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【ネ タ バ レ】【ライブメモ】tacica TOUR 2023 “ソコハカ” at 2023.04.16 岡山YEBISU YA PRO

tacica TOUR 2023 “ソコハカ”
2023年4月16日(日)@岡山YEBISU YA PRO
開場16:45/開演17:30
※当日券有り
※オールスタンディング
※マスク着用声出しOK

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

〈tacica TOUR 2023 “ソコハカ”〉ツアー日程
01. 4月8日(土)新横浜 NEW SIDE BEACH!!
02. 4月15日(土)福岡 DRUM SON
03. 4月16日(日) 岡山 YEBISU YA PRO
04. 4月22日(土)仙台 MACANA
05. 4月29日(土)大阪 umeda TRAD
06. 4月30日(日)名古屋 BOTTOM LINE
07. 5月6日(土)東京キネマ倶楽部

会場周辺について

当初行くつもりじゃなかったけど、平日が忙し過ぎるのでtacicaのライブに行かないとやってらんない!と思い、急遽行くことに決めた。なんのために生きているのか。それを考えれば迷う理由はなかった。

岡山は去年のhoshioto以来。こんなに駅大きかったっけ。風が強くて、曇天。ポツポツ雨が降ったり、止んだり。会場は岡山駅から徒歩15分ほど。tacica初の会場。映画館などが入っている商業ビルの地下フロア。グッズの先行販売を行っている手前に、鹿の仔限定コンテンツのボードが掲示されていた。

会場限定ラジオは、ちょうど15年前の4/16にアルバム『parallel park』が発売された日ということで、parallel parkにまつわるエピソード、からの、安定のラーメン話だった。

会場は、左右に幅広いステージで、前後の距離感は近い。天井も高く全体的にきれいで、とてもいいハコだった。

観客は全体で70名前後か。2〜3列目あたりまではぎっしりで、5列目前後からはゆったりと観れる感じ。aranami tourの岡山公演もこんな感じだった。観やすくてとてもいい。



以下、ネタバレ














セットリスト ※ネタバレ※

01. vase(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)
02. 発熱(2016年AL『HEAD ROOMS』)
03. aranami(2020年Sg)
04. サイロ(2016年AL『HEAD ROOMS』)
05. JADITE(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
06. 金糸雀(2023年配信Sg)
07. デッドエンド(2022年AL『singularity』)
08. BROWN(2022年AL『singularity』)
09. ordinary day(2018年Sg)
10. ハイライト(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
〜グッズ紹介〜
11. From the Gekko(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)
12. 不死身のうた(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
13. タイル(2009年AL『jacaranda』)
14. SUN 太陽(2012年miniAL『jibun』)
15. DAN(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)

en01. ウソツキズナミダ(2008年AL『parallel park』)
en02. バク(2008年AL『parallel park』)

17:30オンタイムでスタート、19:02本編終了、19:18にアンコール含めて終了。
新横浜と同じセトリ。福岡ではアンコールで、アースコードが追加されたらしい。会場ラジオでアースコードに触れていたから岡山でも演るかもと思ったけど、演らず。

感想など

猪狩さんの服装は、新横浜公演と同じ。アンコールで、黒のソコハカTシャツ。小西さんはパンツがベージュのチノパンぽいので、他は同じだった。

ツアーのいいところは、バンドのコンディションも、聞き手の自分のコンディションもその日によって違うから、刺さる曲が日によって違うところ。その演奏は、その瞬間しかない。ナマモノであるところが、やっぱりいい。

この日は、aranamiが刺さりまくった。本当に、この3年間を思い出す。前回来た岡山のtacicaライブがaranami tourだったこともあるかも知れない。〈ニセモノが何度叩いても 決して壊れて失くならないから〉に心揺さぶられた。

サイロの良さを改めて感じた。newsong的なノリの良さ。

今回のセトリを俯瞰してみると、ソコハカ=tacica(確か)にちなんで、「確かなこと・不確かなこと」、「幸せ・不幸せ」、「いいこと・わるいこと」みたいな、プラスとマイナスの揺れ動き、どちらか一方に振れるのではなく中庸でいること、みたいなものがテーマなのかなと感じた。

そして、デッドエンドである。この曲はもう、いつ何度聴いたって大事な曲。自分のターニングポイントの曲。ライブの前日に起こった事件を思い浮かべてしまう一方で、個人的なこの1年間を振り返ったりしていた。特に全身全霊集中して聴き入ってしまう。

BROWNのアウトロ、猪狩さんが前屈みになった瞬間、汗が滴り落ちでむちゃんこかっこよかった。ゾクっとした。

「なんてことのない普通の日、という歌を歌います」と言って始まったordinariy day。聴くたびに日常を見つめる。ときに、なんてことのない普通の日って、最近無くないですか。非日常が日常化しているとすら思ってしまう。

DANの赤いスポットライトがかっこよかった。この曲はもう間違いがない。デッドエンド同様、聴き入ってしまう曲。グレッチの分厚い音圧がたまらない。

MCのメモ

「声出しOKになったりしてだんだん元に戻ってきて、モッシュとかあるわけじゃないけど嬉しいです」と猪狩さん。

中畑さんはいつもの「よろしくお願いしまーす」ではなく、「昨日金縛りに遭いました〜」だった。猪狩さんのお姉さんもよく金縛りになってて、前兆に波の音がするらしい。「うちの姉貴、ヤンキーだからよく海に行ってたんだ」と言っていた。ヤンキーは海に行きがちらしい。

hoshiotoの告知。「全員来て!」と。去年、猪狩さんが弾き語りで出演して、今年はバンドで参加。去年来たときに、飲食店の店員さんに岡山城をゴリ押しされたらしい。岡山城はコウモリ城と呼ばれていたらしく、その縁でバットマンとコラボした、という話を聞かされたとのこと。なにか言おうとして呑み込んでいた。

グッズ紹介の流れで、服の呼び名ってよく変わるよねっていう話題。「トレーナー」じゃなくて「スウェット」。パンツはイントネーションで分かれ。「デニム」とか「Gジャン」とか。…という流れから、「あ、デニムだから岡山好きなのかも」と猪狩さん。「岡山好きです。好きに理由はないと思うけど、それです」とライブの冒頭に言っていた伏線を回収。

19:20頃ライブが終わり、会場から駅まで徒歩で15分ほど歩いた。雨がしとしと降っていたけど、ライブの余韻とともに、ペトリコールの香りが心地よかった。

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