阪田産業の循環取引

サカタインクスの子会社で循環取引による不正があったようです。

捜査2課によると、2人は2010年から架空の循環取引に関与。田村容疑者の経営する省エネ機器販売会社が、阪田産業を経由して同容疑者の知人の会社と取引があるように見せかけるなどしていた。
2人の逮捕容疑は共謀の上、21年8~9月、太陽光発電関連機器などに関する架空の商取引を装い、阪田産業から知人の会社の口座に商品代金の名目で計約2億4500万円を送金させ、だまし取った疑い。
架空の取引は10~21年で約10社が関わり、計約1500回、総額100億円以上に上るとみられる。阪田産業が田村容疑者の会社との取引を停止したことをきっかけに、21年12月に発覚。阪田産業は吉田容疑者を懲戒解雇としていた。

不正というより完全なる詐欺事件となっています。かなり関係者の多い事件ですね。記事だけ見ると、ぱっと見架空取引のようにも見えますが、循環もしていたのですね(関係会社が多いから、そうなのでしょう)。会社は、2021年12月期に貸倒引当金を計上して対応しています。

※5 貸倒引当金繰入額 当連結会計年度において、当社連結子会社である阪田産業株式会社にて、実在性を確認できない取引 で発生した未回収債権に対し貸倒引当金繰入額565百万円を計上しております。

有価証券報告書(2021年12月期)の注記

また、捜査の関係でIRが少なかったこと、捜査には今後も協力する旨、IRしています。

https://www.inx.co.jp/news/news_file/file/20221013.pdf

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