アートドールを作った話~学者猫アイラ~
現在開催中のオクトパストラベラー芸術の覇者コンテストに投稿する為、以前から作ってみたいと思っていたアートドールにチャレンジした時の話です。
制作に充てた期間は約二週間ほど。
今回作ったのはオクトパストラベラー大陸の覇者に登場する学者猫アイラ。
トラベラーに毎日ルビー付きの手紙をくれる八賢キャットリンの一人?一匹?です。
かわいいですね。私は10連を12回引いてやっと来てくれました😇天井近い。
さて、前置きはこの辺にして…今回作ったアートドールについて、X(旧Twitter)に載せていた制作過程を辿りながらまとめてみました。
アートドール制作初心者なので、温かい目で見て頂ければと思います。
※こちらの制作物は個人のファンアートです。公式とは関係ありません。
骨組みを作る
まずは「大体これくらいの大きさが良いな」と想定して紙にスケッチし、そのスケッチに合わせた大体の骨組みを針金で作りました。
アルミホイルの塊は頭のベースになります。
上に粘土を貼り付けるのであまり大きくしない方が良いかもしれません。
目を作る
目も自作しています。本当は百均で売っているガラスカボションが良かったんですが、行く機会がなかったのでレジンで自作せざるを得なかった。
目を作るだけで(硬化時間含めて)丸二日掛かってます。
瞳を印刷したものにレジン半球を乗せてレジンで接着しています。
瞳もパソコンで描いたものをコンビニで印刷したのを使っています。
丁度いいサイズ感がわからなかった為、1cm~2.5cmまで瞳を並べて印刷して、最初は1.5cmで何個か作ってたんですが、最終的に1cmの瞳で作りました。
因みにレンジを被せると瞳は拡大されるので、今回は2.5cmの半球シリコン型(ダイソーにて購入)に1cmの瞳で丁度良かったです。
これは好みにもよるので作ってみるのが一番確実ではありますが参考程度に…。
樹脂粘土で顔と足のパーツを作る
前述したアルミホイルの顔のベースに作った瞳をセロハンテープなどで固定し、樹脂粘土を貼り付けました。
形を整えつつ粘土の上にジェッソを塗りました。下地として塗った方が良いということで塗っています。目のふちや口、鼻はアクリル絵の具で着色し、鼻にはレジンを薄く塗って硬化しています。
顔はこの後おでこに粘土を盛っています。耳を付けるにはどうにも足りない気がしたので…これは正解でした。手前のは猫手猫足。猫足は骨組みに組み合わせた時に小さかったので作り直してます…。
骨組みはこの時点で顔に合わせて少し小さくしています。
結局目のサイズに合わせた時にサイズが決定するのでスケッチあまり意味なかった気もする。
顔に植毛
バランスを見る為、まずは顔に植毛してから体を作ることにしました。
今回は手芸屋で安く売られていたフェイクファーを使用しています。たまに売ってる余ったはぎれみたいなやつ。
ブライトハイパイルという生地で50cm×70cmが1200円。今回作ったサイズなら余裕で足ります。
顔に合わせたサイズになるよう骨組みにキルト芯をぐるぐる巻きつけます。後々フェイクファーを上から被せるので、少し小さめにしても良かったかもしれません。
顔の毛をカットしました。これが一番難しい。
まず大まかに毛を手芸用ハサミでカットしてから、小さいハサミ(私は糸切ハサミを使用)で細かい部分をカットするのが良いかと思います。カットしすぎると本当やばいので少しずつカットするのをお勧めします。本当に。(ちょっとやらかした人からの助言)
まだ後頭部作ってない状態ですが、体をくっつけてしまいます。グルーガンを使用しました。
耳を作りました。フェイクファーとピンクのソフトボアを三角形にカットし、針金を挟んで布用ボンドで接着しています。この時点で後頭部にも布を巻き付けて、耳と顔面のはみ出た布とを合わせて縫い合わせます。
後頭部には発泡スチロールのボール(百均で小さいのが三つ入りとか売ってます)にキルト芯を少し巻いてと綿を中に仕込んで形を作ります。
体にフェイクファーを被せる
体にアルミホイルを被せて型紙を作ります。お腹の白い部分に一枚、背中で二枚といった感じです。しっぽの部分は穴を開けておきます。
しっぽと腕と足にもフェイクファーを被せていよいよカッティング作業です。緊張の時。
腕と足の毛並みを整えたら手のひらと足に平にも毛を植毛していきます。
こちらは手と足に薄くボンドを塗り、フェイクファーの生地を根本から切って毛束を少しずつ貼り付けています。
なかなか集中力と根気がいる作業の為写真を撮り忘れました。
服を作る
先ほど体を作ったのと同様に完成した本体に合わせてアルミホイルを巻き、大体の形が決まったら紙に描き写します。
紙に描き写したものもちゃんと本体に合わせて調整します。数回繰り返して漸く型紙が完成。めちゃくちゃ時間かかりました。
外側の布と内側の布を縫い合わせるのにさすがに手縫いは時間かかると思ってミシンにしたんですが、ずれるずれる…。一回目大失敗したので二回作ってます。
薄い接着芯を貼って、しっかりめに仮縫いしたことで何とか縫うことができました。
アイラが被ってる学帽?も、ちゃちゃっと作りました。こちらはそれほど苦労せず作れました。
本体に縫い合わせてしまうのでオクトリンに被せられるのは今だけ!と思い、被せて遊ぶの図。
本体に服を着せながら縫っていきます。こちらは手縫いです。
いよいよ完成!
完成
服の装飾はリボンを使用しています。これは本体に着せる前に縫い付ければよかったなとも思いますが、何とか完成しました。
しっぽを使えば自立もします。
初めての試みでしたが無事に完成できて良かったです。手作りはやはり愛着が湧きますね。
キャットリン、アートドールとの相性がとても良かった。オクトリンと並べて飾っていますがとても可愛いです。
今回使った材料は以下。
フェイクファー ブライトハイパイル(白とこげ茶)
ソフトボア(ピンク)
家にあった布達(名称不明)
布用ボンド(百均とシュフリ)
ハサミ(手芸用と糸切ハサミ)
球体発泡スチロール(三つ入りで百円、多分セリア)
キルト芯(ダイソー)
樹脂粘土 ハーティソフト
グルーガン
レジン(ダイソー300円のもの)
糸 太口(白とこげ茶)
ジェッソ
アクリル絵の具
抜けがあったら申し訳ないですがこんな感じでしょうか。大体の材料が百均で揃えられるかと思います。
作っていて感じたことですが、樹脂粘土は軽い物の方が良いと思いました。今回ハーティソフト使いましたが、これは使いやすかったです。
レジン等初挑戦のものもありましたが、一から自分で作る楽しさを実感しました。ハンドメイドは楽しいですね。
これからアートドール作ろう!って方に少しでもお役に立てれば幸いです。
長い記事になりましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました!
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