手癖を解いていく

久しぶりにベートーヴェンをやりました。レッスンで、弾き方に癖がつき過ぎているし、ペダルも踏み過ぎだと言われました。最近、メルドーを聞いたり、ポップスピアノ的なことをやったりして、少し崩れているのは感じています。

たぶん、ジャズをやって、そこから、クラシックの弾き方も変わった。かなり崩れたと思う。ジャズの人の弾き方は、クラシックのそれと違います。特に、古い人がは、元々素養があってやってるわけじゃないので、余計に、我流の弾き方になっています。それをマネしていたので、余計にクラシック
的には崩れている。

さらに、クラシックでも、近代曲をやることが多いので、古典派はあんまりやっておらず、昔ながらの弾き方に立ち返れずにいます。何をやってきたんだろう。間でテンペストはやったんだけど。ラヴェルとスクリアビンを弾いた。ラヴェルは道化師となんだっけ、まあ、そんなのを弾いて、スクリアビンは焔に向かいてや黒ミサ、プレリュードをちょっと触りながら。ドビュッシーも前奏曲集からいくつか。バッハもやった。ショパンのバラ3は触ったなぁ。

逆に、モーツァルトやシューベルトは触ってないし、リストやブラームスなんかも触ってない。その意味では、古典派はちゃんと触ってない。だから、弾き方が少し、古典派ぽくないところはある。

それで、ペダルも踏み過ぎる。無意識に、和音だから踏んでしまう、という感じで。踏んではいけない、踏み過ぎてはいけない。ポップス的なものをやってて、なんとなくペダルを踏んで、そのままの方向でいっている。それ以前に、ペダルをどう踏むか、ということをあまり意識しなくなってしまった。たぶん、一度くらいはきちんとやった時もあったんだけど、それでも、ちゃんとしているわけじゃない。だから、ペダルも荒いんだと思う。

だから、かなり、我流というか、癖が強い感じになってしまっているのだと思う。基本に立ち返る。まあ、そのいい機会なんでしょう。手癖を解いていって、純粋な弾き方に戻っていく。学び始めた最初の頃に。弾けてしまっているからこそ、元の型へと戻っていく。そんなベートーヴェン。

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