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霊的治療(スピリット・ヒーリング)の話



はじめに


鍼灸の世界では「氣」や「経絡」という概念があります。

今まで教えられてきたことでは説明のつかない、目には見えない世界。

氣の流れる経絡経穴は、(初学者にとっては)本当にあるのかは定かではありません。

しかし経絡の理論を使って治療をするなら、まずは信じることから始めなければその世界のことは永遠に見えてきません。

信じてもないことによって治療はできない。

そして鍼灸治療を長く続けていると、「氣」は体感としてわかってきます。
そうなると「信じる」という段階から「知っている」という段階に変わります。

「I believe」 ではなく、「I know」

なので、まずは信じてやってみるというのはすごく大切なことなのですが…


「霊的治療」
は…どうなのでしょう?

もしスピリット・ヒーラーを目指しているのなら、信じなくては始まらないと思いますが、そうでない人は「疑ってみる」というのも大事なことかもしれませんね。

私は「あると思う。(というか必ずある)」という立場ですが、盲信すると「悪魔崇拝」的なものに導かれるかもしれない、ということだけは念頭に置いておきたいと思っています。
(そうでないかもしれないし。)

目に見えない世界のはなし。
「ま、どっちでもいいか」という感じで気楽に読んでもらえればと思います。

霊的治療について

似なかった。

キリスト以来最大の霊的治療家と言われるハリー・エドワーズ氏(1893〜1976)の話を参考に「霊的治療」とは何か?ということをみていこうと思います。


「霊的治療(スピリット・ヒーリング)」
というのは、

人間ではない存在によってもたらされる治療のこと。

その治療力は物理的な力ではなく、霊界からくる力であり、「指導霊」と呼ばれる存在によってもたらされるようです。

そしてそれは、人間の本質は「霊的存在」であることを示しています。

…とハリー氏はおっしゃってますが、この辺が唯物主義にどっぷり浸かってしまっている私達からすると、理解しがたいものですね。

物質界冥界幽界霊界も周波数別の「意識」が作り出した世界である、という「スピリチュアル」的世界の概念を知っている人は割と取っ付きやすいのかもしれません。

スピリチュアルの概念を詳しく書いている記事はこちら。

「霊的治療」を簡単に説明すると、

神から遣わされた治療伝導者としての霊人と術者が波長を合わせることにより、霊人の持つ霊力を術者を通して病人に伝え、病気を癒していくというものです。

どんな治療であれ、患者と術者の親和性により治療結果は変わってきますが、霊的治療も同じように、術者と霊人、術者と患者の親和性が高ければ高いほど力は発揮されます。

治療は送信者と受信者の調和が絶対条件になりますが、そこで一つ付け加えておきますと、治療霊人との調和が必要なのは術者の「肉体」ではなく「霊体」の方になります。


霊体について

肉体は物質界での乗り物として存在しますが、霊界においての乗り物として活躍するのが私たちの霊体です。

5層の体

ハリー・エドワーズ氏は「霊体」とだけ述べていますが、私たちのボディーは肉体を含めて5層から構成されているという考えがあります。

周波数別に見ていくと、低い順から

・肉体
・エーテル体
・アストラル体
・メンタル体
・コーザル体

とあり、霊的治療で使われる霊体とはそのうちのどれなのかは定かではありませんが、「アストラル体」ではないかなと私的には感じています。

肉体に心があるように霊体にも心があり、その心を治療霊と同調させることが必要だそうです。

霊体はアストラル体?

霊的治療に働く法則

霊的治療は治療霊人の霊力によって患者を修復させてゆくものですが、ある一つの治療が成功したからといって、それが他の例にも当てはまるとは限らないようです。

ある一つの病気は回復したのに、別のパターンでは結果が良くない、ということもよく起こるそうで、なぜそのようなことが起こるのか、それがどのような規則性のもとで行われているのかはわかっていません。

ただ一つの共通の要因があることはわかっており、それは治療前に必ず霊人に対して治療を依頼するための「想念」が必要だということです。

今から始めます!よろしくお願いしまーす!
ピコーンて。

それが「祈り」なのか、「言葉」なのか、「呪文」なのかの決まりはなく、要は「これから治療を始めます」という”想念”の放射がなければ、霊人にとっては、

「頼まれていなかった」となるそうです。

霊的治療前には有意的な想念の放射が必要。

また、霊的治療は奇跡的な力ではなく(奇跡に見えてしまうのだけれど)、全てのことが修復可能というわけではないということです。

霊的治療は「法則」にのっとった範囲内で修復可能ということになります。

「法則」とはこの物理次元に働いている法則のことで、この物質界も誕生や成長や死といったあらゆる法則に基づいています。

もし法則がなければ全てはカオス状態となってしまいます。

なので霊的治療にも普遍的原理は働き、治療はこの普遍性に逆らって起こるということはありません。

花も木もこの世界の法則に従う。

例えば、切断された指が新しく生えてくることはないし、老人を少年少女に戻すことはできないといったことです。

また、病気の原因が存在し続ける限り、病気もまた存在し続けます。

甘いものを食べ続けて糖尿病が治ることがないように。

全てが法則によって支配されていて、それに逆らうことができないのは霊界も同じようです。

ただ霊的治療ができるのは、物理法則の範囲内でその力を弱めたり強めたりすることです。

血液循環を良くしたり、神経伝達物質やホルモンの量を法則内で変化させることが可能です。

しかし、体のある部位の血液循環を良くしたり、ある臓器へのホルモン量を増やしたり減らしたりと、総合的に身体を診てそれらをコントロールできるというのは、人間からすると「神業」や「奇跡」と感じるでしょう。

治療の限界は物理的、霊的法則によってのみ制約される。

今まで述べたことをまとめると、

・治療霊の霊的知性(スピリット・インテリジェンス)と同調できる能力を備えた人間の霊的な心が、患者を治したい”想念”を放射することにより、治療霊はそれを読み取り、患者の不調和を癒す霊力を操作して修復する。

・治療霊の能力は全能ではない。

・病気の原因を取り除くための生活習慣など、患者も努力を続ける姿勢が必要。

ということになります。

治療方法

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