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「恋せぬふたり」


タイトル通り「恋せぬふたり」(四話まで)を見て色々考えさせられました。
いつもはパッと思いついたことや考えたことがあるとすぐにTwitterでぽつぽつ呟くのですが、フォロワーさんがこのドラマを見てるか見てないかもわからないのと、結構長くなりそうな気がしたのでこっちで話してみます。 

※話の流れ上、私自身のパートナーとの話も出てきます。接触についても具体的な話はしていませんが触れています。少しでも苦手な方はすぐにこの画面を閉じていただくことをおすすめします。※






思いつくままに書き散らかすと思うので読みやすい文章ではないかもしれません、そしてあくまで一個人の感想ですので「へー、そうなんだ。」程度に見てください。

まずキャスティングに高橋一生さんと見てめちゃくちゃ見る気になりました。(カルテットの家森さんが大好きでして)そしてうどんを楽しそうに踏んでる高橋さんめちゃめちゃツボ。
劇中でのセリフの節々からマイルールがある神経質さとある程度他人との距離を測るタイプであることがみてとれて、自分に近いものを感じました。

咲子さんは感情表現が豊かでとっても心根の良い真っ直ぐな人ですが、かなり感覚のベクトルが鈍い人で人との距離もちょっと近いので、自分とは少し違っていて共感する部分は少ないですが、いつも一生懸命なのでとても応援したくなります。

四話まで見た状態ですが毎回とても心がかき乱される内容なので、少し覚悟を持って見る必要があるドラマなのですが、見るのを辞めようとは今のところ思わないのである意味刺さっている気もします。
恋愛至上主義なこの世界で生きる全てのアロマ・アセク周辺の人達にはすこし痛いくらいのセリフもたくさん出てきましたが、アロマ・アセクで交際しているパートナーが居る身としてはカズくんが登場してからは特に心が痛かったです。(パートナーの詳細が気になる方は ↓ の記事をご参照ください、馴れ初め的なものがわかります。)

パートナーはシスヘテロ男性なのでカズくんとセクシャリティは同じです。しかしカズくんほどゴリゴリ来るタイプでは無く、いつも対話することを大切にしてくれる人なので幸い咲子さんのようにはなりませんでしたが、正直パートナーと交際関係を続けている以上カズくんが言う「カップルみ」「夫婦み」ある男女ペアでしかないというセリフはがっつり刺さりました。

パートナーとお付き合いもしていますし、それなりの接触もしています。それでもどこまでいっても私はパートナーのことが恋愛として好き、と言うにはしっくりこないし性欲も無いです。やや性嫌悪もあるほうですがパートナーとの接触の時は脳が一時的に麻痺しているような感覚なので、その瞬間は大丈夫でも後で冷静になるとちょっと自分でも引きます。このギャップに自分が耐えられなくなる日がいつかきそうで心配です。

そしてパートナーと付き合う・付き合わないという悶着があった頃には、咲子さんとカズくんのようにそこそこのすれ違いもあったので、その時のことを思うと胸がかなり痛くなりました。
カズくんの「好きだからしょうがない」的なセリフを聞いて、あー、パートナーも似たようなこと言ってた事あったなと思い出し、その当時の私の想いを高橋さんが代弁してくれて、その通り!!!!と全力で首を縦にふりました。

カズくんも悪い人ではないということはストーリーが進む事にわかりつつも、それでも相容れないシスヘテロ男性とアロマ・アセクの攻防戦を見て、両者が平和に生きる道はいずこ…と遠い目になっていたら、とうとう四話の最後でカズくんが「俺でも良くない?」と言い出して、いかん!それは茨の道!!双方がボロボロになる可能性が目に見える!!!!!やめろーーー!!!!と叫びそうになりました。

願わくば高橋さんと咲子さんの平々凡々な二人暮しを見届けるだけのドラマになって欲しいのですが、そういう訳にもいかないようですね。
次回の展開がちょっと怖いですが楽しみでもあります。