【ダチョウ倶楽部の「絶対押すなよ！」の心理学視点を解説】

こんにちは。
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今回のコラムは、ダチョウ倶楽部の、
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「押すなよ！絶対押すなよ！」のセリフには、
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心理学視点で見ると、どんな効果があるのか、
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ということについて、
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その部分を解説していきましょう。
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テレビ番組で、
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ダチョウ倶楽部のメンバーが、
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熱湯風呂の上に立ち、
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「押すなよ！絶対押すなよ！」
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と、笑いをとるために言っている光景を
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誰もがみたことがあるかと思います。
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結果的には、わざと押されて、
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メチャクチャ熱そうなフリと
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溺れそうな演技をするわけですが、
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「言われると、押したくなる」
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実は、この部分には、
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ちょっとした心理学的効果があるんです。
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劇中に、
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「押すなよ！絶対押すなよ！！」
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と言われると、
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”ネタ”とはわかっていても、
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つい背中を押して、
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熱湯風呂に落としたくなるという、
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背中を押すダチョウ倶楽部のメンバー。
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この行動の心理は、
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「カリギュラ効果」という、
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”心理効果”になります。
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例えば、
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人は、「〇〇してはいけない」と、
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制限、抑制、禁止されると、心理的に、
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逆にそのことが、余計に気になってしまい、
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したくてどうしようもなくなるという現象が、
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それになります。
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＜カリギュラ効果＞という名前は、
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昔、「カリギュラ」という映画があって、
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内容が過激すぎて、
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アメリカの一部の州では、放映制限がかかり、
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そのことが話題となって、
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見てはダメということを言われると、
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どうしても見たくなる人が増えたことから、
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この名前がついたのが、
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”カリギュラ効果”の由来です。
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この心理学的効果をふまえて、
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考えてみたとして、
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相手にしてほしいことがある場合には、
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「〇〇してはいけません」
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このように、制限、抑制、禁止のようにすれば、
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その効果があるということになりますね。
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ビジネスの場でも、
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このカリギュラ効果を利用した、
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キャッチコピー広告を様々な場所で、
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目にすることもありますね。
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実に、おもしろい心理学的視点ですよね。
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きっと、小さな子供に、お菓子を持たせて、
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「このオヤツはまだ食べちゃだめよ。あとでね」
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と伝えてその場を離れて戻ったら、
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もう開けて食べてしまっていたのと、
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同じことなのかもしれませんね。
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今日のプラスのひとこと
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言葉を正しく使うことが成功につながる。
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追伸
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もし、僕だったなら、
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「僕の公式LINE、友達追加、絶対押すなよ！」
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とは絶対言いませんが、
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本当に言ったとしたら、カリギュラ効果で、
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逆効果になるということになりますね。
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ですが、ただその効果を狙っただけでは、
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その効果をうまく発揮できません。
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やはり言葉をうまく書けるようにならないことには、
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その効果にあやかることは出来ないでしょうね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。♪