キャリア

会計士のキャリアの話が盛り上がっていた。双子の妹さんは大手を退職したらしい。すぐに、スタッフでもやめてもいいと思う派と書いていた。

『選択の科学』では、人は選択したことが正しいと思う傾向がある、と書いている。だから、その時点時点、自分の選択が正しいと思いがちなわけです。辞めた人はそれがよかったと思いがち。だから、自分の「成功」を他人にぐだぐだ言っているだけなのさ。社会的に成功している人は自慢げに、そうでない人は「成功」であったと思いこむために。

僕は選択は苦手だから、結構、他人に選択の手を渡してしまうこともある。でも、きっと、それが問題なのではなく、そこでいかに生きるか、という事なのだと思っている。別に、頑張ってやってるわけではないけどさ。

監査のキャリアが意味があるかないか、でいえば、ひとそれぞれという事になるでしょうし、別に、ねぇ、監査に限る話でもないし。

いつだか、10年かもう少し前かなぁ、忘れちゃったけど、試験受かっても就職先がない、という就職難があって、協会が一般事業会社に斡旋したんだよね。あれで、会計士の仕事の幅は広がったし、キャリアの選択肢も大きく増えたのではないかと思う。でも、それって、裏を返せば、会計士が監査をする必要がなくなった、ということでもあるからね。いまさら、人手不足と言われても、いや、お前らがそうしたんやろ?というだけなんですが。

でも、その前の時代も、税理士になるために会計士になる人もずいぶんいたので、やめるのは、まあ、当たり前というか、そういう時代もあったわけです。監査自体も優雅な時代でしたが。

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私の個人的な身辺雑記

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