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【FX:USDJPY 2023.9.4】機会損失トレードポイント振り返り

今回は、米国時間2023年9月4日のドル円のトレードポイントについて振り返ってみたいと思います。
私としては、このポイントは残念ながらエントリーすることはできませんでした。

後付けでは何とでも言えてしまいますが、今後の同じようなチャートパターンになった際には、積極的にエントリーしていけるように、記録しておくこととします。

なお、MAのカラーは以下の通りです。
週足: オレンジ
日足: 白
4時間足: 水色
1時間足: 赤 


1. トレード概要


  • エントリーできなかった理由: 気が付かなかった

  • 通貨ペア: ドル円

  • トレード: ロング

  • 損切幅: 17pips

  • 利幅: 67pips

  • リスクリワード: 1:3.9

2. 環境認識


2-1.日足の環境

日足レベルのWボトム

日足は、7月頭の高値を上抜けた後、ややレンジを形成するような状況でした。

実体レベルでは、日足のMAに支えられ、上昇しつつあるように見えるチャートです。
そのような中で、今後日足レベルのWボトムを形成しそうなチャートパターンを描きつつありました。

他方で、既に相当な高値圏にあるので、積極的には買いにくい心理が働きそうな個所ではありました。

2-2. 4時間足の環境

4時間足は指標後に上昇トレンドを継続

このような環境下、4時間足レベルでは、直前の指標で下げたのちに一気に戻してきており、安値の切り上げポイントを形成してきました。
形としては、上図の最新の足は、日本時間の早朝・米国の夕方のタイミングであり、流動性が著しく低い時間帯でした。
そのため、窓を開けるような形でローソク足を形成しております。

しかし、このポイントは日足でも認識できる抵抗帯の中であり、このタイミングでのロングでのエントリーは注意が必要な場面でした。

2-3. 1時間足の環境

抵抗帯を上抜けてきた

もう少し時間が経過したポイントでの一時間足チャートでは、4時間足レベルの安値切り上げポイントの中で、わずかに高値を更新し、Wボトムからの上昇トレンドを形成してきているところです。

更に、オレンジの抵抗帯の上限を抜けて、逆にこの抵抗帯に支えられそうな形になりそうなポイントでした。

留意点としては、4時間足MAとの乖離も相応にあることと、1時間足MAも4時間足MAに対してしっかりと収縮した場面ではなかったということです。

しかし、そういった場合にもしっかりしたレジサポライン、この場面であればオレンジの抵抗帯にしっかりと支えられてきた場合には、エントリー可と理解しています。

2-4. 15分足の環境

フラクタルの構造

15分足の環境ですが、一時間足の安値切り上げポイントの中でさらに安値を切り上げてきている状況です。
状況としては、4時間足の安値切り上げポイントの中で、一時間足が安値を切り上げ、その1時間足の安値切り上げポイントの中で15分足でも安値を切り上げるフラクタルな構造になっていました。

私が、このエントリーポイントを逃した理由は、一時間足の高値切り上げポイントまでは認識しつつも、分析を15分足レベルにまで落として値動きを追っていなかったためで、その結果、この15分足レベルまでのフラクタルな状況に気が付くことができませんでした。

3. エントリー可否の検討


1. 抵抗帯確認

抵抗帯を上抜けてきた

エントリー時点で、日足でも認識できる固い抵抗帯を上抜けてきており、逆に支えられるポイントであり、下値は堅いポイントでありました。
一時間足MAが伸びて、押しが浅いポイントであっても、このような固いレジサポラインに支えられている場合には、もう一段の上昇についていくエントリーを行うことができます。

2. リスクリワード

一時間足の高値(黄色点線)が利確ターゲット

いつも通りですが、私はチャネル・MA・目立つ高安値を決済ターゲットの候補にしており、実際にエントリーを検討した場合には、ターゲットは黄色のラインの四時間足との共通の高値をターゲットにしたであろうと考えらえます。

この場合の想定利幅は67pips、損切幅は17pipsでした。
したがって、想定されたRRは1:3.9ですので、非常に魅力的なRRが確保されています。

なお、チャネルについては、レンジ帯のところで保守的に傾きを抑えた形に引くこともできますが、そのチャネルを重視する場合には、RRが合わずエントリー不可という判断になります。
したがって、今回は一時間足の直近最安値と窓を開けたローソク足との傾きでチャネルを引いています。

3. サポートラインの有無

多くのポイントで反発しており、意識されているラインであることが確認できる

今回のエントリーポイントに関しては、上記の三角印のように効いているポイントが多数あり、これを上抜けて逆に支えられることで、非常に強力なサポートが得られることが期待されるポイントでした。

4. 一時間足MAの傾き

このポイントは、一時間足が既に上向き状態のポイントでしたので、方向としては買い方向であったため、問題ない局面でありました。
他方で、一時間足のMAが4時間足から乖離しており、レートが伸びやすい収縮・拡散ポイントではなかった点には留意が必要でした。

4. 結果


一時間足の直近高値までのトレード

赤矢印のポイントでエントリーし、そのまま一直線に伸びていきました。
ボラの少ないドル円では、しっかりと利幅を確保できたポイントでしたので、是非ともエントリーしたいところでしたが、残念ながらこのポイントに気が付くことができなかったということを、しっかりと受け止めて、丁寧な相場分析を心がけていきたいと考えています。

今回は以上となります。
皆様の参考になれば幸いです。


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