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【ライブメモ】Billboard Live TOUR 2022 “裸の特異点“ at 2022.05.06 大阪

概要

Billboard Live TOUR 2022 “裸の特異点“
2022年5月6日(金)@Billboard Live Osaka
■1stステージ 開場17:30 開演18:30
■2ndステージ 開場20:30 開演21:30

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹
Piano:森田くみこ

〈Billboard Live TOUR 2022 “裸の特異点“ スケジュール〉
01. 5月6日(金)ビルボードライブ大阪  1stステージ
02. 5月6日(金)ビルボードライブ大阪  2ndステージ

03. 5月14日(土)ビルボードライブ横浜  1stステージ
04. 5月14日(土)ビルボードライブ横浜  2ndステージ

会場周辺について

今回、ほぼ初めて品川駅から新幹線に乗ったのだけど、これが失敗だった。駅構内に入ってしまうと売店がほぼなく、時間をつぶせるようなお店もなかった。少し早めに到着してしまったので、さてどうしたものかとスマホを頼りに検索してみると、北コンコースにスタバがあるとの情報を得、どうにかカフェインにたどり着けた。待合室と一体になった小ぶりのスタバで時間をつぶす。次回は入場する前に買い出しを済ませよう。もしくは東京駅からにしよう。

いつもなら大阪であれば日帰りにしてしまうのだけど、今回は公演時間が遅めだったのでそうはいかず、宿泊を手配した。夕方に到着してチェックインを済ませ、会場を下見。Billboard Live大阪の会場はJR大阪駅から歩いてすぐだった。「へぇ、ここなのね」と確認だけして、近くのカフェで休憩。

Billboard Live自体は他のアーティストで来たことがあったけど、大阪は初。ステージは幅広いものの東京のように高さはないのでどこの席でも見やすそうではあった。ただ奥行きがあるので、カジュアル席の後ろだと距離を感じるかも。地下2階のためスマホが圏外。物販エリアにフリーWi-Fiのアクセス方法が掲示されていた。

このツアーのためのオリジナルグッズも販売。メインビジュアルがデザインされた、おしゃれハンカチ。サラサラと手触りがよく、サイズも大きめ。2000円もしたけど価格相応のクオリティなので、ここぞというときに使いたい。

セットリスト

01. コオロギ(2008年『黄色いカラスe.p.』)
02. アリゲーター(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
03. HALO(2013年Sg)
04. 命の更新(2011年Sg)
05. dear, deer(2021年BestAL『dear, deer』)
06. ordinary day(2018年Sg)
07. ONE(2016年AL『HEAD ROOMS』)
08. 永久列車(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
09. 幽霊のいない街(2015年AL『LOCUS』)
10. LEO(2014年Sg)
11. stars(2020年Sg)
12. ホワイトランド(2018年Sg)
en01) ダンス(新曲)※灯台の明かりを消したのは〜
en02) セメルパルス(2010年『神様の椅子e.p.』)

ピアノと女性コーラスが入ることが想定された選曲+天体に関する楽曲で構成された感じか。starsとホワイトランドは絶対に聴きたいと思っていたので歌ってくれてよかった!

感想やMCなど

公演時間はたっぷり90分

1st stageは18:30〜19:35で本編、アンコール入れて19:50まで。2nd stageは21:30〜22:40で本編、アンコール入れて22:55まで。ステージ下手から、ベース、ピアノ、ドラム、ギターボーカルという配置。開演時間の15分前にそれぞれの楽器チェック。会場が薄暗く、照明が小さなスポットライトだったのでまるで宇宙空間にいるかのようだった。

開演時間オンタイムで、上手の出入り口から登場

いつもとは少し違ったシックなスタイルで入場。猪狩さんは黒のセットアップ、白の丸首ティシャツ、いつもの白のコンバース。ゆったりシルエットで抜け感があって、かっちりしすぎていない感じ。小西さんは黒シャツ、パンツ、ブーツ、NASAのキャップ。

鍵盤と女性ハモリが新鮮

Billboardなのでアコースティックセットなのかと思いきや、ふつうにバンド編成。今回の大きなポイントはなんといっても、ピアノの森田さんがいること。tacicaの楽曲に鍵盤の音が入ると印象がめちゃくちゃ変わる。4人編成時のギター野村さんのパートを、ピアノで弾いているようなイメージ。特に、ギターを追いかけるように入るアリゲーターのイントロが新鮮だった。

それから女性ボーカルハモリという点も、いつもと違うところ。猪狩さんのボーカルとの相性の良さもさることながら、めちゃくちゃ歌がうまくて、メロディが複雑な命の更新をよくぞ歌い上げてくれた!と感動しまくりだった。〈雨の気配に〜〉の転調がたまらなかった。

心に刺さった曲、いろいろ

序盤から猪狩さんの頬がゆるんでいて、とても楽しそうだったのが印象的だった。dear, deerはイントロのリズムで瞬間的にハッと気づいてうれしくなった。節目曲だからもうしばらく歌ってくれないかと思ってたけど聴けてよかった!!ここでもキーボードがとてもいい。

そして、ONE。いつぶりなんだろう(アルバムツアーぶり?)。森田さんのサポートが決まった時点で歌うのではと、なんとなく予想していた。小西さんもハモっていてよかった。

tacicaは新旧隔たりなくライブで歌ってくれるから、久々に聴くと好きになる曲が多くて、再発見がいつも楽しい。今回だと永久列車。森田さんのコーラスも相まって、気持ちよさと爽やかさがあった。

LEOは、この半年間の自分にぴたりと重なってとても沁みた。それは、丸い滑走路をまだ飛べると直走ってきた十余年だったけれど、未来を選り好みして選んだ結果の、この春だったから。ずっしり胸にきた。

starsは今回は猪狩さんもギターを携えていた。Aメロ、Bメロは弾かず、サビと間奏で弾く感じ。バラードのtacicaも大好きなんだ。ホワイトランドも久々だーー。ずっと聴きたかった。期待していたのでもれなく聴けてよかった。

アンコールでは2曲披露

1曲目は新曲のダンス。弾き語りライブでお馴染みの曲で、猪狩さんのアコースティックギターと、森田さんのコーラスのみの編成。おふたりのハーモニーが素晴らしかった!!! 新アルバムに収録されることも発表された。ずっと何かを「言いたい」と言ってたので、近々情報解禁あるのでは。

曲の終了とともに小西さんと中畑さんが入場。最後に、セメルパルスを披露。猪狩さんのギターは新しいやつだろうか。木目のボディに貝のようなリフレクションのあって、見たことないやつだった(たぶん)。

MCは少なめ

「分厚い肉食べた?」と猪狩さん。喋る鹿でも言っていたし、分厚い肉が気になっていたご様子。

サポートメンバー紹介では、中畑さんのお馴染みの「よろしくお願いしまーす」に負けないくらい大きい声で森田さんの「よろしくお願いしまーーーす!!!」に会場が湧いた。

2nd stageのMCで小西さんが言っていて気づいたけれど、22時とかにライブを観るのって確かにとてもレアな体験だ。

1日に2公演って、とても贅沢なこと

1st stageは何の曲を演奏するのか気が抜けないからあっという間だし、2nd stageでは歌う曲がわかっている分、一曲一曲を集中して聴くからあっという間だし、いずれも一瞬だった。


新幹線でおいしいビールが飲みたい!