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いまを、これからに、続けてく

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毎日すごしていくなかで思ったこと、考えたことを言葉にした文章をまとめてます。
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2020年2月の記事一覧

照らされた夜には。

びゅーっと風が吹くたびに、コートとマフラーの境目をぎゅっとしたくなる。 冬は好きだけど、片想いのまま。 冷えやすい体質だからなのだろうか。 クセになってしまっている。 先ほどまで温まっていた身体は、心臓から遠いところからどんどん熱が逃げていくのがわかる。 先日から続いているくしゃみのおかげで、ちょっとだけぼーっとしてしまうからなのか。 とにかく、はやく帰って、温まろうと思ってしまう。 はやくはやくっと、急いで信号を確認しようと目上げた空。 ぽっかりと浮かぶ月と目があっ

ちょっとずつ向きあって、飛んで。

音がほしくなる時がある。 大好きなアーティストの歌声でも。 店内にながれるどこか聞いたことのあるBGMでも。 どこか規則的で不規則でもある機械音でも。人々の話し声でもいい。 さびしくなった耳が、音をもとめてしまう。 ♬ 寂しい時に聴きたい音は、心のなかのざわめきがひきよせる。 ひとりぼっちの寂しさというよりも。 逃げ出したくも、向き合わなければならないそれらから。 いっときだけ目をそらすために。 向き合ってという言葉ばかりを聞いてしまって、自分の至らなさから、心を

手の届く距離に、想いのある本屋さん。

本と呼ばれる冊子があるお店には、魅力がたくさんつまっている。 背表紙が規則正しくならべてある本棚。 平たく置かれた本。 山積みになるってる本。 たくさんの本が手にとられるのを待っている。 一歩足をふみいれたら、何時間でもいたくなってしまう。 そんな中、最近、気がついたことがある。 ついつい足を運んでしまう特に好きな本屋さんのある共通点に。 📚 限られたスペースを余すことなく、天井ぎりぎりまであるような本棚。 何フロアもあって、1日では回りきらないくらい。 日本中にあ

月のおわりと月のはじまり。

何かの終わりは、何かの始まりになるらしい。 あたらしいカレンダーを、慎重にピリピリとはがしていく。 机におかれたものを、くるりとめくる。 待っていましたっとばかりに、新しい数字規則正しくならんで姿をあらわす。 一年なんてあっという間。 なんて、まだ思えない。 ううん、思えなくなってきている。 💫 今年がはじまって、31日経った。 そして、32日目だ。 1月が終わった。 2月が始まった。 どちらも思うのだけど、どっちがいいかな。 まだなのか、もうなのか。 でも、確実