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CL2023横浜 大会参加備忘録
すでに大会から1ヶ月以上の時間が経ってしまいましたが、ポケモンカードゲームの大型大会チャンピオンズリーグ2023横浜 (CL2023横浜) に参加した時の記録を綴っていきたいと思います。思いつきで書いているのであやふやな日記ぐらいと期待してください。
大会エントリーと当落発表
まず、本大会にエントリーした時点ではポケカを始めて1ヶ月くらいのど素人状態でした。ただ、YouTubeやTwitterなどでデッキレシピの情報を集めているとやはり大会で勝てるデッキを目指した構成というのが目につくようになり、公式大会の情報を調べ始めたのがきっかけです。
少し調べただけでも相当な規模の大会であり、しかも抽選で参加自体が難しいということがわかったので記念応募みたいな気持ちでエントリーした次第です。
そしたらなんか当選しちゃってました。
当然勝てる自信なんて微塵も無かったので、記念応募だし当日不参加でもペナルティとかないなら辞めちゃおうかな、という考えもよぎりましたが、出たくても出られなかった人もいる中で参加枠を無駄にするのは申し訳ないと思い準備に取り掛かりました。
デッキ選定
何はともあれデッキがなければバトルができません。大会当日は事前に登録した1デッキのみで戦い抜かなければいけないため、この準備が最も重要だということは意識していました。
少なくとも環境を意識したメタデッキを1から作ろうとは思いませんでした。なので手持ちの中から慣れたものを選定することになるのですが、当時持っていたデッキは次の5つです。
アルセウス&ギラティナ
キュレム&パルキア (モスノウ型)
ミュウ (ウッウロボ無し)
レックウザ
リザードン
特に下2つは趣味です。実際一人回ししてもうまくハマるケースは少ないので当然大会で使うデッキとしては見送りとなりました。
あとは一番最初に作ったのが黒馬デオキシスだったのですが、こちらは「頂への雪道」で簡単に止まってしまうことが辛く、展開のスピード感も最新弾のデッキに比べると劣ってしまうため崩してしまっていました。
残るは3つですが、ミュウの選定は厳しいと感じていました。必須級カード「ウッウロボ」を持ち合わせていないため、環境トップクラスのデッキとはいえ飛車角落ちで戦うような状態になることを懸念しました。当然大会でミラーマッチすることも想定されるため、そうなった時に単純なデッキカードプールの性能差で負けてしまうという不安がありました。
キュレム&パルキアはキュレムのワンパン性能が魅力でした。モスノウによる手札からのエネルギー供給と、パルキアのスターポータルによるトラッシュからのエネルギー再活用という2つのエネルギー加速ラインを揃えることで、常にキュレムの高打点を狙う構成です。
しかし、ここですでにお気づきの方もいると思いますが、この型はあまりうまく回りませんでした。エネルギー供給ラインを複数揃えたため、理想陣形がキュレム、パルキア、モスノウという進化ライン3つを揃える必要があります。それぞれの加速を助けるためのカードも含めるとうまく噛み合うことの方が少なかったです。ここはデッキ構築のセオリーというか匙加減がわかっていなかったのが大きな要因だと考えてます。
そのため、最終的に選定したのは「アルセウス&ギラティナ」です。
デッキ選定理由
アルセウス&ギラティナを選定したのは主に次の3点です。
対応可能な幅の広さ
ギミックの単純さ
かっこよさ
まず、アルセウスVStarとギラティナVStarという2体をメインで戦うこのデッキは、大型V・VMax・VStarを軸にしたデッキにはギラティナを軸に、非エクストラ系のデッキにはアルセウスを軸に戦うという柔軟性を持っています。
また、デッキのおおまかな動きは「アルセウスでエネ加速して、ギラティナでワンパン」というスーパーシンプルな動きです。大会当日は最大9試合しなければいけないため、ロストバレットなどのリソース管理が重要なデッキはプレイミスの危険が高くなると考え、なるべくやることを単純にしました。
あとはどちらも伝説のポケモン同士なんだから、最強&最強で最強以外あり得ないでしょ!
前日までの準備
とりあえず大会の雰囲気を少しでも味わうために対人戦をしようと近所のカードショップで開催されていたジムバトルに参加しました。終わってからわかったことなんですが、かなり人気な店舗らしく60人規模くらいの大会で少し圧倒されていました。
ジムバトルの戦績としては1-2で負け越しでした。ルールミスなく回せたのはYouTubeで対戦動画をよく見ていたおかげだと思います。ただしプレイの質は低かったので、後続のバトルポケモン育成が間に合わず息切れ負けするような場面がありました。特にギラティナVStarは技を打つたびにエネルギーをロストゾーンに送らなければいけないため、よく考えずに非エクストラを倒していると当然リソースが尽きることを体感し、プレイングに反映することを意識しました。
サプライ周りの準備は公式のデッキシールドプロ (ピカチュウ) を1重で使いました。普段は2重3重のスリーブですが、シャッフルの効率を重視しました。また、割とギリギリのタイミングでラバーマットも買いました。
大会当日 (対戦記録)
先に結果から書きます。トータル5勝3敗で1日目で敗退、参加賞と勝利プロモをもらって帰りました。
ロストギラティナ 先攻◯
アルセウスギラティナそらピカ 先攻×
水LTB 後攻×
ミュウ 先攻◯
鋼LTB 先攻◯
LTB 後攻◯
ロストギラティナ 先攻◯
はくばパルキア 先攻×
1試合目 ロストギラティナ
緊張の初戦ですが、ひたすら丁寧にプレイすることを心がけました。ロスト相手には息切れしないようアルセウスを中心に立ち回り、ミラージュゲートが飛んできそうなタイミングでしっかり相手ベンチのギラティナを呼び出して、こちらのギラティナで上から叩くプレイング。ヤミラミは出されるだけでなんか不安になるので嫌でしたね。
2試合目 アルセウスギラティナそらピカ
相手アルセウスとギラティナスタートだったのでミラーを意識しつつも手札が回らず、先にアルセウスVStar用意されてからのスターポータル→雪道でこちらの動きを封じられタコ負けでした。そらピカであなぬけのヒモとか躱されると止められないしこっちは動けないしで手の打ちようがありませんでした。
3試合目 水LTB (カイオーガ)
これも初手悪かったです。ギラティナスタートで3ターン目までサポートに他取り付けず、相手はロストブン回しで最後はデッキ0枚でやまびこからのエネルギーリサイクル→カイオーガのアクアストームで確定250によりベンチのV2匹を飛ばされてサイド4枚取り。
4試合目 ミュウ
3−4試合目の間に昼休憩があったのですが、正直すぐ負けて帰ると思ったのでコンビニでおにぎり一つ買って中華街の良さげな店探してました。
しかし奇跡的にブン回ってミュウV撃破。アルセウスVStar立ててギラティナ育てつつ、VMax進化される前にミュウをボスセレナで引っ張り出して潰し切りました。
5試合目 鋼LTB
多分この辺りから疲れが出始めて相手にもプレイミスが多く見え始めました。自分も相手のトレーニングコートの効果使用せずにスタジアム張り替えたりとかしょぼいミスが重なりましたが、ロストは意識的にマリィ打っていき、後ろで育てるポケモンをボスセレナでとっていくことで割と落ち着いてプレイできました。
6試合目 LTB
スタンダードなロストバレットだったと記憶してます。水エネが入っており、ネオラントVが技を打って負け筋を消せるようなプレイングの選択肢が組み込まれていたのも面白かったです。最後自分で貼った雪道下でクロバットV出す凡ミスしたんですが、それを深読みしたのか相手が突っ張ってお祈りしてきてくれたのでフィニッシュできました。バトル場のギラティナがエネルギー尽きそうだったので動かれる前に潰して押し切るイメージだったんだと思います。(でも普通に手札にエネあったんだわ、すまん)
7試合目 ロストギラティナ
疲れがマックスに達したのがこの時です。会場の椅子が町民館にあるようなパイプ椅子だったのが地味にキツくなってくる時間帯でした。普通に仕事してるのと同じくらい座ってる。
ロストギラティナは本日2戦目なので落ち着いてプレイング。アルセウスVStar立ててエネ加速しつつ雪道という理想ムーブできたので満足です。あと相手が雪道下でネオラントV出すというどこかで見たようなプレイミス出したのでなぜか知らないけれどすごく共感しました。
8試合目 はくばパルキア
この時点で勝利プロモカードは確定していたので正直早く帰りたいという気持ちしかなかったです。ただ、この試合は純粋に経験の浅さが響いたかなという感想です。というのも白馬バドレックスの技知らなかったんですよね。黒馬と一緒でエネ爆盛りにするイメージかと思ったら2エネで動いてきて完全に計算狂いました。
アルセウスVStar立てたのにスターポータル使わずに突っ張って倒されてしまったので後続で息が持たず、もう一体アルセウスVStar立てる前にパルキアから後続の白馬を立てられてワンパンされてしまいました。
ここは正直1体目アルセウスでスターポータル使っていたらこだわりベルトと雪道で1体目の白馬をVのうちに狩りつつ、パルキア始動の要求を上げられたので一番のプレイミスだと反省しました。
所感とデッキレシピ
参考までに使用したアルセウス&ギラティナのデッキレシピです。
![](https://assets.st-note.com/img/1666095197170-ShXBnf2gyp.png?width=1200)
ギラティナ2-3、アルセウス3-3としたのは意外とこの数でも回ると感じたからです。最初は3-3、3-4くらいでしたが、3体ギラティナを立てることがほぼないのと、アルセウスも後半はコストにしかならないことが多かったので序盤で理想系作ってあとは色々使いたいカードの枠に割きました。
こだわりベルト2はアルセウスで倒せる範囲の拡大とミュウ意識です。VガードエネルギーとオドリドリがなければギラティナのロストインパクトでVMaxも倒せます。多くのデッキで使い所のないドラピオンを入れるよりは汎用性が高いという判断です。
アルセウスの打点を上げるためにパワフル無色エネルギーもピンで入れています。アルセウスで突っ張っていかなければいけない展開となった時に相手のポケモンVをこだわりベルト込みでとれるようにしています。アルセウスで突っ張ることによってチェレンから損失なし全回復と入れ替えを実現できるので、これがはまった試合もありました。
あとはボス3枚にセレナ2枚とあなぬけ1枚で、相手を入れ替える札を気持ち多めに入れています。ギラティナはロストインパクトでエネルギーを減らしていく都合上、長期戦が圧倒的に向いていません。なので効率良くVポケモンを狙っていけるように多く採用しました。博士を使わずマリィで手札補充するため、ボスを後半に取っておきやすいです。札数少ない分はビーダルに頑張ってもらいます。マリィはちょっと多すぎるかなと思うくらい入れていいです。
逆に不要と感じたのはメモリーカプセルです。これはギラティナVStarにつけてエネルギー消費なしで技を打ちつつ居座る、対非エクストラ向けの戦略だったのですが、普通にアルセウスが優秀なのでそのまま押し切れてしまうことが多かったです。一度だけスターポータル打ちつつもダブルターボ以外のエネルギーが間に合わず、しかしエネ加速しないとテンポ取られて負ける、というタイミングでトリニティノヴァを打つために使いました。
全体的な所感として、今回のような大型大会でロストバレットのようなリソース管理が難しいデッキは後半プレイミスを起こしやすい印象を受けました。アルセウス&ギラティナはやることが単純なため、細かいミスをしても大きな負け筋につながることは少ないです。やはり自分がやりたいことを通すデッキは扱いやすくプレイしていて楽しかったです。
以上が大会初参加の備忘録でした。初参加の大会で勝ち越しできたのは純粋に嬉しいですし、プロモカードは大切な思い出にしたいです。
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