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【ライブメモ】tacica live 2023 『集う鹿』 at 2023.08.12 新横浜NEW SIDE BEACH!!

FCライブ『集う鹿』
2023年8月12日(土)@新横浜NEW SIDE BEACH!!
OPEN 16:45 / START 17:30
有観客/生配信・アーカイブ有り

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹


会場周辺について

tacicaのライブとしては衝撃的だった対バン『脱皮』以来、およそ1ヶ月ぶり。

台風が心配されていたけど土曜はまだ影響なく快晴。よかった。ここ最近は感染者も増えているようなので、健康体で当日を迎えられて心底よかった。

世間様はお盆休みだからか、新横浜駅は激混み。さらに横アリでアイドルグループの公演もあり、会場近辺も人で溢れかえっていた。スタジアムでも試合があったよう。考えてみれば、tacicaのNSB!!公演でここまで大混雑しているのは初めてだったので戸惑った。

コインロッカーも軒並み一杯。探し回った末、地下鉄の駅に時間貸しのコインロッカーがあり、そこは結構空いていた。30分100円。開場時間前に預けて、終演後すぐに回収して、追加で500〜600円支払ったかたち。

日傘必須の灼熱の日光のなか、物販の先行販売に並ぶ。ここ最近の喋る鹿で言及されていた、事務所から発掘された過去グッズの販売もあった。Tシャツがメインといった感じ。靴下は初めて見た。

タイムテーブル

17:31〜17:58 「喋る鹿 vol.36」公開収録
17:58〜18:16 インターバル(角々鹿々ダイジェスト映像放映・約10分)
18:16〜20:00 ライブ

「喋る鹿」公開収録

まずは喋る鹿の公開収録パート。

猪狩さん黒のTシャツ、黒のパンツ、白のコンバース。小西さんはオーバーオール+白のTシャツ、ブーツ、キャップ(黒ベースに、ツバが黄色)。

あらかじめ告知のあった、角々鹿々で作ったラグのプレゼント抽選会。小西さん作のナニユエ君はネットで応募した人の中から、猪狩さん作のロゴマークは会場にいる人の中から、それぞれ1名ずつ。

ランダムに数字が表示されるアプリで抽選。ボタンを押すと情緒なくすぐに表示されるからね、と何度も言っていた。

抽選会の後は、質問コーナー。挙手制で、中畑さんが指名するかたち。質問コーナーがあることは告知されていたけど、てっきり入場時に紙に書いたりするのかと思っていた。

猪狩さんが「やわめのやつで」といったことがフリになったのか、初っ端の質問から「橋本絵莉子さんと対バンはしないんですか?」とぶっ込まれていて会場が沸いた。動揺する猪狩さん。ちょっと考えながらも「ないです!」と回答。「でもおもしろかったよ!」と称えていた。つよい。

ほか、「最近食べたものの中で一番おいしかったもの」、「怪談話。なければ、初恋の話」(初恋話を中畑さんが回答)、「呪術廻戦のED曲はどうですか?」といった質問。

集う鹿について、「東京以外でもちょっとずつできたらいいかなと最近思ってます」と猪狩さん。中畑さんが「やっぱり質問は前もって準備していたほうがいいね」と言うと、「1問目がすごかった。ボディブローのようにきいてくる……」と猪狩さんが苦笑い。

公開録音パートは終了。インターバルには、角々鹿々のダイジェスト映像が10分ほど放映され、合計15分のインターバルを経て、ライブパート。

セットリスト

01.コオロギ(2008年『黄色いカラスe.p.』)
02.贅沢な蝋燭(2011年Sg「命の更新」c/w)
03.群青(2017年miniAL『新しい森』)
04.ナニユエ(2023年配信Sg)

<リクエスト上位5曲>
05.Co.star(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)
06.LUCKY(2015年AL『LOCUS』)
07.Silent Frog(2008年AL『parallel park』)
08.諦める喉の隙間に新しい僕の声が吹く(2017年miniAL『新しい森』)
09.latersong(2019年AL『panta rhei』)

〜グッズ紹介〜

10.アロン(2022年AL『singularity』)
11.某鬣犬(2009年AL『jacaranda』)
12.ordinary day(2018年Sg)
13.dear, deer(2021年BestAL『dear, deer』)

en1. オニヤンマ(2009年『人鳥哀歌e.p.』)
en2. 熱帯夜(2007年miniAL『Human Orchestra』)

感想やMCなど

いきなりコオロギから始めちゃうところとか集う鹿っぽさ。久々すぎる群青。pf森田さん不在ver.のナニユエくんも聴けた(もちろんオケは流れていた)。

リクエスト上位5曲のコーナーに入る前に、MCで猪狩さんが総評。「頼む、mori入らないでくれ…」と思っていたと言うと、中畑さんがイントロを数秒叩いて沸いた。

「今から、リクエスト上位5曲をやります」と言って始まった、第1位のCo.star。イントロの瞬間から歓声が上がっていた。かつてはライブ定番曲だったけど、いつからかご無沙汰になっていた。めっちゃかっこいい。

LUCKYも久々に聴いた。tacicaの中でもBPMが速い曲で、一番速いmoriの200に次ぐ192とのこと。リハではLUCKYも200で練習しているらしい。まるで悟空が甲羅を背負って修行するみたいだ。ここでも話題に挙がるmori。でも演らないmori。「moriは一回躓くと終わってる。moriという名の濁流」(by 猪狩さん)。

Silent Frogはリクエストを取るたびにそこそこの順位に位置している印象で、根強く安定的な人気がある。

諦める喉の隙間に新しい僕の声が吹くは投票しようか迷った曲なので、聴けて嬉しかった。個人的には、当時のツアーぶりにライブで聴いた。改めていい曲なんだよな。

latersongがこの日一番、意外だった。嬉しすぎる誤算。この曲も最後の最後まで入れようか悩んだ末、泣く泣く外した曲。会場もどよめいた。直近のビルボードライブ『裸の特異点2023』で聴けて、もうしばらく演らないだろうと勝手に思ってたからラッキーだった。横浜に縁がある。猪狩さんからも「latersongが人気だな〜っていう感想でした」という発言も。

今回のリクエスト上位曲は、ずっと演奏してなくて久々に聴きたい曲が票を獲得しているのだろうと思った。ライブ関係なく「好きな曲」でアンケートを取るとまた違うものになるのでは。とても気になります。

ちなみに自分が投票したのは、name、wonder river、NWMの3曲。TOP10にも入らず、撃沈。

アロンはここのところよく演ってくれる曲。定番感があっていい。3人の演奏に注目しちゃう。かっこいいtacica。

某鬣犬は公式Twitter(現X)でリハ映像が上がっていた曲。公演後に公開された喋る鹿での発言によると、猪狩さんが演りたくて入れたとのこと。

本編ラストはなんとdear, deer。これも意外だった。「勝手に鹿の仔のテーマソングみたいに思ってる」と猪狩さん。その言葉を頭に置いて聴くと、歌詞のフレーズひとつひとつが、tacicaから鹿の仔に向けたメッセージのように思えて泣けた。〈本能から応答せよ〉〈人波に泳ぎ疲れたって 風に吹かれて涙を乾かすだろう〉〈遊び疲れた頃 また会おう〉。どの曲だってそうなのではあるけれど、より一層感じた。

ちなみに、
〈たった一度きりの人間らしさを きっと抱えたまま生きている〉
〈どんな当たり前の人間らしさを いつも抱えながら生きている〉
とそれぞれ変えて歌っていたのは意図的なのだろうか。

アンコールでは、たくさんの情報解禁

  • 久々の布ステッカー配布

  • New miniアルバム『YUGE』の発売告知。金糸雀、ナニユエを含む全6曲

  • それを引っさげて、全国6ヵ所のツアー『物云わぬ物怪』開催

  • 新譜は、ツアー初日10/29のF.A.D横浜から会場で販売開始

  • ツアー終了後に、通販で販売

  • 音楽配信サービスでは、ツアーファイナル翌日の11/19から配信開始

  • ★詳細は公式サイトへ

会場中が喜んでた。大きな拍手が鳴り止まなかった。

アンコールは、2曲。オニヤンマ〜熱帯夜がシームレスにつながったのが無茶苦茶かっこよくって、熱帯夜続きの日本にぴったりだった。

ナニユエくんもちゃんといる。
ラグ当たった人、羨ましい!
鹿の仔有志によるお祝いのフラワースタンド。
ナニユエカラーでかわいい。
ちゃっかりカンパに参加させていただいた
(有り難うございます!)。
小西さんのキャップに中畑さんのドラム、
そして赤いウェアを着たたぬきち。どの子も抜群にかわいい。
満を持して爆誕したナニユエくんアクスタ。
写真で見るより実物は大きかった。

新幹線でおいしいビールが飲みたい!