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Ingress的暗号解読(4)数字編

こんにちは、Snwappleです。

前回はこちら。

今回は、数字から文字列に変換する方法を説明します。

・Letter Number Code

これは単純に、A=1, B=2, C=3...と変換していくものです。解析したい数字列に26までしか含まれない場合は、この変換の可能性があります。

・ASCII Code (decimal)

ASCII codeとは、アルファベットや数字、記号などを収録した文字コードの一つです。全128文字に、対応する数字を割り当てています。ですので、128までの数字、特に60番台以降の数字を割り当てている場合はASCIIの可能性があります。60番台より若い数字は、コンピューターの制御文字などに使われているので、デコードには出てきません。

このように、数字を10進数で書いたものはDecimalと言います。例文として、テッセレーションのイベントのRound 12で使われた暗号もDecimalでした。

104 116 116 112 115 58 47 47 98 105 116 46 108 121 47 51 100 83 107 80 89 89

ちなみにテッセレーションとは、2020年に行われた公式の暗号解読イベントです。

・ASCII Code (Octal)

ASCII Codeを8進数で書き表したものは「Octal」と呼びます。Octalには7より大きな数字は現れません。0〜7しか文中に無ければ、Octalの可能性があります。例文は以下です。

101 160 160 154 145

・ASCII Code (Hexadecimal)

16進数で書き表したASCIIコードです。16進数なので、0〜Fまでの文字が出てきます。以下、例です。

4f 72 61 6e 67 65

・バイナリ表示

8桁の0もしくは1の数字の羅列で、ひとつのデータを表現する方法です。そのため、見た目は00010100といったものになります。このように、8桁の0と1 の組み合わせのデータを見たら、バイナリ文字列に変換してください。dcode.frや、Multi_Drcで変換できます。例文は以下です。

01000111 01110010 01100001 01110000 01100101

・周期律表

周期律表の原子番号と元素記号を結びつけて変換することなどもあります。

・SMSメッセージ

ガラケーでローマ字を打つためには、「A」なら数字の2のボタンを2回、「B」なら3回、といった風に入力するわけですが、それを暗号と見なすこともできます。

Dcode.frにも以下のツールがありますので、変換可能です。

https://www.dcode.fr/multitap-abc-cipher


・終わりに

ASCII Codeは、出現する文字で、どのタイプか大体推測できます。慣れればすぐ分かるようになるでしょう。

次回はシンボル系文字について書く予定です。





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