1846 プレイレポート

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2021/7/10 土浦ボードゲーム会でプレイ
(プレイして数日経過しているため、細かい状況はうろ覚えです)

岡本さん、あまねさん、ティックの3人プレイ。手番もこの順。
岡本さんは大昔に18xxをやったことがある様子。ティックは18CZの3人ヴァリアント1回、あまねさんは初めてだった。こんな初心者3人組。

初期の所持金は人数に関わらず$400。
会社はErieとC&Oが落ちたので、プレイしやすい5社が残る。
プライベートはSteamboatとLittle Miami(2nd printで新登場!)が選ばれた。(あとは確定で登場するC&WI、Mail、Big4、MS)

プライベート会社は最初に選べるので、5枚から選んだのは見かけたら取れと言われているC&WI。あまねさんはSteamboat、岡本さんはLittle Miamiを取った様子。
2巡目のティックは数字カードを取ってパス。この巡目はみんな数字カードを取ってパスをした様子。
3巡目に当然Mail、Big4、MSが回ってくる。C&WIを取っているので正直どれも要らないのだが、取るしかない。序盤の費用対効果を考えると、Big4を取って電車を吸収させるのは良いと考えピック。あまねさんは費用を考えてMailを選択。そして最後のMSは岡本さんがパス。
4巡目、ティックはただでさえBig4を持っているので当然パス。あまねさんも2社を持っているので余裕は無くパス。当然岡本さんが取ると思っていたのだが、ここでまさかのパス。5巡目に突入。
しばし考える。現在MSは$100。おそらく岡本さんは安くなるところまで粘って獲得したいのだろう。Big4を$100で取ったティックとしては、MSを$80で取られるのは業腹である。しばし悩んだ末に、3社目としてMSを購入。所持金がきつくなり非常に厳しい幕開けとなった。

水青さん:Little Miami 残金 $360
あまねさん:Steamboat、Mail 残金 $280
ティック:C&WI、Big4、MS 残金 $140

最初のSRでは岡本さんがB&OをPAR$100で設立。あまねさんがB&Oを取るのを阻止した様子。あまねさんはそれを受けてICをPAR$80で設立。当然、手番順に良い会社をピックしていく猛者たち。対するティックは所持金が乏しく非常に苦しい。所持金が少ないのでPRRでパラシュートは厳しいので、せめてMSと相性のよいGTをPAR$70で設立した。
その後、各プレイヤー可能な限り自社株を購入するのは定石通り。

最初のORでは、ミニチュアは定石通りの動き。ファイナンスを各社上限まで行うのも定石通り。ティックのGTは2列車2輌、あまねさんのICも2輌、そうなると岡本さんのB&Oは2列車と3列車を購入することになる。またB&OはパラシュートでCincinnatiに飛び込む。ICは北上、GTもシカゴを目指す。その後は各社確実に収益を配当しつつ運営を行った。たしかICとGTは3列車を1輌ずつ追加していたと思われる。
実はこれが大きなワナで、プライベート会社を沢山持っているティックははこれを会社に売り渡したいのだが、まさかのGTがMSを吸収すると列車が上限になるため、Big4を取り込めず。これでBig4はいたずらに線路を引いて配当を出すだけの会社に成り下がってしまった。さらにMSのおかげで難なくシカゴに接続できたため、C&WIも完全に空気となってしまう。結局、Big4とC&WIは吸収できずにPhase3を迎え閉鎖となってしまったとさ。

しかし、周りも実は順調でもなかった。資本力に優れ、真っ先にシカゴ入りを果たしたICは順調に株価が上がる上がる。しかし、最初に株が買われなかったため、ゲーム中の多くの時間、自社に70%の株を抱えてしまう。周りも株価が伸びるのは分かっているのだが、自分の会社の株を購入して資金を注入したいので手が伸びない。そして自社に株があるので会社の中には金がザックザク。
B&Oはシカゴが遠く、収益力が他の2社に劣る状況。途中でICに株価を抜かれ、岡本さんの手元資金は厳しい状況だった様子。
対するティックは留保も行っていたのでGTの株は安く、真っ先に60%まで株を購入した。Big4も配当だけは出してくれていたので、3人の中では手元資金に最も余裕があった。

最初に2社目を設立したのはティック。NYCをPAR$100(だったかな)で30%まで購入。GTとの連携を目指すことにした。その後SR2回ほど遅れてあまねさんがPRRを設立。ICの過剰資金を用いてPRRを運用することにしたようだ。岡本さんは手持ち資金が足りずに2社目を取れず。

中盤以降、盤面的に最も良かったのは、実はB&O。ICと利害が一致して南方での東西路線を確立していた。岡本さんは1社経営なのと、社内に残った株もそこそこ多かったので経営自体は順風満帆。一時最高株価をICに奪われるも、相継ぐ株価3upですぐにトップを取り返していた。
ICも手持ち資金は豊富でありシカゴ接続も最も早かったのも相まって、東西運行2ルートを行っていた。GTとNYCもお互いに協力して北部での東西運行を確定。ただ終盤になるまではそれぞれ1ルートしか運用できずだった。そのため、GTは初期会社なのに株価は全社内最低で終わっていた。まあ、GTとNYCの連携自体は問題なかったため、NYCの株価は順調に上昇した。一方でPRRはやや厳しい状況。GTが南部に進出してきたため、都市でのブロックを受ける。B&Oも南部を固めにきたので、PRRはICと連携できず北部運行が軸となった。最終的にはルートを確立できていたが、時間がかかってしまった様子。

そんなこんなで濃密な6時間弱。箱には2-4時間と書いてあるが、初心者なのでまあ終わらない。でも皆楽しいと言ってくれていたので、最高のゲームだった。


名称未設定2

上が最終盤面。結局、シカゴは1マス空いており、皆が使用できる状態となった。

ティック:$8005(GT60%、NYC60%、B&O30%、PRR10%)
あまねさん:$6302(IC50%、PRR50%、GT40%、B&O10%、NYC10%)
水青さん:$5383(B&O60%、PRR30%、NYC30%、IC10%)

勝負の株は株の購入だったと思われる。岡本さんが1社経営かつ2輌を上手く運行できることがみこまれたため、ティックは比較的早期にB&Oをそこそこ購入できた。またNYCも順調に株価を伸ばせたのが大きかった。
あまねさんのICは経営順調の一方で、手持ち資金が伸びず初期にICを買いませ無かったことが大きかった様子。またPRRも十分に伸びることができなかった。岡本さんのB&Oも株価は良かったが、手持ち資金の周りが悪く株の買い増しに遅れてしまった。中盤の金回りの差が、勝負を決める形になったと思われる。

勝ったとはいえ、反省点は非常に多い。GTを他のプレイヤーに取って食われなかったのは、皆の温情だったかもしれない。短い時間だったが、2株の社長は危なっかしくてやってられない。そして株が買えなかった根本として、プライベートはMSだけで十分だった(笑)。半配当という名の定期収入をもたらしてくれたBig4はまだよいが、C&WIは完全に空気だった。そもそも3人プレイなので、3人が1社ずつ仲良くシカゴに入ることは可能なのだ。
あまねさんが取ったMailの方がまだましで、最終的に7/8列車で+$80をたたき出していたことから過小評価だったか。
岡本さんが取ったLittle Miamiは・・・ほかの線路2枚置けるシリーズに比べると弱いかな。それでも定期収入は正義なので、値段を考えれば悪い会社じゃない。

今回、魚雷(会社を食い物にして絞りかすを相手に押しつける)は炸裂せず。そもそも、株を売却しても1マスしか株価が下がらないのでダメージが少ないのと、各プレイヤーがそれぞれ相性の良い会社(たち)を確保していたのが大きかったのだろう。(2列車3輌が蒸発したGTを売り払おうと一瞬考えたのは、ここだけの秘密)

1846を今回初めてプレイしたが、序盤から中盤が一番面白かった。プライベート会社と株式会社の組み合わせだけで無限に遊べるんじゃないか?また近いうちにリプレイしたいと思います。

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