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【ライブメモ】tacica猪狩翔一『Merry Plant Christmas 2023』 at 2023.12.24 札幌PLANT

Merry Plant Christmas 2023
猪狩翔一(tacica)  / 成山剛(sleepy.ab) / 下倉幹人(タデクイ)
2023年12月24日(日)@札幌PLANT
16時半開場/17時開演

お知らせ。猪狩さんの弾き語りライブメモを一冊のZINEにまとめました!好評販売中です。

セットリスト

01. ぼくら(tacica 2023年miniAL『YUGE』)
02. ホワイトランド(tacica 2018年Sg)
03. ordinary day(tacica 2018年Sg)
04. さかなになって(原曲:sleepy.ab
05. ネバーランド ※僕が今日の日を忘れなくても〜
06. aranami(tacica 2020年Sg)
07. 物云わぬ物怪 ※もう瀕死の太陽からあと何を貰おうと〜
08. ダンス(tacica 2022年AL『singularity』)
en. LEO(tacica 2014年Sg)

ホワイトランドは弾き語り初、かとおもったら、二度目だった!aranamiはどうやら士別の雪まつりのときにリハで歌ったようだけど、本編で演奏したという点では今回が初。
猪狩さんはトリの3番目で、18:34〜19:28、アンコール入れて終演したのが19:35。たっぷり1時間。

会場のことなど

東京は曇り空。ここ数日の札幌の天気予報を何度も見て服装はどうしようか迷いに迷った。その結果、東京の真冬(2月くらい)の格好をすればいいのでは!という結論に。結果的に地下移動だけでなく、地上の雪の上もガシガシ歩いたので、それなりの格好をしていってよかった。手袋も持っていってよかった。

寒波が心配だったけど、札幌も快晴。街中に雪が積もっていたりアイスバーンになっていたものの、なんとか大丈夫な気候だった。

会場のPLANTは、地下鉄南北線・北24条駅を降りてすぐのところ。

16:30に開場。整理番号順に入場。ドリンク代600円。バーカウンターは広々としており(昼間はカレー屋さん?のよう)、その奥の扉の先にライブスペースがある。ステージの奥行きもあり、観覧スペースもスタンディングで100名以上入りそうな広さ。今回は椅子有りで5名×6列くらいか。

特典にポストカード付き。一枚100円で追加購入も可能だった。

tacaciかわいい

感想など

18:30になると猪狩さんが袖から登場してセッティング。今日はなるやんさん不在。終演後の物販も猪狩さんが一人で対応していた。

猪狩さんの服装は、グレーっぽいパーカー(藝術 科学 思想 自然のやつ)、デニム、珍しくがっちりしたブーツ(雪でもすべらないやつ。厚底のせいか、いつも以上に背高に感じた)。
猪狩さんだけスタンディング歌唱。黄色のファイルにステッカーが増えていたような。

札幌で初めての弾き語りライブ1曲目は、ぼくら。弾き語りを象徴する曲から始まった。

「最高です。PLANTにようやく来れたこと。成山さんと共演できたこと。コロナ禍でたまたまライブ配信を観たことがあったタデクイの下倉さんとも共演できたこと、最高です」。どことなく緊張しているような面持ちで語った。

PLANTは新しくできたばかりのライブハウス。tacicaが結成して間もなく、札幌で活動していたころに出してもらっていた「COLONY(コロニー)」の店長小野寺さんが新しく作ったライブハウス。

ていうか、このクラファンを支援していたことにたった今思い出した。

2曲目は驚きのホワイトランド!!!!!「SNSでエゴサして、聴きたいって見つけたから歌ってみました」と!!! そんなツイートをした心当たりがあったので、もしかして自分のかしら、などという自惚れとともに存外の喜びを感じた。歌詞がじんわり染み込んできて、とても大切な友人のことを思い出しながら聴いた。

sleepy.abのさかなになってのカバー。「本人の前だけど、好きなので歌いました」とちょっと照れてるような歯に噛むように曲紹介。歌詞に注目して聴いていたのだけど、猪狩さんの詞っぽさ、言葉選びっぽさをほのかに感じた。やさしく語りかけるように歌っていたのがよかった。

ここ最近、定番になりつつあるネバーランド。メロディがやさしいな〜って思う。

ノルタルジーの話。曰く、たまに急に、札幌に帰りたいと思う時がある。でも、「いや、まだここ(東京)でがんばらなきゃ」と誰に言われるでもなく思う。だから札幌に帰ってくると、冷たい空気を吸って鼻の奥にツンと冷たさを感じると、なんともいえないきもち、ノスタルジーを感じるとのことだった。「みんなまだ経験してないノスタルジーだよ」と言っていたけど、わかる〜〜〜って思った。実家に帰ると小中学生の頃を思い出す。

で、なんとなんとなんとなんと、aranami。札幌を舞台にしたアニメ「波よ聞いてくれ」の主題歌。「コロナが日本に来たかな、どうなのかっていう微妙な時に、札幌でMVを撮影。そのあとすぐコロナ禍になってシングルも発売延期。当時コロニーの店長小野寺さんからも、札幌で何かイベントをやろうと言われてたけどできなかった」という今だから語れるエピソードも。

それこそ2020年2月、士別雪まつりでの弾き語りライブのその延長で、aranami関連のプロモーションなどなどをやっていたのではなかったか。もう4年弱前なのか……。(言葉が無い)

物云わぬ物怪はサビの感じがアースコード的な、壮大なスケール感のある曲なのでは、と思った。現時点でめっちゃ好きだし、バンドバージョンも楽しみ。

「みんな札幌に来たがってます。来年、tacicaで来れそうです」的なにおわせ発言もあったので、これはきっとちゃんとあるやつ!いろいろ備えたい。

アンコールはLEO。後半のブレイク部分、いつもは軽くギターを奏でながら歌っているけど、今日は完全にアカペラで歌っててそのメリハリが最高だった!!ちょっとした演奏の違いやアップデートが嬉しい。

札幌での初の弾き語りライブ。それも、tacicaが縁深いコロニーの店長が新しく立ち上げたライブハウスでの開催。しかもクリスマスイブという日。セットリストもこの日ならではの選曲。いろんな「特別」が重なった、またと無い一日だった。行ってよかった!┗┻( ・⊥・ )┻┛

ビルの2階。ちょっとしたスペースがあり(コインロッカーもある)、待機場所も兼ねていて、よい。
ステージにも奥行きがあるし、ステージも近い。

おまけ:札幌観光

喋る鹿でちらっと話題にのぼった半田屋。地元の人たちに愛されるタイプの食堂チェーン店。多種多様なお惣菜がずらっと並んでいて好きに取っていって精算するタイプ。
こういうの。こういうのがいいの。血迷ったラインナップだけどいいの。
薄荷堂(HAKKA’DO)。ハッカのスイーツのお店。幼少の頃からチョコミントが好き。
街中で見つけた小鹿。つい撮ってしまう。
地下街に突然現れる小鳥たち。金糸雀、ではない。
札幌駅地下街、小鳥のひろば
札幌市円山動物園へ行ってみた。ちょうど鹿さまのお食事タイムだった。かわいい。
一幻のラーメン食べた。信玄が長蛇の列で、一幻の本店も長蛇の列で諦めかけてたけど、新千歳空港店は15分ほどで入れた!美味しかった!
信玄はこちらでがまん。年末年始の楽しみ。


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