第1回 メイドのための会計入門 ~会計への招待~

ようこそ、会計入門へ

こんにちは。ようこそ、会計入門へ。

ここでは、私の独断と偏見にまみれた「会計入門」講義を書いていきたいと思います。講義というと堅苦しいですね。もう少し気楽に読んでください。

わざわざ、覗いてくださったということは、会計に興味がある方だと思います。ただ、人によってそのレベルはまちまちだと思います。全く会計について知らない人もいれば、勉強している人もいる。勉強している人の中でも、簿記をかじったことがある、簿記をちゃんとやったことがある、という人もいれば、会計学をきちんと勉強したことのある人もいる。

ここでは、何も知らない人を想定して書いていきます。一般的にメイドが何も知らないのかは分かりませんが、少なくとも、私の思い描いているメイドたちは、会計についてあまり知らない。会計と聞いただけで頭が痛くなってしまう。「メイドのための」と銘打ったとおり、私の想定読者は彼女たちです。なるべく、専門用語を使わない、使う場合は説明を入れる形にしていければ、と思っています。なので、詳しい人からすると、説明が変なこともあるかもしれない。あくまでも、私が私なりにかみ砕いて書いている、著者YZKというフィルターを通した会計入門である、ということをご理解頂ければと思います。

また、特に専門用語は、一度出てきても、もう一回出てきたら忘れてしまっていることが多いと思います。私も、本を読んでいるときに、前に出てきた言葉を忘れてしまって、何度も戻ることがあります。なので、忘れた人のために、同じような説明を何度も書くと思います。くどいですが、ご容赦下さい。

全体像

一応、今後、何を書くつもりなのかをあげてみます。

まず会計とは何かを書いていきます。そもそも会計は何をしたいのか。なんで会計をするのか。ひとことで言ってしまえば、取引を記録して、財産と儲けを計算し、報告することですが、まあ、それをもう少し深く説明します。

そして、その後、会計ではどんな書類が作られるのか、それはどこで見られるのか、を簡単に紹介します。会計では財産の状況と儲けの結果を報告をします。その報告の目的によって、いくつかの書類が作られます。例えば、会社法という法律に従い計算書類という書類が作られ、金融商品取引法に従い有価証券報告書という書類が作られます。これらに、決算書、主なものとして貸借対照表損益計算書が掲載されます。これがどのようなものか、実際の事例を見ていきましょう。なお、税法によって確定申告書も作成されますが、これは少し特殊なので割愛します。

その後、貸借対照表、損益計算書の構造と仕訳の話をします。
そもそも、会計では、報告するために計算書類と有価証券報告書を作成します。そこでは、貸借対照表と損益計算書が載せられます。会計には、財産計算と利益計算というふたつの目的があり、財産計算のための貸借対照表、利益計算のための損益計算書が作成されます。この、貸借対照表と損益計算書について、どのようなものなのか見ていきます。

また、この貸借対照表と損益計算書を作るためには、日々の記録とその集計作業が必要となります。この、日々の記録が仕訳、集計作業が決算と呼ばれます。これらについて、細かく書いていくとものすごいボリュームになってしまうので、仕訳とはなんぞや、決算とは何ぞや、ということだけ、軽く触れたい、と思います。

振り返りましょう。
私たちは、まず、会計とは何かについて考えていきます。次に、会計の報告がどのようなものか見ていきます。最後に、会計の構造(決算書と仕訳)について触れていきましょう。

なんて、大風呂敷を広げましたが、反応が悪ければ、すぐにでも打ち切りにしようかと思っております。

よしなに。

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