定的な違いであり、治療霊が治療家を通して患者に治療のための霊力を注ぎ込めるのは、こうした親和性が成立しているからです。

またもう一つ磁気治療との違いは、霊的知性(スピリット・インテリジェンス)の力が関与してくることでしょう。

そして前回のべたように、治療家は霊人の霊力の通り道となり、霊力は患者へと注がれます。

それは治療家の霊人に対する同調力と、患者に対する共感力があってこそ実現されます。

”テクニック”ではできないコンタクト・ヒーリング


「遠隔治療(アブセント・ヒーリング)」について

遠隔治療の場合直接患者には触れることができず、「意識」という媒介があるだけです。意識には「時空間」という概念はありません。

遠くにいる会ったこともない人に治療を行います。

遠隔治療は、患者の意思に全く関係なく行われます。
つまり患者が寝たきりで弱りきっていても、自己意思とは関係がないため、わざわざ
「この時間に霊的治療を始めるので、こちらに想念を集中させてください」

というようなことを伝えなくていいということです。

霊的治療は霊との親和性を高めるために、心が静まりストレスから解放されている状態が良いとされていて、時間を決めてしまうと患者の方が精神的ストレスを感じてしまうため、治療としては良くない条件になってしまいます。

なので遠隔治療は、患者がぐっすり寝ているであろう深夜か早朝に行われるようです。

スヤァ
静かに霊と同調

治療家は静かなところで、深く霊人と同調できるような状態に入ります。
そして治療依頼を受けた手紙の内容を治療霊へと伝えます。

そのとき治療霊が患者の元へ治療にいきますが、治療家も一緒に患者の元へアストラル旅行をすることがあるようです。

ハリー氏は「アストラルないし霊体旅行」と述べていますが、一体どういうものなのかは分かりません。

幽体離脱を誘発することで有名な「ヘミシンク」の坂本氏が、幽体離脱のパターンを語っていましたが、

アストラル体での幽体離脱は「シルバーコード」と呼ばれるコードによって肉体とアストラル体は繋がっているそうで、そのため(慣れていないと)遠くには行けなくなっているみたいです。

なので別パターンの「バイロケーション」という、意識が2つに分かれて行くパターンなのではないかと推測しています。(どうなんでしょう?)

肉体意識もありながら、別の意識では他の場所に行ける「バイロケーション」
きっとこのように遠隔治療は施されているのでは?

そして遠隔治療も、治療家と霊の親和性が必要になってきます。
「霊的治療」はテクニック的なものよりも、同調や親和性が一番の本質なのでしょう。

以上「磁気治療」「直接治療」「遠隔治療」の3つが「霊的治療」の型となっています。


おわりに

「霊的治療」の最も大事なところは、治療家と患者の調和であることがわかりましたが、これは霊的治療に限らず、マッサージでも鍼灸でも、全てのヒーリングには大切なことなのではないでしょうか。
(とはいえ、疲れてくると流れ作業的になってしまうことはよくあるのはしょうがない。)

本当の治療感覚のある人というのは、例えば遊園地に行ったり、映画に行ったり、海水浴に行ったりするのも楽しいけれども、患者が苦痛から解放され病気がよくなっていくのを見るという楽しみに比べれば、大したことではない。

そういう感覚を持った人だとハリー氏は述べています。


補足のわりに長くなりましたが、最後まで読んでいただき

ありがとぉございまぁーす!





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