推しを広めたいなら、自分が有名になればいい。

伊勢志摩のスペイン村にだいぶお客さんが来たようです。普段はがら空きなのですが、Vtuberの人とコラボして、人がやってきたということですが、もともと、このVtuberさんがスペイン村が好きらしく、SNSでバズったのを社長が見つけて、コラボをお願いしたのだとか。

まあ、最近はこういうコラボで売り上げが伸びる、というのがあります。アニメや漫画がよく言われますが、鬼滅の効果でダイドーの缶コーヒーがすごく売れたり、まあ、いろいろある訳です。刀剣乱舞によって、刀本体の観覧が増えたり、することもあったりしました。鷺宮神社も、聖地巡礼が行われて、鳥取のどこかでも、Freeの影響でコラボがされました。

こうした、コラボの効果が、Vtuberによって、なされている、というのが面白いなぁ、と思うところでした。自分な好きなコンテンツを、逆に自分の知名度によって紹介できる、という現象が起きている。

極端なことを言ってしまえば、推しを広めたいなら、自分が有名になればいい。

自分が影響力を持って、宣伝する。そういう、個人の知名度によるマーケティング、まあ、インフルエンサーマーケティングと呼ばれるものに近いですが、インターネットによって、そうした、個人によるマーケティングがやりやすくなったのだろうと思います。自分を知ってもらう、というハードルをクリアして、その先の、自分の好きなものを宣伝するフェーズに向かう。

マーケティングとしては、まず、認知してもらう、その次に試行してもらう、そしてリピートしてもらう、そういう消費者行動の段階を経て、継続的な顧客になる訳ですが、スペイン村とVtuberさんの場合、認知の部分を配信で、試行の部分をコラボで達成できたことになります(当然、全員ではなく、ファンの中の一部です)。こういう、掛け算的なマーケティングの考え方は、森岡毅が著作に書いていました。

しかし、まあ、僕は有名になりたくなんてないので、あまり注目されたくないですね。(ある意味で、逆マーケティングを行う必要があるのかもしれません)

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私の個人的な身辺雑記

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