理屈ではなく、感性の話
猫組長の『ダークサイド投資術』を読んでいます。「ヒトがAIに勝つには、「浄水場にビルを建てる」的な「非合理的」発想を株投資の場面で生み出すしかない」と書いていました。AIには時間の概念がない、だから、過去や未来を想定して考えない、だから、むしろヒトは中長期的な投資が必要である。そのためには、アート、感性を磨かねばならない。そして、そのためには、株ばかりやっているのではだめなのだ、ということを書かれていました。
たまたまですが、僕は、会計をやっていて、数字を相手にしています。しかし、やっている間に、数字を作る、ということは政治的な諸々の調整であるということが分かってきました。
青柳は「利益から会計は作られる」と語ったそうですが、これは、社内政治の結果として、会計がある程度「作られた」ものであることを示唆しています。
これは、理屈ではなく、感性の話です。
まあ、猫組長はそういうことを意図しているわけではなく、会社のポリシーのようなもの、ブランドなり、そういうものを見極める上で、「美意識」が必要なのだ、と説いているわけですが、理屈じゃない感性を大事にすること、それは、会計でも同じ、というより、だからこそ、投資も感性が必要なのだという感じがします。
僕は、会計からあっちへふらふら、こっちへふらふらと勉強なり遊びなりしているので、ある意味、ありがたいお言葉でした。
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