コロナで消耗しない個人的・新生活様式。

新型コロナウィルスが流行し始めてはや4ヶ月。まだまだ世の中は騒がしいし、目に見えない小さなウイルスにみんなが振り回されている。

かくいう私も、このコロナ禍以前と以後ではちょっとずつだけど確かに生活が変わった。どんなふうに生活が変わったか?ということを、記録も兼ねて書いてみる。

変化その1:テレビを見なくなった。

私の会社は緊急事態宣言が出る少し前の3月後半頃からリモートワークが始まった。当初はリモートワーク生活がこんなに長く続くと思わず、ニトリで購入した小さい折りたたみ机にパソコンをおき、ベッドに腰掛けて仕事をすることにした。

そこで問題になったのが、モニター問題である。普段オフィスでは、デュアルディスプレイで仕事をしているため、ノートPCの小さい画面1つで仕事するのが結構つらかった。そこで、テレビのテレビ線を引っこ抜き、本棚を自分の座高にあわせて積み重ねた上にテレビを設置。HDMIケーブルでPCと繋いでテレビを外部ディスプレイ化することに成功した。

▼その時の写真がこちら。

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しかし、結果テレビ線と対角線の位置にテレビを配置せねばならず、リモートワーク中はテレビが見れない状況に陥ったので、そのまま何となくテレビ離れすることになった。自粛が終わってオフィスに通勤している今でも、テレビはみていない。テレビがNetflixとかAmazon primeとかYoutubeとかをcastするだけの箱と化したけれど、やめてよかったなとも思っている。続きは変化その2で触れたいと思う。

変化その2:ラジオやpodcastなど音声メディアを聴き始めた

コロナになってからラジオやpodcastなどの音声メディアを聞くようになった。そもそも中学生くらいから長年のラジオリスナーなので、そのラジオ熱が再燃したということもあるのだけど、それが加速したきっかけは、テレビのテレビ線を引っこ抜いたことと、google nestを購入したことだと思う。

家にいる時間が長すぎるのと時間がありあまっているのとで、自粛期間中はとにかく部屋の環境向上に注力していた。手始めに手をつけたのが、スマートホーム化で、メルカリで中古で買ったNest Miniと、Rentioでレンタル購入割引で買ったNature Remoを使うなかで、音声操作の便利さにどっぷりハマってしまったわけだ。朝起きたら音声操作でJ-WAVEがかかるようにしているし、18時になったらスカロケへチャンネルを変えてもらうように設定している。平日ラジオシフトを組んでラジオを時計がわりに仕事をしていたので、手や目線を動かしながらも、音声から情報を得られる効率のよさが癖になってしまった。そこからpodcastもたくさん聴き始めるようになって今にいたる。(今度おすすめpodcast、ラジオ番組も今度別記事でぜひまとめたい。)

それから前にも触れた通り、テレビをやめて音声メディアにシフトしたことは、自分の生活にとって大きなプラスだったなと思う。
元々テレビは好きだったので、週末は録画したテレビ番組を消化して過ごしていた。家にいる間は常にテレビがついていて、さして興味のない番組をダラダラ観て時間を浪費したりしていたので、その時間が削減された。
それから朝〜昼間のしんどいワイドショーを観なくてよくなったことも、精神安定上かなりよい。連日コロナのニュースだし、コロナが落ち着いたと思ったら、芸能人の不倫だ不祥事だ、とさして興味のないニュースが繰り広げられてうんざりしていた。
不快なニュースや不毛な時間の浪費で無駄に疲れない、という点では本当にテレビ離れしてよかったなと思っている。最近は本当に重要なニュース(例えば、緊急事態宣言とか都の方針発表とか)はYoutubeやSNSのライブ機能で観られるし、なんならアーカイブもしてくれる。リアルタイムでテレビを視聴するメリットって今本当に少ないのかもしれない。

一方、ラジオのよいところはとてもパーソナルなメディアだということ。テレビではマスに引きの強い有名人が、当たり障りないコメントを繰り広げているけれど、ラジオに出演するゲストは、ローカルで面白いことをやっているビジネスマンだったり、ニッチな研究者だったり、さらにはただの一般人リスナーだったり。そんな人たちが、めちゃくちゃパーソナルなことを語ってくれるところがとても面白い。ウケるウケないとか考えず、その人の言葉で何かを語ってくれるとき、言葉選びからその人の思想が見えて本当に面白い。

変化その3:韓国語学習をはじめた

転職してからというもの、引越しせずに前の職場が近くて選んだ家に住み続けているので、オフィスまで通勤に1時間くらいかけて通っている。それがリモートワークになったことにより、通勤にかかっていた往復2時間分の時間が浮いた。最初の頃はその浮いた時間で、いろいろなオンラインイベントを試聴してみたり、参加してみたりしていたけどせっかくなので前から気になっていた韓国語のオンライン講座を受けてみることにした。

初めてもう4ヶ月目だけれど、やっとハングルが読めるようになった。昨年くらいから、にわかに韓国のインディーズ音楽や韓国映画・ドラマなどの韓国エンタメにハマっていることもあり、そこで触れる韓国語を実際に読めることになったのがかなり嬉しい。
それから、久しぶりに仕事とか関係なく自分の趣味や興味のための勉強をしていることもとても楽しい。映画で出てきたこの言葉はこういう意味なんだなとか、好きな歌手の歌詞が読めるようになったりとか自分の趣味に還元されるから学習の楽しさも2倍だ。

それから、学生時代に通ってきた英語や中国語学習と違って、一から文字を覚えなければいけないことろも面白い。韓国語特有の文字や発音を知ることで、逆に日本語の特徴を知ったりもする。一つを得ることで、それ以上のことを習得しているなと思う。いつかコロナが収束したら、自分でチケットを入手して、好きなアーティストの現地のライブに行くことをモチベーションに、仕事が始まった今も、結構まじめに勉強している。


変化その4:ちょっとの移動は徒歩もしくは自転車になった

在宅勤務期間で、例に漏れず太ったので、会社が再開してからは徒歩もしくは自転車移動を増やしている。コロナ前から自転車通勤はしてたけど、人と密着する時間が少しでも減って
、かつ運動になるということで乗り換え駅までは自転車で行くようにしている。
あと、朝時間がなくて自転車で行けなかった日は帰りだけ乗り換え駅から歩くこともある。距離にして約5キロ。40分くらいかけて帰宅する。疲れて死にそうになってるとき以外は案外良き気分転換になる。
休日も電車移動じゃなくて自転車で買い物に出たり、川沿いのサイクリングロードで走ったり。健康意識というよりは完全に趣味として隙間時間で自転車を楽しむようになった。

コロナ禍を通して辞めたこと、はじめたこと、色々あるけどいずれも自分の心を無駄に消耗しないというか、疲れさせない方向に舵をきれていて我ながら良い傾向だと思う。
正直コロナがなければライブに行きたいし、野球観戦にも映画にもいきたい。できなくなってしまって寂しい気持ちもあるけれど、前向きな変化も楽しみたいと思う。あと3ヶ月後の生活がどうなっているかすらわからないこの状況を楽しめるだけ楽しもうと思っている。

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