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2020年2月版 私的ボカロP10選

サムネはAyaseさんの「キラークイーン 」のものをお借りしました。

お久しぶりです。ホワイト(@snowwhite_9494)と申します。本当は毎月1noteくらい書きたいと思ってたんですけど1月はテスト期間で忙しかったり、みんはやでのボカロクイズにハマってて書き損ねました。まあ12月に3noteも書いたしお釣りが来るってことで。

今回はどうしてこんなnoteを書こうと思ったかというと最近ツイッターでボカロ好きの人のための自己紹介テンプレみたいなツイートを見かけて、そこに好きなPは?的な欄があったんですよ。それで好きなPって誰だろと思った時に最近は曲単位で追うのがメインで、P単位では考えてないという事に気づきました。2017年の夏頃(ミク10周年の辺り)からここ2年半くらい考えてないし、最新版の私的ボカロPランキングトップ10が気になると思ったので今回noteを書くことにしました。

判断基準としては

・打率が高い(好きな曲/投稿及びアルバム収録曲の内で聴いた事のある曲)の割合が高いこと。

・好きな曲は好きな曲でもボカロ曲全体でトップレベルに好きな曲は高く評価

ちなみにこれが自分の好きなボカロ曲100選です。ここで上位に入ってる曲を作ってるPは高評価と考えて貰えばわかりやすいと思います。

あと今回はボカロPの作った曲の中でも「本人によるボカロ版の音源が何処かしらに存在する曲」のみが対象です。

例えばつべにセルフカバーがあるのみで現在はボカロ歌唱版は投稿されていないツミキさんの「スイサイ/アンブレラ/ロクガツ/ドライフラワ」(エモくてオルタナでカッコe.p 5収録)とか、ボマスにて頒布された版にのみボカロ歌唱版が収録されてるけど、投稿されてるのはikuraさん歌唱版のみのYOASOBIの「夜に駆ける」は対象になります。

逆の例を挙げると米津さんの「Lemon」とかヨルシカの「ただ君に晴れ」とかは有志によるボカロカバーこそありますが、本人によるものではないため対象外となります。

それでは早速本編に入って行きます。

10位 YURAGANO(100選:太陽は少し眩し過ぎるから 87位)

自分の中でもこんなに打率の高いPは中々いないってレベルで毎回刺さる曲を投稿してくれてるPです。その安定感の所以は完全に歌詞ですね。YURAGANOさんの曲を聴けば分かると思いますけど歌詞が凄く特徴的。上手く説明出来ないけど、この感情を叩き込むような歌詞が本当に好き。

歌詞でも叩き込みながらメロディでも叩き込んで来ていて、現時点で投稿されている曲の4/9(存在していて、、シックワールド症候群、まだあの月と溺れていたい、太陽は少し眩しすぎるから)は曲終わりが歌メロになってて最後までチョコたっぷり的な良さがあります。気がついたら2週目に入ってたみたいな事がよくある。

そんな歌メロ〆4作の中で1番伸びていない、もっと言うとYURAGANOさんの曲で1番伸びていない「存在していて、」もめちゃ良いので聴きましょう。

歌メロ〆の他3曲が好きな人には確実に刺さると思います

「天才にはなれないと思った
別にそれでいいんだ 感情が動く方へ向かって」

っていう歌詞が凄く好きで、そこからのラスザビの盛り上げ方も最高。

あとこちらは歌メロ〆じゃない曲ですが、オーバーフローマイドールも好きです。

ぼからんの#525のpick up曲でもあります。某掲示板の2017年裏10選ではしぇろさんのiii am ヒロインと並んで1位を獲得してたり。かくいう自分も裏10選に入れました。

歌詞の良さもさながらメロディがめちゃめちゃ気持ち良い。なんかやりたい事詰め込みました!みたいな感じが好き。

調べてみたらYURAGANOさんも同じような事言ってました。

冷静に考えれば考えるほど100選にこの曲を入れなかったのが謎。100選を作ったのは1/14なので若干今の感覚とズレがありますね。

9位 Ayase(100選:キラークイーン 21位)

今後もっと順位が上がりそうなP。ボカロ界隈の未来という意味でも今後に期待のP。この方も本当に外れが無くてどの曲も好き。打率が高すぎて去年の月10選では5回も入れました(1月リメイク前キラークイーン 、4月ラストリゾート、6月人間モドキ、7月キラークイーン、12月幽霊東京)。

上でも書きましたが、夜に駆けるはボカロ歌唱版もあるので評価に含んでます。なお、ボカロ歌唱版夜に駆けるの音源は持ってない模様。あの回のボマスはメンツが豪華だったし、参加したかったんですけどいとこの結婚式とたまたま被って行けませんでした。

ちなみに自分はこの「泣いてない」という曲から入ったという謎の勢力です。多分普通の人ならハッピーエンダー、ラストリゾート、夜に駆ける、幽霊東京辺りから入りそうなイメージ。自分はもっと評価されるべきタグ巡回勢なので、たまたま「泣いてない」にそのタグが付いてたおかげで割と早めに出会えました。この曲も何故かAyaseさんの曲の中で一番伸びてないんですけどめっちゃ良いです。

一時期Twitterのアカウント名に@2019年はキラークイーンって付けてたくらいだし、言わずもかなみたいな所もありますが、2019年1選であるキラークイーンは勿論大好きです。

マジでカッコ良すぎて好き。今のペースなら来月くらいには殿堂入りしそうで嬉しい。

この曲については以下のnoteで語ってるのでよかったら読んでみてください。


8位  やいり(100選:影炎≒Variation 41位、妄想〆Question 89位)

基本的に漢字二文字+記号+〜tionの英単語から構成されるタイトルが特徴的。

本当に作る曲がカッコ良すぎる。音楽の知識が無いので楽器とかよく分からないけどオケがめっちゃ良い。

2018年のミク誕に投稿されたこの曲とか洛天依がメジャーなボカロじゃないとはいえ、どう考えても1.9万再生で止まってていいクオリティじゃないと思います。カッコよすぎる。

タイトルの形状が違うし、曲調も全く毛色が違うけどこの曲も良い。

こういう系の曲調でも隠しきれないオケの良さがほんと好き。

あと非ボカロだから評価には入れてないんですけど、やいりさん作曲、堀江晶太(kemu)編曲のこの曲が最強なんですよね。この曲を評価に入れてたらもっと順位が上だったと思います。


7位 なつめ千秋(100選:飛花落葉 31位、花咲く海の底 99位)

今まであんまり気にしないで来たんですけど、この方の曲めちゃめちゃ好きです。がっつり聴いてる勢ではないけどfripsideが好きなので飛花落葉を初めて聴いた時はこういうボカロ曲に会いたかったんだよ!って思った記憶があります。

とはいえなつめ千秋さんでは他のジャンルの曲でもかなり好きな曲が多いです。

花咲く海の底は去年の10選にも入れたんですけど本当に綺麗で好き。前まではこの人の恋愛曲って言ったら一番にセンチメンタルな愛慕心を挙げてたけど今なら絶対この曲。1ヶ月前に100選を作った時は99位に入れたけど今作り直したら85位くらいな気がしてます。

自分がなつめ千秋さんの事好きなのでは?と気づくきっかけであり、今年のボカロ曲を全然聴けてない戦犯でもあるのがこのテレキャスターと白昼夢という曲。

なつめ千秋さんのマイリスを見ると初投稿の飛花落葉から19.3万、13.4万、2.3万、13.1万と再生数が露骨に落ちているのがこの曲。逆にこの曲だけこんなに伸びてないのはなんでなのかな?と思って先月聴いてみたら余計になんでなのかな?ってなりました。

ミクのDarkといえば最初に浮かぶのは伝説のDarkマスターと名高いkeenoさんの楽曲のようなしっとりした感じの曲ですが、みきとPの「心臓デモクラシー」とかOmoiさんの『新約 ねぇ ウィリアム』とかのDarkの暗い感じを残しながら静かに盛り上がるみたいな曲も結構好きなんですけど、このテレキャスターと白昼夢も正にそんな曲です。

なつめ千秋さんの持つ、飛花落葉のようなロック的な要素と花咲く海の底のような静かな感じが組み合わさった感じが好みすぎて1月に出会ってからずっとリピートしてるせいで新曲を全然聴けてないという状態になってます。

あと普通にPVもあるのにサムネが真っ黒なの完全に損してると思ってます。

6位 こんにちは谷田さん(100選:波に名前をつけること〜 4位、つめたいまちのおんなのこ 64位)

この順位に入れながら未だにマイリスを巡回してません!こん谷さんのマイリスにあるボカロ曲が恐らく20曲なのですが、まともに聴いてるのは6曲だけというひどさ。流石にそろそろ巡回しようと思います。

まともに聴いてる曲が6曲と言いながら2曲が100選入り、100選にはギリギリ入れませんでしたが、芥の部屋は錆色に沈むも2016年の10選に入れるくらい好きです。

この順位をつける一番の理由は100選で4位の「波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。」ですね。

この曲は歌詞が最高に好きです。多分ボカロ曲で歌詞が一番好きなのはこの曲なんじゃないかなと。

「くだらない愛の結果で僕らは生まれ落ちて 呼吸さえ強いられているけど 綺麗な言葉並べて、醜さに蓋をして 自分を愛せないままだな ずっと。」っていう歌い始めの歌詞の時点で心を鷲掴みにされました。

歌詞には度々「色」の描写がされていて、

くだらない嘘を言う度「青色」こぼれ落ちた
生まれては消えていくだけの「青白い」波に
君の頬の「紅色」で

この3箇所と直接はされていないですが、桜の「ピンク」の4色がイメージされる色になってます。この曲は映像も超良くてこの色がしっかり出てくるし、曲の持つ綺麗な世界観を丁寧に描写して好きです。

元々この曲は、コンピレーションアルバム「EXIT TUNES PRESENTS Vocaloseasons feat.初音ミク~Winter~」 への書き下ろし曲でWinter 文字通り冬の曲、もっと言えば冬から春に向けての曲になってます。ちなみにですが、このアルバムの書き下ろし曲3曲は全て投稿されていて、他2曲はぬゆりさんの「ターミナル」とふわりPの「コトバナキコトバ」とどちらも凄く良いんですよね。

話を戻します。

ねぇ、覚えているかな いつかの春の朝に桜の樹の下で約束したこと
思い出も君の名前も、いつの日か失ってしまって僕もいつかこの海とひとつになるんだろう   君のいない冬の空気が僕の頬を刺す その痛みさえ愛していたい

2番サビ後からラスサビ前の歌詞です。桜の樹の下で君と約束をした「春」がこれからやってくるんですけど、もう二人は別れています。そこで君のいない冬の寂しさを「君のいない冬の空気が僕の頬を刺す その痛みさえ愛していたい」と表現するのがほんと好き。そして曲の締めに冬が終わり春が来るということを「こうして冬が終わって、青い春がくる」と言うのが天才。青い春 言わずもかな青春の事ですね。この曲において「青」という色を直接用いているのは2箇所しかなくて、もう1箇所については先程も引用した「くだらない嘘を言う度 青色こぼれ落ちた」という部分です。曲の締めの歌詞から青→青春と連想出来て、嘘を言う度に青春つまり恋がこぼれ落ちて擦り減って行く事を表しているのがわかるようになってるという仕掛けに気づいた時には感動しました。

「お前、#vocanoteに歌ってみたを貼るんか?」って言われそうだけど、この歌ってみたがマジで最高だから聴いて下さい。ボカロ版はしっとりと聴かせる感じだけど、この歌い手さんは高音がめちゃくちゃ綺麗だし、ラスサビの盛り上がりが凄く良い。

波に名前をつけること〜を好きになったきっかけがこの動画だし、何ならボカロ版よりこっちの方が多く聴いてます(小声)

こん谷さんの所だけ曲紹介みたいになっちゃったけど、この曲あっての評価って側面が大きいし、まぁいっか!


5位 n-buna (100選:アイラ 16位、ヨヒラ 38位)

この先は超有名なPばかりなので見ててあんま面白くないかもしれないです。割と5位と6位の間に超えられない壁があって、2位から5位は気分によって変動する感じ。

自分はボカロ自体はうごメモで2011年くらいから聴いてたけど、ニコニコでボカロ曲を聴くようになったのはちょうどウミユリが投稿された頃でした。だから自分がニコニコにのめり込んで行くのと同時にn-bunaさんがどんどん出世して行く形でしたね。

この10選を決める際に、好きなPもかなり増えてきたしn-bunaさんは落ちてくるかな?と思って、改めてマイリスから曲を聴いてみたけどやっぱりめっちゃ好き。

2015年を見てきたリスナーとしてはアイラは凄く思い入れが強いです。

2015年のこの曲が投稿された頃って今年は未だに大きなヒットがないしやばいみたいに言われてた記憶があります。というのも2009年から2013年は5年連続で上半期の間に一曲はミリオンを達成してただけに、下半期入ってもミリオンはないし、一番伸びてるのが「全く身にならないソング」の約70万再生なのはどうなの?と界隈の未来を心配する人が多く居ました。そこで投稿されたのが鋼兵さんの【ゆっくり雑談】「なぜボーカロイドは衰退したのか」を解説する という動画。大体1週間で38万再生と大きく話題になりました。

そこでn-bunaさんが「界隈を盛り上げる内側の人間がこんな動画を上げるのは情けない」的な事を言って投稿したのがこの「アイラ」。アイラは7/8投稿で、メジャーアルバムの「花と水飴、最終電車」の発売が7/22。店舗特典にアレンジが収録されるとはいえ、僅か発売2週間前の投稿なのにアイラはアルバムに収録されてません。

これ当時は結構衝撃でした。アルバム直前はアルバムの宣伝のためにも収録曲を上げるという固定観念が自分の中にあっただけに、アイラの投稿に衝撃を受けました。

とか色々細かな事を言ってきましたが、それ抜きでもまず曲がめちゃくちゃ好きなんですよね。それだけに当時は「衰退論に対してこんな強い曲を上げてくれるのは熱すぎる。これは絶対伸びる!」と思ってたのに投稿当時は今に比べてそんなに伸びなくてブチ切れてました。2015年10選を決める頃にはハーフミリオンすら行ってなかったのに、今ではジワジワ伸びてトリプルミリオンまで行ってて本当に嬉しい。

あと、ロキが化け物みたいな伸びをしてたせいで埋もれてしまった感があるけどヨヒラも凄く好きなんです。

まず絵がアイラ以来2作目のコラボとなるAちきさんの時点で熱い。前日から絵はAちきさんってリークされてたので期待しながら待ってました。

自分は失恋の曲がかなり好きなんですけど、失恋は失恋でも相手のことを忘れられない苦しみを描く作品は大好きです。

ラスサビの「忘れたいんだよ」が「忘れたんだよ」と自分に言い聞かせるような形に変わるのが良いし、最終的に「ただ今も君の影法師が胸を焦がしたまま」と忘れられないまま〆るのが最高。


4位 Neru(100選:捨て子のステラ 8位)

100選を重視すると言いながら100選に1曲しか入ってないやん!という感じもしますが、凄く当たりが多いPなので。

なんというか一定以上自分に刺さる曲を常に上げ続けてくれるPという印象です。それに活動期間もめっちゃ長いので好きな曲がかなり多い。2009年からかれこれ10年連続で投稿していたのに去年は投稿がなく、記録が途切れてしまうことになりましたが、今年は来月までに投稿するらしくてとても楽しみ。

推し曲は圧倒的に捨て子のステラですね。

2016年のNeruさんはマジで強くて、5月に脱獄を投稿しておきながら6月には脱法ロックで脱獄を上回る大ヒットと絶好調でした(洗脳は本人アカウントからじゃないからノーカン)。それだけに期待が高まる中で投稿されたのが捨て子のステラ。初めて聴いた時はイントロの時点で「これ多分、勝ちだ」と確信してたのに何故かNeruさんの中で外れみたいな伸びになったのは未だに納得してないです。でもリスナー界隈では高く評価されてる印象があって嬉しい。

話は変わりますが、まふまふさんの投稿作品はクロスフェードを除いて1万マイリスの達成は当たり前となっているのに、捨て子のステラの歌ってみたは3年半経っても9000マイリスを下回っています。数え間違いじゃなければ、捨て子のステラの歌ってみた以降100作連続で1万マイリスを達成してます。この曲は伸びない星の下に生まれたんですかね?

あとアルバムの表題曲であるマイネームイズラヴソングが超好きです。去年の9月に公式から上がったおかげで安心して正規の動画で紹介できる喜び。

Neruさんが「この曲は動画なしで聴いて欲しい」って言ってただけに動画の投稿が無いのは仕方がないんですが、明らかに埋もれて良い一曲では無いので是非聴きましょう。

3位 ぬゆり(100選:フラジール 2位)

こちらも100選に1曲やん!という感じですが、これに関しては完全にミスでして100選の時にプロトディスコを入れ忘れました。確実にトップ50には入る曲だからてっきり入れてると思ったのに何故か入れ忘れてましたね。

2016年の秋、もっと言えば10月投稿のシャルル前後からボカロ界においていわゆる「お洒落」系統の曲が一気に増えました。元々自分はこの系統の曲をあまり好き好んで聴いていなかったのですが、自分とこの系統の曲の架け橋となったのがフラジールでした。

この曲、イントロが良すぎる。個人的にイントロが良い曲にはハマりがちなんですが、この曲のは特に良い。50秒もあるとは思えないくらいあっという間に感じる。

ここまでまるでぬゆりさんにフラジールで出会ったぽい感じに書いて来ましたが、錯蒼は2015年の10選に入れたし、知ったのはDE-Pressionからです。

この曲 作曲のぬゆりさんは勿論、調声はナブナさん、bassはこん谷さんだから見事に10選から3人も関わってるんですよねすごい。この曲は爽やか系デジタルロックで、最近のぬゆりさんのスタイルとはちょっと違うんですけどこういう系も好き。

上で書いたけど、プロトディスコが好きです。

この曲は2番サビ後の「明快な回答は無く」の辺りから斉唱のパートが魅力的ですよね。あと最後の「震わせてみてよ」の震えてる感じの調教が好き(伝われ)。


2位 トーマ(100選:エンヴィキャットウォーク 6位、魔法少女幸福論 28位、幽霊屋敷の首吊り少女 44位)


note書く前にこんな事言ってた奴おる?

いや冷静に考えてみたらやっぱり大好きなんですよ。自分は2011〜13年くらいのうごメモでボカロを聴いてた頃にはトーマさんの曲は九龍レトロとオレンジの2曲しか知らなくて、2014年になってからまともに聴くようになりました。それ故に2014年に一番聴いたボカロ曲はエンヴィキャットウォークだったり。トーマさんをPとして認識し始めた時にはもう姿を消してただけに、何とは言わないですけど去年のあれは嬉しかったですね。

2014年に一番聴いたのがエンヴィキャットウォークと書きましたが、この曲のタイトルはもっと前から知ってました。じゃあなんでこのタイミングで聴いたかというと、当時歌い手厨だった影響で、れをるさんのマイリスを巡回したためです。

れをるさん歌唱版はこちらのもやしさんのPVを使用しているのですが、これがまたカッコいい。

うごメモで文字PVを見てたし、何なら作ってた身からするとこういうのは堪らないです。

正直なところ、エンヴィキャットウォークの何が好きかって言われたら今一つ自分でも分かってないです。音楽の知識もないからそういう面からも分からないし、歌詞もよく分からない。それでも何か心惹かれるものがあるんですよね。

逆にこれは間違いなく好きだ!って分かるのは幽霊屋敷の首吊り少女です。

歌詞の物語性が凄く分かりやすい曲で素人にも優しい。それに歌詞の情景描写が凄く丁寧で世界観を想像しやすいです。メロディ的にも映像的にもラスサビがとても好き。



そしてボカロP10選、栄えある1位は...



1位 kemu(100選:六兆年と一夜物語 1位、拝啓ドッペルゲンガー 9位、地球最後の告白を 17位、イカサマライフゲイム 26位、インビジブル 39位)

こんなにわかりやすい1位はいないと思います。多分100選を一目見るだけで予想余裕。トップ10に2曲、トップ39に5曲という詰め込みっぷり。これでも途中で自粛した感あるし、アルバム曲だと、何でもない朝にとミリオン/ワンズは投稿されてたら確実に入れてた。

なんかもう別格の1位という感じです。他の9人に関しては結構その時の気分で変動すると思いますが、1位だけは絶対に揺るがないです。

推し曲はって言ったら全曲なんですけど、敢えて取り上げるならイカサマライフゲイムですかね。kemu曲の中でもこの曲を推してる人ってかなりレアな印象。

kemu曲としては珍しく最近流行りの「丸の内進行」という奴を用いてるらしいです。自分はその辺には疎いので気になる人はのぎさんのこのnoteを合わせて読みましょう。

中学の頃、図書室にイカサマライフゲイムの小説があったので読んだんですけど、それをきっかけにこの曲を一気に好きになった覚えがあります。他のkemu曲の小説では六兆年の小説は読んだんですけど、正直あまり面白くなかったのに対して、この曲の小説は本当に面白かった記憶。

札を引くということは幸せを他から引き寄せる事でその対価として誰かが不幸になっている。ババ抜きで自分のババを相手が引いてくれたら自分は幸せだけれど、相手は代わりに不幸になっているという事を重ねて「ババ抜きじゃ仕方ない」って表現していることに小説を読んで気付かされて震えました。

あと「地球最後の告白を」も凄く好き。

人生リセットボタン、インビジブル 、イカサマライフゲイム、六兆年と一夜物語に続く5曲目として投稿され、「kemu曲」としては異彩を放っているとも言える1曲。逆に「堀江晶太楽曲」を追っているとこっちがスタンダードなんですよね。「地球最後の告白をが好きなボカロリスナーにおすすめしたい堀江曲」noteを書きたみがあります。

kemuさんに関しては無限に語れる自信があるのでいつか単品でnoteを書こうと思います。


ということで10選でした!6〜10位は割と新しめのPも居て、新鮮味がある感じでしたが、1〜5位は定番中の定番という感じになりました。こういう10選を考えるとなると上位のPは思い入れが強すぎて外せないんですよね。

今回は原則、ボカロPの作った非ボカロ曲は除外でランキングを作りましたが、ボカロPの作った曲なら何でもOKにしたらまた結果が変わってきそうな感じがします。特にまふまふさんは入りそうです。元々100選に2曲を入れていますが、本人歌唱で好きな曲がかなりあるんですよね。

こちらが今回紹介した曲のプレイリストです。ニコニコ、ニコボ、Kiiteで準備しましたが、ピンクレモネードとマイネームイズラヴソングはつべにしかないため、どのリストにも入ってません。波に名前をつけること〜の歌ってみたとエンヴィキャットウォークのPVつけてみたはニコニコとニコボには入ってます。

気軽にちょっと書くかと思って書き始めたこのnoteですが、随分と長くなってしまいました。ここまで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。

(02/12追記)

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なんとNicoBoxにこのnoteで紹介した曲のマイリストをpickupしてもらいました!めっちゃ嬉しい。



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