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いまを、これからに、続けてく

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毎日すごしていくなかで思ったこと、考えたことを言葉にした文章をまとめてます。
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#恋

寂しさを愛おしさに変える夜に。

365日のなかで、誕生日とか記念日とか、意識したくなる日がある。 冬のこの時期にだって、もちろんある。 特別な日だからこそ、いつもより気合いをいれる。服のコーディネートも、ヘアスタイルもメイクやネイルだってそう。 いつものお出かけよりも可愛い自分でいられるように。 そのために何日も前から、お肌にだって気をつかう。念入りなケアはしてもしても、したりない。 その合間に、贈りものも用意する。たくさん、たくさん、悩む。喜んでほしいから。すこしずつ探りをいれつつ会話していく日々

四季がめぐる、想いもめぐる、そして、きっと忘れない。

恋人におしえる花をみつけておきたい。 そんなことを考えたことを言葉にした。 すきな花は季節によってかえてもいいなって思いついたのは。 いまのきせつにひとつ、すきな花をみつけたからだ。 ★ このきせつに見つけた花。 秋の桜とかいて、コスモス。 秋の空によくにあう。 淡い、くすみのある色の花びら。 秋の日差しに透きとおる様も。 ほそい茎をゆらゆらとゆらして、たたずんでいる姿もこころにきゅっと何かを伝えてくるのだもの。 ピンク色っぽいものも、黄色もある。 他にもあるのか

胸の奥にひめた想いのトビラがひらく夜。

テーブルにおいたまま、いつもなら朝までふるえないスマホがうごく。ディスプレイには、見なれた名前。おもわず、頰がゆるむ。 通話のボタンをおすと、こぼれてくる声。電車ごしの声でも泣いているとわかる。おそらく、頰にはつたうものがある。 よわよわしい声で今すぐにでも会いたいと伝えられる。 その声に今すぐにでもこたえたいけれど、時計をみあげて困ってしまう。 どうしようもならないけれど、伝えずにはいられない。 ただ、伝えられた方は頭をかかえてしまう。 そんなワンシーンをテレビのな

伝えて、伝わる、恋がいい

飲み会おわりの金曜日の夜。 自宅の近くまでむかうバスにのりこみ、2人がけの席にすわり、ホッと一息つく。バックから買ったばかりの水をとりだして、ひとくち。 ふっーっとため息をはきながら、縮こまっていた背中をのばしていると、乗りこんできた人のなかに、見なれた人がいた。 あっ。 お互いに目があって、ぺこっとお辞儀する。 おなじ空間にいても、別世界のようなひとだ。その人は当然のように、空いていたわたしのとなりに座った。 たわいもないおしゃべりは、当たりさわりのないことだっ

生きる姿に恋するようにめざしたいし、恋におとしたい

“いるだけで、喜んでもらえる人” になれたらいいねって、話をきいて、考える時間があった。 そばにいるだけで、ぱっと明かりがともるような感じとか。ふわりとキレイな花が咲いているような感じとか。どんなときでも一緒にいて安心できる人とか。 “いるだけで、喜んでもらえる人” のことをずっと考えていたんだ。 ★ 会えるかもって思えただけで、ぱっと気分があがって。会えたらいいなぁっと、ぼんやりするたびに考えちゃう。 会える日が決まったら、新しい服を買いたくなる。おしゃれも